浮気・不倫の証拠をつかむために、携帯やスマホをチェックする?
今や生活必需品となった携帯電話やスマートフォン。単なる連絡手段から、写真やビデオの撮影やゲーム、学習、生活習慣の記録など、仕事や私生活まで誰もが利用するツールとなっています。当然、浮気や不倫をしているカップルの間でも必ず使われているはずです。
スマートフォンや携帯電話には、コミュニケーションや位置情報の履歴、写真や動画など、持ち主のあらゆる情報が記録されているため、浮気をしている人なら何らかの証拠が残っている可能性は高いでしょう。もしもあなたのパートナーに浮気を連想させる怪しい振る舞いがあるのなら、スマホから手がかりを得ることができるかもしれません。
しかし、自分の持ち物以外のスマートフォンを勝手に盗み見ることは、プライバシーの侵害や不正アクセスという反社会行為にもつながりかねません。今回は、スマホを利用した浮気の見破り方とともに、証拠を探す際の注意点をご紹介します。
浮気や不倫の連絡にはスマホが必須、だからこそ注意したいパートナーの振る舞い
個人が自分のコミュニケーションツールである携帯電話を持つようになって、はや20年。スマートフォンが誕生してからは10年以上経ちます。今、浮気や不倫のコミュニケーションにはスマホは必須のツールとも言えます。だからこそ、浮気や不倫の兆候を知るには、パートナーのスマホの扱いを見るのが最初の有効な方法です。
夫婦円満の秘訣は信頼関係を構築することですね。でもそうとは解っていても、パートナーの怪しげな振る舞いについつい浮気を疑ってしまうことってあります。一度疑念が浮かんでしまったら、思わず面と向かって「浮気をしていない?」と聞きたくなってしまいます。でも、その返答から真実を得るのは難しいでしょう。
そんな時は、まず落ち着いて、パートナーのスマホの扱い方に目を向けてみてはいかがでしょうか。スマホは浮気をする人々にとって最大のコミュニケーションツールです。そこには何らかの証拠が隠されているといっても過言ではありません。
浮気をしている人は、『自分のパートナーにバレてはならない!』という思いから、ことさら大事にスマホを扱うという特徴が見られるようです。つまり、スマホの扱い方をみれば、浮気しているかどうか見抜ける可能性も高いと言えるのです。ここではその特徴的なスマホの扱い方を詳しく解説します。あなたのパートナーに、次のような振る舞いがないか確認してみましょう。
肌身離さずスマホを持ち歩くようになった
スマートフォン一台あれば、読書やゲーム、ときには仕事のための文書作りまでこなせてしまう場合もありますよね。しかし、だからといってさすがにトイレやバスルームにまでスマホを持っていくのは、通常ではあり得ない行為ではないでしょうか。そこには何らかの、スマホに執着してしまう事情があると考えるのが妥当です。
たとえば、自分の知らない間にパートナーに携帯を盗み見られないか心配している。またはパートナーに隠れて浮気相手にLINEを送ろうとしているのかもしれません。あなたのパートナーは大丈夫ですか? もしもスマホをずっと握って離さないようになってしまったら、なにか秘密を隠したいと思っているのかもしれません。
スマホの画面を伏せて隠すようになった
通常、スマホは誰かから連絡が来ると、画面に相手の名前が表示されます。LINE(ライン)などのメッセージツールなら、メッセージの内容も表示される場合があります。スマホの画面を伏せて置くということは、誰からの連絡なのかを相手に知られたくないと考えての行動と推測できるのではないでしょうか。
単なる友人や仕事関係の連絡であれば、相手の名称を隠す必要などありませんよね。もしもテーブルの上の伏せられたスマホが鳴ったとしたら、サッと手に取ってパートナーに渡してみてはいかがでしょう? 相手が動揺した素振りを見せたら、なにやら隠し事をしている可能性が高いといえます。
ロックが厳重になった
