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浮気・不倫の解決と探偵事務所

幸せは取り戻せますか? 第5話 浮気調査の後で

夫を浮気相手ときっぱり別れさせ
夫婦関係を修復したいA子さん
A子さん(女性/30代)の場合

ついに探偵事務所によるA子さんの夫の浮気調査が開始されました。調査を依頼したA子さんは、調査中に途中経過を報告するよう調査員に頼んでおいたので、調査開始の報告から始まり、調査途中の状況などについての連絡が次々に入ってきます。その連絡を聞きながらA子さんは何を考えたのでしょうか。

そして、調査は終了します。調査結果はどうだったのでしょう。また、調査結果を受けて、 A子さんは、これからどのように夫婦関係を修復していくのでしょうか。A子さんにお聞きしました。

夫の浮気が現実のものに

探偵事務所の調査員の方から、自宅にいる私に「今、退勤されたと思われる旦那さんが会社を出てきましたので、尾行を始めました」と、連絡が入ってから、私は落ち着くことができませんでした。そわそわしながら時計を見ては溜息をついて次の連絡がくるのを待ちました。

今日は夫から「帰りが遅くなる」という連絡はありませんでした。以前は、残業などで帰りが遅くなる日は事前に連絡があったのですが、だんだんと連絡なしに遅く帰宅することが増えていました。連絡がない場合は、帰りが遅くなるかどうか分からないのです。ですので、今日は夫が、まっすぐ家に帰って来るのか、どこかへ寄って遅く帰るのか分かりません。

夫は電車で通勤しています。「浮気相手と会うなら、会社からある程度離れた所へ移動して待ち合わせするだろう」という予想を、事前に探偵事務所の方から聞いていました。それを思い出してイヤな想像をしてしまいながら、調査員の方から経過報告がくるのを私は待っていたのです。

そして、とうとう連絡がきてしまいました。それは、「浮気相手と思われる女性と旦那さんが一緒にラブホテルに入るところを確認しました。調査を続行します」というものでした。

私は「やっぱり、そうか」と思いながら、体中の力が抜けてしまい、その場に立っていられなくなりました。崩れるように床に座り込んで、そのまま呆然としていたように思います。覚悟をしていたとはいえ、夫が浮気をしているという現実を受け入れるのは、とてもつらいことでした。

浮気相手の調査

それから、どれくらい時間が経ったでしょうか、私がようやく気を取り直して我に返った頃、調査員からまた連絡が入りました。「証拠の撮影に成功しましたので、打合せ通り、これから相手女性の尾行に入ります」というものでした。

証拠の撮影に成功したというのは、不貞の証拠として必要な、ラブホテルへ入るところこと出てくるところの撮影に成功したということだと思いました。それと、私は探偵事務所からの勧めもあって、浮気が確定した場合は、浮気相手の女性についての調査も依頼していたのです。そのため、ラブホテルを出て、夫と別れた浮気相手の女性の尾行を、調査員の方が始めたのだと思いました。

調査結果を「報告書」で受けとる

しばらくして帰宅した夫に対して、私はできるだけ何もなかったように、いつもと同じように接するように努めました。私の様子が少し変だと思ったかもしれませんが、夫は浮気の調査をされているとは知らないはずなので、気にしている様子はなく、特に何かいつもと違うような反応はありませんでした。

それに、帰宅したのは夜の遅い時間で、夕食も済ませてきたということで、すぐに就寝したので、私の様子が少し変だったとしても、気がつかなかったのかもしれません。

この時点では、まだ調査は続行中なのです。複数回の証拠をおさえるために、これからも調査は実施されていくのです。ここで気づかれてしまっては、すべてが台無しになってしまいます。調査していることを疑われないようにしなければなりません。

調査が続行されている期間、始めの頃の私は緊張感が強かったのですが、不思議とだんだん慣れてきました。そして「すべての調査結果が揃うのを待とう。結果が揃ってから、その後のことを考えるようにしよう」と、思うようにしていました。

そして、すべての調査が終わり、探偵事務所から調査の「報告書」が送られてきました。その報告書には、夫が浮気相手と待ち合わせをしているところや、ラブホテルに入るところ、出るところなどが、しっかり写った写真がありました。さらにその様子を映した動画もDVDで送られてきました。

また、夫の浮気相手の女性についても調査結果が載っていました。浮気相手は未婚の女性で、名前はもちろん住所や勤務先も書いてありました。

夫婦関係の修復に向けて

調査結果を受け、これからどうやって私は夫婦関係の修復に向かったらいいのか。調査を依頼した探偵事務所では、その相談にも乗ってくれるということでしたので、相談することにしました。そして相談の結果、夫からの離婚要求を回避するためと、浮気相手と別れさせためには、法的な手続きを行ったほうがいいというアドバイスをいただきました。

探偵事務所を私に紹介してくれた安心探偵.comでは、そういった方面のことに強い弁護士の紹介もしていただけると聞いていました。そこで、さっそく安心探偵.comに連絡すると、すぐに弁護士を紹介していただくことができました。

