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浮気に立ち向かうには、正しい調査方法を知る探偵への依頼がベスト

車内から浮気の証拠を撮影する探偵

パートナーの振る舞いや言動に変化があり「浮気をしているのでは?」と強く感じた場合、その実態を確かめたくなるでしょう。彼氏彼女の恋人同士なら、後腐れなく別れて次の相手を見つけることもできますが、永遠の愛を誓い、結婚した夫婦関係での浮気は、少し重みが違ってきます。

離婚の危機に冷静な判断をするためにも、確かな浮気の証拠を得ておくことは有効です。この記事では、パートナーの浮気を確認する方法や、より詳しく浮気調査をしてくれる探偵の調査方法、探偵への調査依頼時の注意点、調査結果を受けたあとの対処法について紹介していきます。

パートナーに浮気の疑いがある場合は?

相思相愛と思っていたパートナーの浮気の兆候を感じたとき、少なからずショックを受けるはずです。「これは浮気に違いない!」と気づいたときの驚き、次にくる悲しさ、悔しさ、少し時間が経ってからの「これからどうしよう」という悩み。不誠実な行為が生むあなたの苦悩など気づかずに、相手はノホホンと悦楽に勤しんでいるところが、また苛立ちや苦しみに拍車をかけます。

本当に、浮気ほど相手を傷つける行為はありません。でも、賢明なあなたの頭の冷静な部分は分かっているはずです。苦しい感情を相手に直接ぶつけてみたところで解決にはならないことを。この苦しみから抜け出すには、「動かしがたい事実」という証拠をつかみ、適切な判断しなければならないことを。

感情的になって相手を問い詰めてしまうと、さらに関係がこじれて、解決までの道が多くなってしまいかねません。まずは気持ちを落ち着けて、相手の浮気の度合いや、状況を整理してみましょう。その上で、浮気調査をすすめていくかを考えます。

浮気と不倫

一般的に「浮気」とは、パートナーとは別の人に惹かれて関係を持つことです。恋人同士でも、結婚している場合にも使いますし、肉体関係がなくても気持ちが傾いている状態、あるいは一時的な関係においても使われます。

浮気のなかでも深刻度が高いのが、結婚をしているにも関わらず、ほかの相手と継続的に肉体関係を持つような状況で、これを「不倫」といいます。「人の道に背く」という意味で、永遠の愛を誓ったにも関わらず何度も相手を裏切ってしまうことが、道徳的に許されないというわけです。

配偶者以外の相手と継続的に肉体関係を持つ不倫にあたるような浮気は、婚姻関係に大きな影響を及ぼします。不倫から浮気が本気になってしまって、取り返しのつかない泥沼にはまってしまうこともよく聞きます。ですから配偶者が浮気をしているという兆候が見られたら、できるだけ早く調査をするべきです。

もし浮気が発覚した場合には、その後関係を改善してやり直していく、またはいったん別居する、あるいはきっぱりと離婚するといった決断を迫られます。離婚となった場合や、浮気相手に慰謝料を請求する、財産分与の交渉をするなどの法的手続きも視野に入れ、確かな証拠をつかんでおく必要があります。

浮気調査は自分でできるの?

パートナーの様子や態度に変化を感じている方は、以下のような浮気の兆候を捉えているかもしれません。複数当てはまる場合、調査をしてみてもいいでしょう。

  • やたらと帰宅時間が遅くなる、休日出勤や泊りがけの出張が増える
  • 帰宅が遅くなった理由や出張の予定に関する説明が不明瞭
  • 新しい趣味を始めて、趣味仲間と頻繁に会うようになった
  • 服装の傾向がかわり、身支度に時間をかけるようになる
  • 帰宅時などに普段と違う香水やボディシャンプーの匂いがする
  • 放置することの多かったスマホを常に常に持つようになる

浮気の事実を自分で確かめるには、パートナーの私物や行動履歴をこっそり探ることになります。しかし、調査をしていることがバレてしまったら、パートナーとの関係に大きなヒビが入ってしまいます。自身での調査は相当の覚悟を持って臨む必要があります。

それでも調査したい場合は、証拠の現物を持ち出さないなど、痕跡を残さない配慮が必要です。疑わしいものを見つけたら、スマホやデジカメなどで写真を撮影して記録しておきます。証拠の写真とともに自分のスマホやパソコン、あるいは紙のノートやメモ帳に、日付や内容、その日のパートナーの行動履歴など、因果関係がわかるよう細かく整理しておくといいでしょう。こうした調査行動は決して相手に悟られてはいけません。