スマートフォンはプライバシー情報が詰まっていますので、通常はほかの人に操作されないよう、ロックをかけるのが常識になっています。しかし、スマホ本体だけでなく、LINEにまでロックがかかっていたら要注意。単なる連絡手段であるLINEにロックをかけるということは、メッセージのやりとりを見られたくないという証です。そこには浮気相手との浮かれたトーク内容が綴られているかもしれません。ひょっとしたら、浮気相手とのツーショット画像等、絶対に見せられない画像が隠されている可能性も高いです。
とはいえ、スマホ本体にロックが掛けられている場合には、LINEの状態まで確認するのは難しいですよね。その場合には、頃合いを見計らって『ちょっと写真が撮りたいの!私のスマホ、バッテリーが切れそうだから貸してくれない?』などと言って借りてみましょう。写真を撮るふりをして、LINEをタップし、ロック画面が現れないか確認してみるのが良いかもしれません。そもそもスマートフォンを貸してくれなかったら……とってもあやしいですね。
近づくと画面を隠す、または使用をやめるようになった
スマートフォンは個人的に使うものですので、性的な内容の写真や動画などのコンテンツを楽しむこともあるでしょう。それを見られたくなくて、近づくと画面を隠すような振る舞いをするかもしれません。でも、日中や家族と過ごしているときにそんな動きを見せたらちょっと怪しいですね。それから、以前は使っていなかったような、覗き見防止のフィルターを着けるようになるのもちょっと心配ですね。知られたくない相手とメッセージや写真のやりとりをしているのかもしれません。
パートナーにその様子を知られまいと、画面を隠し平常心を装ってはいるものの、内心はバレないかとドキドキしているはずですね。パートナーにそんな様子がないか、試しにスマホの操作中さり気なく後ろから近づいて『なんか面白いゲームあるの?』『その覗き見防止フィルムってほんとに見えないね』と、声をかけて様子をうかがってみると良いでしょう。あわてたり、無視したり、怒ったりしたら浮気を疑ってもいいかもしれません。
目の前で電話に出ることがなくなった
あなたが一緒にいるときに電話がかかってきても、電話に出なくなったら要注意ですね。こんな行動にでたら、浮気は濃厚と言えるのではないでしょうか? たしかに、人前でスマホを通した会話をするのはマナー違反かもしれませんが、家族ですし、着信があれば電話には出ますよね。電話に出たあと、その場から離れたところで会話をするのであれば問題ありませんが、着信があるのに全くの無視という場合は怪しいです。
これは相手の声が漏れ聞こえるのを恐れているか、もしくは自分の様子が普段と違うのを見抜かれると考えての行動でしょう。パートナーがそんな素振りを見せたときは、スマホの画面に表示された相手の名前や番号をできる限りチェックして覚えておくことをおすすめします。
とりあえずは、観察だけにとどめましょう
ここまでで、スマートフォンや携帯にまつわるあやしい素振りを説明しましたが、これだけでは浮気の事実は判明しない可能性は高いです。ですから、激しく問い詰めてはいけません。もし浮気をしておらず、仕事で困っていることを家庭に持ち込みたくないという気遣いからの行動なのかもしれません。問い詰めたことが原因で関係が悪くなってしまっては元も子もありません。パートナーの振る舞いに異変を感じたときは、後にそれが確信に変わり、調査をするときに備え、日記やメモ帳に記録しておくことをおすすめします。
「パートナーのスマホの中を見てみたい!」ときの方法
パートナーのあやしい素振りから浮気を疑うものの、なかなか確証が掴めない。そうなると、どうしてもパートナーのスマホの中身を見てみたくなりますよね。しかしながら、いくら配偶者とはいえ、持ち主の許可なくスマホの中身をみるのはけっして良いことではありません。
しかし「浮気されているのではないか」という疑惑ばかりが広がって夫婦の関係性がぎくしゃくしてしまうのも考えものです。また通常スマホにはロック機能がかかっているため、気軽に中身を見るともできずモヤモヤとしてしまうのではないでしょうか。そんなモヤモヤを晴らすため、ロックを外してスマートフォンの中を調べる方法を考えてみます。
数字によるパスワードの場合