後はほとんど、紹介していただいた弁護士にお願いして、離婚回避ための手続きや、浮気相手の女性への慰謝料請求、夫に「今後は絶対に浮気をしない」旨の誓約書を書かせることなどの手続きを進めました。

その中でも1番つらかったのは、やはり、夫に浮気の証拠を押さえていることを告げた時です。それも弁護士の助言通りの手順で行いましたが、きちんと伝えるために、私自身の気持ちを整理するのが本当にたいへんでした。

夫の反応は、最初はびっくりしている感じでしたが、その後は、私が言うことに対して基本的に黙っていました。もしかしたら怒り出すかもしれないとも思いましたが、怒ることはなかったです。私の要求に対して「ちょっと考えさせてくれ」と、言う場面も何回かはありましたが、だいたい受け入れてくれました。本当のところは分かりませんが、夫のほうも「別れる気は始めからない」というようなことを言っていました。

夫が浮気相手の女性とどうやって知りあったのか、調査では分かりませんでしたが、本人に聞くと、以前に夫の会社で働いていた女性だそうでした。ただし同じ会社にいた時には、まったく男女の関係はなかったそうです。女性は、数年前に退職しているのですが、1年半くらい前に偶然に再会して食事に行き、それから繰り返し会うようになっていったようです。

その後の夫との関係は、やはり以前よりギクシャクした感じにはなりましたが、それも時が解決してくれています。時が経つにつれて、だんだんと気持ちの通いかたが戻ってきているように感じられます。夫の浮気が疑われるようになった頃から、ずっとセックスレス状態が続いていましたが、この間とてもしばらくぶりに、夫のほうから誘ってきました。だんだんと以前の夫婦関係に戻ってきているようです。きっと、私たち夫婦の幸せは取り戻せると信じています。

— 以上「全五話」終わり —

解説

第二対象者

上記のA子さんのお話しの中で、浮気の証拠の撮影に成功した調査員から「打合せ通り、これから相手女性の尾行に入ります」という報告が入るところがあります。この場合、その相手女性は「第二対象者」と呼ばれる存在になります。その浮気相手の女性は、調査対象となっている旦那さんとの接触が確認されたことで、新たな調査対象となり第二対象者と呼ばれるのです。

浮気相手の女性の身元を調査しておくと、旦那さんの浮気をやめさせるためにもいろいろと役立ちます。たとえば、調査によって浮気の確かな証拠を押さえれば、相手の女性と「接触禁止誓約書」を交わすことができるよになります。これは、今後、浮気相手と旦那さんが会ったり連絡を取ることを禁止するための誓約書です。この誓約書を交わすには、相手の住所や名前を調べておく必要があります。

また、浮気の確かな証拠を押さえると、法的手続きを経て、浮気相手の女性に慰謝料を請求することできるようになります。そのためにも相手の素性を知っておかなければなりません。さらに、その慰謝料の支払いが滞った場合は、給料などから差し押さえることもできるため、相手の勤務先も調べておいたほうがいいのです。

浮気相手についての調査は後で別に行うこともできますが、別な調査になると、また新たに調査の契約を結ばなければならず、時間も費用も多くかかってしまうことになります。1つの浮気調査の一貫として、連続で第二対象者を調査したほうが合計で考えた場合は調査費用が安くなります。また、上手く調査が進んでいる流れに乗って調べることができるため調査時間も短くなり、さらに費用を節約することに繋がります。

調査終了後の弁護士紹介

浮気調査の終了後、夫婦関係を修復するために、まずやっておきたいのは離婚の要求を法的に阻止することです。離婚の危機を回避してから、夫婦関係の修復に落ち着いてじっくり取り組むべきだと思います。第3話の解説で、旦那さんからの離婚請求を阻止するための方法として「有責配偶者」について述べました。

その他に「離婚届不受理申出(りこんとどけふじゅりもうしで)」も、打っておきたい手です。これは「夫か妻のどちらか一方が勝手に、離婚届けを役所に提出しても、受け取らないように役所に申し出る」ことでです。役所に離婚届不受理申出をしておけば、旦那さんが離婚届けを勝手に提出しても受理されず、一方的な離婚を防ぐことができます。

また、上記しているように、浮気相手と旦那さんを別れさせるには「慰謝料請求」を行うことによって浮気相手を後悔させて、2度とさせないようにする方法も有効ですし、「接触禁止誓約書」を利用する方法もあります。

こういった法的手続きは、弁護士に依頼することで確実に行うことができます。どのような法的手段をとるのが最も有効なのかについても、弁護士に相談すれば教えてもらうことができます。

安心探偵.comは、こうした分野に強い弁護士事務所と提携していますので、調査後に必要であればすぐに紹介することができます。提携している弁護士事務所とは普段から密接にやりとりをしているため、依頼者の要望や状況を的確に伝えることも可能です。