浮気の事実をさぐる証拠は、買い物や出かけた場所の履歴や、スマホやパソコンの中にある情報から得られます。自分で浮気調査するための対象をいくつか紹介します。

財布やカバン、ポケットを調査

パートナーが普段持ち歩く財布やカバン、服のポケットの中をチェックすると、ホテルの利用や避妊具、異性に対するプレゼント購入といったレシートが見つかるかもしれません。聞いたことのないようなお店のポイントカードがあった場合は、ネット検索でどんな店か調べてみましょう。なお、レシートやカードは必ず写真を撮っておき、抜き取らずに元あった場所に戻しておきます。

クレジットカードの明細を調査

クレジットカードの利用明細に、これまで利用していないお店や、異性に対するプレゼントのようなものを購入した形跡があれば、その店舗や商品の内容を調べておきましょう。利用細書の写真も撮影・保存しておきます。

車内を調査

パートナーがよく車で移動しているなら、車内のゴミ箱やグローブボックスに、ホテルや避妊具を買ったレシートを見つけるかもしれません。カーナビの履歴や、ドライブレコーダーのメモリーに保存された内容もチェック対象になります。レシートやカーナビの履歴は写真に撮り、ドライブレコーダーのメモリーは一旦パソコンにコピーするなどして元の場所に戻しておきます。

知人を調査

夫と共通の知人に尋ねる主婦

パートナーが説明した外出理由に、共通の知り合いが関与している場合は、その人に、最近のパートナーの様子についてさりげなく尋ねてみましょう。浮気を疑っているような態度をとるのは禁物ですので、あくまでも自然に聞き出すように注意しましょう。

自分で尾行する

パートナーが外出した際その後をつけてこっそり尾行するという方法も考えられます。しかし、特別な訓練を受けておらず、お互いの背格好や歩き方、仕草がわかる間柄での尾行は見つかりやすく、現実的ではありません。

スマホや携帯を調査

プライベートな情報が詰まったスマートフォン、携帯電話には、浮気の事実を掴みやすい内容がある一方で、それを開くためには指紋認証や顔認証、パスコードなどの障壁があります。

パートナーがスマホにロックをかけていない状態でなおかつ本人が風呂に入っていたり、眠っていたりするときなど、限られた時間にしか調査ができないため、調査をしていることが発覚するリスクも高いです。

また、無断で覗き見したことが相手にわかってしまうと、不正アクセス禁止法や、プライバシーの侵害などで訴えられる恐れもあります。よほど無防備な状態でなければ、痕跡を残さず調査する方法は難しいでしょう。

Webブラウザーの履歴

パートナーが普段使っている自宅パソコンを共有し、自由にログインできる状態なら、Webブラウザーの履歴をチェックしましょう。仕事や家庭とは関係なさそうな地域・店舗の情報や、贈り物を探した履歴などの痕跡があれば浮気の可能性が高まります。Webブラウザーでは履歴を見るだけにとどめておき、ページのURLは、閲覧日時などは自分のスマホやメモ帳に記録して、別の端末からアクセスして確認するようにします。

なお、パソコンからパートナーのアカウントを使ってSNSやメールなどにログインすることも不正アクセス禁止法につながりますので、控えておきましょう。

いくつか浮気調査の方法を記しましたが、スパイのように痕跡を残さず、しかも細かな記録を残すことが重要です。レシートやカード明細など、リアルな物証の場合はもとに戻しておくことで、調査の発覚を避けられますが、スマホやパソコンなどは、操作したこと自体が記録され、なおかつ個人アカウントを活用したSNSやメールなどの調査は法に触れる可能性もあるので、より注意して調査する必要があります。

証拠をつかみたいたいなら冷静になって専門家(探偵や興信所)に相談すべき

パートナーの浮気はとてもショックなことで、つい感情的になっていろいろと探したい気持ちもわかりますが、前述のように、自分で行う浮気調査にはさまざまな労力がかかりリスクもあります。心身ともに消耗することは避けられない状況のなか、十分に配慮した計画を淡々と実行する冷静さが必要となります。

相手の浮気・不貞行為によって婚姻関係が悪化・修復不可能となってしまうと、離婚を決断し、その条件や慰謝料・財産分与の交渉を視野に入れる必要があります。交渉を有利にすすめるためには、それ相応の浮気・不倫の事実を証明できる、揺るぎない証拠を用意する必要があります。

不貞行為の証明には、浮気相手との肉体関係を証明できる資料が必要になります。たとえば、浮気相手と度々ホテルなどの宿泊施設に出入りしている、または浮気相手の自宅に長時間訪問している、抱き合ったりキスをしたりしているといった場面の写真や動画です。

また、慰謝料を請求する際に有利となる証拠としては、肉体関係があったと推測できるラブホテルの領収書、パートナー本人が不貞の事実を認めた録音や、開示を認めたSNSやメールの内容などがあります。 もし、法廷での争いに発展する浮気・不倫ならば、法律についての知識もなく、調査のプロでもない人が適正な方法で確かな証拠をつかむにはかなり苦労するのではないでしょうか。普段の生活もあるのに、調査のために心身を消耗させたり、さまざまなリスクを冒したりすることを避けるには、費用はかかるものの、浮気調査の専門家である探偵や興信所を頼るのがベストだと言えます。