大抵は、本人または家族の誕生日や車のナンバーなど、その人に関連する数字であることが多いです。日に何度も解除する必要のある番号ですから、簡単に記憶できる数字を選ぶはすです。パートナーに関連する数字を入力してみましょう。
ただ、相手に関連する数字だからといって一発で当てるのは不可能と考えたほうが無難です。また、とくに関連性はないがパスコードとしてよく使われる数字として『123456』や『121212』なども押しやすいという観点から選ばれているようです。
パスコードは何度も間違えると入力できなくなる場合もありますので、まずは思い当たる数字をいくつかピックアップするのが良いでしょう。パートナーがスマホを手にとったら、すかさず目をやりパスコード解除をする指の動きを確認するのも良いかもしれません。あせらずにじっくりと試してみることが大切です。
『何か事件や事故がおきたときのために、パスコードを交換しておこう』と、お互いに教え合う提案をしてもいいかもしれません。
指認証、顔認証の場合
指紋や顔による認証を設定している人は多いです。しかし場合によっては、こちらのほうがロックを解除できる可能性は高く、堅実な方法と言えるかもしれません。特に酔っ払ったパートナーが寝てしまったら最大のチャンスです。指認証ならほとんどが利き腕の人指し指の指紋ではないでしょうか。そっと触れるだけでも解除できるので便利ですよね。また顔認証であれば、寝顔で解除できる場合もあります。どうしてもパートナーのスマホが見たい! という人は、寝酒に誘って相手を酔わせるのも手かもしれませんね。
パートナーのスマホの中を見るなら、ここをチェック
もしも、何らかの方法でパートナーのスマートフォンの中身を見る機会が訪れたなら、あなたならどこに着目しますか? やみくもにアプリを覗いても無駄に時間ばかりがとられ、浮気の痕跡をつかめない可能性も高いです。ここでは効率良く浮気の痕跡を探るために、チェックするべきスマートフォンの機能やアプリをいくつかご紹介します。場合によっては浮気の確証を得られるかもしれません。
LINEのトーク履歴、または通知オフや非表示機能のチェック
浮気の痕跡を探すと言ったら、まずは、LINEアプリを最初に確認するのではないでしょうか? それもそのはず、浮気相手との連絡手段には、LINEなどのメッセージアプリは欠かせませんよね。まずはメッセージやトークの履歴を確認し、ひんぱんに連絡を取り合っている相手がいないか探してみましょう。
ただし、LINEの場合は友達の名前を自由に変更できるため、相手女性の名前を男性名に変更して偽装しているケースも多いようです。また、LINEはトーク履歴の削除ができるため、消されてしまった場合には内容を確認することができません。
もしもトーク履歴から浮気の兆候がつかめなかった場合には、設定画面から非表示登録している友達がいないか調べてみましょう。非表示とは、登録すると友達一覧には表示されずにメッセージのやり取りだけができる機能です。つまり浮気相手の名前を表に出さずにやりとりできるのです。これは、LINEの[設定]>[友だち]>[非表示リスト]から確認できます。ここに女性の名前やアイコンを見つけたら、名前などをメモする。画面を自分のスマートフォンやカメラで撮影するなどしておきましょう。
写真のアルバムをチェック
携帯電話やスマートフォンにはカメラ機能があり、最近ではとても高画質な写真や動画を撮れるようになっています。でも『さすがに浮気相手との写真を残しておくなんて、間抜けなことはしないんじゃない?』と思う人も多いでしょう。しかし男性は意外とロマンティックな生き物ですから、浮ついた感情から不倫相手の写真を保存し、たまに見てはニヤニヤしている可能性があります。
また、人物のほかには女性の好みそうな夜景や、ゴージャスなレストランの画像、色鮮やかな花など、普段のキャラクターにはそぐわない写真があるかどうかもチェックしてみましょう。浮気相手の女性を喜ばせようと、映える写真を撮って送信していたり、2人で行ったデートの記念写真を残していたりすることもあるからです。
もしも写真の一覧にアクセスできたら、そんな写真がないかチェックしましょう。1~2枚なら何かの思いつきで撮ったとも考えられますが、あやしい写真ばかり何枚もあれば、その用途を探ってみる必要があります。浮気相手にたびたび送っているのかもしれませんね。
キャッシュレスアプリの支払い履歴
カードの利用明細から、ホテルの利用や女性向けと思われるプレゼントの購入がわかり、浮気が発覚することもあります。ですから、キャッシュレスアプリの支払い履歴もそれと同様のことが言えます。いつ、どこで、いくら支払ったのか明細が確認できるため、履歴を追っていけば浮気の確証を得られるかもしれません。
たとえばレストランでの食事やショップでの買い物など、あたかも女性が好みそうな店であれば浮気している可能性は高いでしょう。あなたや家族と一緒に利用した覚えのない店での支払い履歴があれば、日付と店名、支払った金額をメモして調べておくことをオススメします。そして後日、パートナーにその日は何をしていたのか、それとなく尋ねてみましょう。利用した店とは別の店名を答えたら、やましいことがあるとみて間違いないでしょう。
また、華やかな店以外では、コンビニの支払い履歴も侮れません。利用した店舗名が自宅や勤務先の近くではなく、ホテル街に近い場所だったとしたら……浮気相手との密会でホテルを利用し、そのための買い物をコンビニでしたと考えられます。気になったお店があれば、所在地や周辺情報をチェックしてみましょう。
位置情報で行動履歴のチェック
スマートフォンにはGPS機能があるため、持ち主の行動が記録されています。これを見れば、あなたのパートナーがいつどこへ行ったのか、把握することができますよね。さらにiPhoneでは行動履歴から利用頻度の高い場所や滞在時間まで記録されています。使用方法は、[設定]アプリの[プライバシー]>[位置情報サービス]>[ システムサービス]を開きます。そこから[利用頻度の高い場所]で行動履歴が確認できます。
自宅や勤務先のほか、よく行く店なども確認しておくと良いでしょう。そのなかにホテルがあれば、残念ながら浮気していると断定できます。また、行動履歴がなにも残っていないと言うのもグレーといえます。なぜなら、やましいことがあるから敢えて履歴を付けないようにしていると考えられるためです。
日本語変換機能のチェック
LINEやメッセージアプリのトーク履歴は削除されれば手掛かりを得ることができません。しかし、日本語変換機能は、上手に使えば浮気を見破ることができるのです。方法はいたってシンプル、ひらがなの「あ」から順に仮名をタップして予測変換をチェックすれば良いのです。たとえば、「あ」なら、「愛してる」や「会いたい」など、「き」なら「キス」といった言葉が出てくれば日頃から使っている証拠です。根気よく探せば、相手女性の名前を発見できるかもしれません。
GoogleやSafariなどでの検索履歴をチェック
検索アプリには、その人の検索した情報が全て履歴として残ります。つまりここを確認することで、パートナーが何を検索したか調べることができるのです。履歴に女性向けの商品や女性に人気のレストランやバーなどがあれば、浮気相手のために検索した可能性も否めません。あなたの身に覚えのない店名や商品が出てきたら、かなり怪しいです。
浮気防止につながるアプリもあります
「Zenly(ゼンリー)」というアプリは、仲の良い者同士がスマートフォンにインストールすることで、お互いの位置を確認できる機能を持っています。相手がどこにいるか地図上に表示されるため、待ち合わせや安否確認などに便利なアプリです。お互いにこのアプリを入れておけば、浮気の抑止力になるかもしれません。パートナーに利用をすすめてみて、反応をうかがってみるのもいいでしょう。拒否するようであれば、ホテルでの密会や浮気相手の自宅など、あやしい場所に行っている可能性もありますね。
マッチングアプリをインストールしているなんていうのも論外でしょう。たとえ今は浮気をしていなくとも、浮気相手を探そうとしている証拠です。
浮気や不倫をしめす情報が見つかったら、どうする?
さて、パートナーの振る舞いやスマートフォンをチェックした結果、浮気の疑惑が確証に変わってしまったら、どうしたらいいのでしょうか? まずは冷静になることが大切です。また、たとえ相手と親密な関係だったとしても、持ち主の許可なくスマートフォンを見るという行為は、場合によっては違法となりうるのです。ここではスマートフォンの中から浮気の証拠を発見した場合の注意点について解説します。
証拠になりそうなところを表示して、自分のスマホで撮影しておく
まずは、あやしい証拠を見つけたときの対処法です。浮気の証拠が見つかったら、自分のスマホなど、別のカメラで撮影し、記録しておきましょう。その後は、無断でスマホを見たということが解らないよう痕跡を消し、元の場所に戻しておきます。
けっして、パートナーのスマートフォンでスクリーンショットを撮って自分に送信するなど、あなたが盗み見したという痕跡を残してはいけません。
プライバシーの侵害などで、責められてしまうことも
相手の許可なく無断で私的な情報を盗み見るという行為は、プライバシーの侵害に問われる可能性が高いです。LINEやメール、FacebookなどのSNSにログインして中身を見る行為も、不正アクセス禁止法に触れる可能性が高いです。もし、パートナーにスマートフォンを許可なく盗み見たことがわかり、相手との仲がこじれてしまったら、損害賠償を請求されることも考えられます。
相手を問い詰めるのはオススメしない
あやしい証拠をつかんだとしても、それが不正アクセスによって入手したものなら、相手を問い詰めることもできないでしょう。たまたまスマートフォンを見ていて、女性とのツーショット写真を見かけて、そのことを問い詰めたとしても、『会社の同僚だよ』『よく行くお店のスタッフなんだよ』『取引先に連れられて行ったキャバクラの子だよ』と、言い逃れさて、さらにガードが固くなってしまうかもしれません。
浮気の疑惑でむしゃくしゃして、強い口調で問い詰めるようなことも得策ではありません。パートナーの浮気はとてもつらいものですが、あなたの将来のためにも、一時の感情で無茶をせず、冷静に対処することを肝に命じてください。
スマホの情報は「より詳しい調査をする」きっかけに
スマートフォンを見せたくないといった態度から浮気の疑いを持ち、カマをかけてものらりくらりとごまかされるといった場合でも強く問い詰めることは禁物であることはお伝えしました。では、どうしたらいいのでしょうか? 第三者に合法的な調査を依頼して、2人の将来のために確かな証拠を得るという手もあるのです。
明白な事実をつかむことができれば、慰謝料や離婚の請求が可能
パートナーの浮気への疑念が晴れないとき、一番の特効薬は「明白な事実」をつかむことです。たとえそれが辛い内容でも、事実からしか次の道へは進めません。それに、たとえ浮気や不倫が発覚したとしても、「絶対に別れる」という選択しかないわけではありません。明白な事実を元に、「関係の修復」に向けた話し合いをするという選択肢もあります。
さて、婚姻関係にあるものが、パートナー以外の異性と、自由な意思で肉体関係を結ぶことを、不貞行為といいます。これは、慰謝料や離婚を請求できる原因になります。もし、明白な事実が見つかったら、たとえパートナーとよりを戻す場合でも、パートナーと浮気相手双方から慰謝料を請求できます。離婚の場合ももちろん慰謝料の請求は可能で、財産分与や子供がいる場合の養育費など、離婚条件の交渉を優位に進めるには、不貞行為の事実を証明する必要があるのです。
なお、独身のカップルの場合は、婚約関係ににあったり、長期に亘る内縁関係であったりする場合も同様に不貞行為による慰謝料請求が可能です。
プロの探偵事務所が、あなたのモヤモヤ、イライラ、嘆きを解決してくれます。
不貞行為を証明する、「明白な事実」とは、肉体関係を示す写真や動画などですが、これは本人たちの自白がないことには入手できないでしょう。プライバシーの侵害や不正アクセスによってパートナーのスマートフォンから入手した証拠を突きつけて相手が素直に認めたら可能性はありますが、盗み見をしたこと理由に損害賠償を請求されてしまうかもしれません。
不貞行為を示す証拠として有効なものには、探偵や興信所による調査報告書も含まれます。探偵や興信所は、探偵業法というきまりに則って聞き込み、尾行、張り込みなどによって身辺調査をすることが認められています。不倫・浮気調査の場合は、パートナーと浮気相手がラブホテルやいずれかの自宅などに2人きりで入るときと、出るときの瞬間を撮影した写真を添えた報告書が証拠として有効となる場合があります。
自分でパートナーを尾行して、こうした決定的瞬間を捉えるのはかなり難易度が高いと思います。調査費用はかかってしまいますが、それでも正々堂々と疑念を晴らし、パートナーとの今後をはっきりさせたい場合は、プロである探偵や興信所の力を借りましょう。プロに調査を依頼するための相談の際に、これまでのあやしい振る舞いを記録した日記や、パートナーのスマートフォンを撮影した疑惑の内容が役に立つことでしょう。観察・記録してきた情報が、探偵の調査を確かなものにする手助けになるのです。
スマホに固執しないことも大切です
パートナーの浮気が気になり、ついつい相手のスマートフォンの中を見て疑念を晴らしたい……その思いの先にあるのは、不貞行為があるかどうかと、もしあった場合にあなたがパートナーとの関係をどう判断するかということですね。真の問題は、2人の将来をどうするかです。
不安がつのりすぎると、パートナーのスマートフォンを盗んでしまう人もいるそうです。しかし良く考えて見てください。携帯電話はただの機械です。注意すべきは、それを使っているパートナーです。また、パートナーのスマホなら、配偶者である自分が見るのは当然OK だと思う人もいるようです。しかしそれは先に説明したようにたとえ夫婦であってもプライバシーの侵害、不正アクセスにつながります。中には『スマホを見るぐらいなら』という気持ちを、断られると激怒してしまう人もいるようです。別の罪に問われてしまうかもしれません。
スマートフォンに執着せず、自分の気持ちを整理するためにも、明白な事実をつかんで、冷静に判断することが重要なのではないでしょうか。事実によってパートナーが反省し、関係を修復できればいいですし、残念なことに離別することになっても、長い人生を考えると結果的に良かったこととなるかもしれません。
まとめ
万能なスマートフォンは、いまや万人にとって身近な存在だといます。持ち主のさまざまな情報が記されていることから、その人のデジタルコピーといっても過言ではありません。ですから、パートナーに浮気や不倫の疑念がある場合、スマートフォンの情報を見られれば、パートナーとの関係が改善できると思いがちです。でも、落ち着いて考えれば、そんなことはないのは、わかるはずですよね。
とはいえ、『あれ、おかしい……浮気してるかも』と感じたら、その疑いの気持ちを抑えるのが難しいのもわかります。普段の生活からパートナーを観察して、あやしいと感じる振る舞いが続くなら、「スマホを貸して」とチェックしてみるというアクションも無意味ではありません。
もしも後ろめたいことがあれば、パートナーも『まずいな~』という気持ちになり、浮気や不倫は『よくないことだ。やめておこう』と反省して浮ついた気持ちを正すかもしれません。
そうならずに、関係がギクシャクしてしまうようなら、スマートフォンを深追いせず、プロに調査を依頼して明白な事実を検証してもらうのもひとつの方法です。調査のために費用はかかりますが、あなたの大切な心の健康維持こそ、人生で一番重要なことです。2人の関係、将来をはっきりさせたい場合の選択肢として覚えておいてください。