正しい情報、事実をきちんと集めるのが探偵の仕事

探偵のイメージ

探偵というと、漫画や映画では殺人事件の犯人を見つける、名推理のキャラクターが思い浮かびますが、実際の探偵の主な仕事は、浮気や人探しなど、依頼人の代わりに調査をし、その記録を報告書にまとめるのが仕事です。

日本では「探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)」という規則のもと、届出をした適正な業者に探偵業務が認められています。探偵業法における探偵の業務は以下のように定義されています。

他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。
警察庁:探偵業について

浮気調査の場合は、離婚や法廷での争いを見据え、「聞き込み」「尾行」「張り込み」といった合法的な調査によって根拠となる証拠を集め、報告書をまとめるのが主な業務です。正しい情報や事実を、証拠という形でまとめてくれるのが探偵という職業です。

調査を代行してくれるだけでなく、離婚相談などにおける法律に関する知識も持ち合わせているため、報告書は裁判で有利に働く形式にまとめられます。確かな証拠をつかんだら、それを裁判官が納得できる内容でアウトプットできるのです。

業者によっては、示談交渉や法廷での争いに向けたカウンセリングを提供している場合もあります。依頼人の負担を軽減するとともに、さまざまな悩みにも応える仕事といってもいいでしょう。続いて、探偵事務所の仕事内容をいくつか紹介します。

相談受付と見積

多くの探偵事務所が、電話やインターネットでの相談を受けています。無料・かつ匿名で相談できる事務所もあります。年齢や性別、住んでいる地域などの基本情報に加えて、浮気調査の目的を伝えて相談を依頼すると、調査方針や内容をすり合わせて見積が提示されます。依頼人が納得すれば、契約をして調査が始まります。

依頼前に、浮気調査の目的が復縁を目的としているのか、離婚を成立させるためのものなのか、浮気相手に慰謝料を請求するためのものなのかなど、イメージしておく必要があります。そのうえで納得いくまで調査方法や方針、金額などについて相談したうえで依頼しましょう。当初のイメージと方針が変わる場合もありますが、じっくり相談して自分にとってベストな選択ができる業者を選びましょう。

聞き込み

調査対象の周辺にいる関係者に近づき、対象者の行動について聞き込みを行います。対象者が立ち寄りそうな場所に出向いたり、電話をしたりして、浮気について探っていきます。もちろん、探偵の調査であるとはわからないテクニックを使って情報を引き出します。

尾行

調査対象を密かに尾行し、いつどこに立ち寄ったかどうかや、浮気相手との待ち合わせ、飲食店の利用など、浮気中の現場を写真や動画などに記録していきます。単に対象者に見つからないようにあとをつけるだけでなく、同時にしっかりと記録を残していくというのもプロのなせる技です。

場合によっては、対象者に気づかれないようカバンに小さな穴を開け、そこから写真や動画を撮影できる機材を活用することもあります。対象者が車で移動するときのことも考慮し、バイクや車などを運転して尾行する場合があります。これも後をつけていることを悟られないよう配慮したテクニックによって行われます。

張り込み

対象者と浮気相手がホテルに入り、出てくる場面や、どちらかの自宅に出入りしている場面など、不貞行為の証拠となる写真や動画を撮影できるまで、じっくりと張り込みします。道端で手をつないで歩いている、ハグをしている、キスをしているといった場面の写真だけでは、不貞行為を証明することは困難な場合があるため、より肉体関係を証明できる、ホテルや対象者の自宅近くでの宿泊を証明できる張り込みは最も重要な業務といえます。

張り込みは、季節や昼夜を問わず行われますので、たとえ夜であっても鮮明に撮影できる機材の準備や、対象者にわからないように周囲に溶け込むテクニック、暑さ寒さに耐えながら待つ忍耐力が必要です。現場は過酷ですので、訓練を受けていない人がこのような調査を行うのは現実的ではありません。技術力だけでなく、組織力で確実に調査できるのが探偵事務所へ依頼するメリットです。

浮気相手の身辺調査

探偵に浮気調査を依頼する際、浮気相手がどんな人物であるかを徹底的に調査してもらうこともできます。相手の氏名はもちろん、住所、勤務先、家庭状況、パートナーとの浮気の期間などです。パートナーの浮気の疑いは自力でできたとしても、その相手のことを知らなかった場合は、細かく調査できません、浮気相手の身辺調査も探偵事務所に依頼する大きなメリットと言えるでしょう。

報告書の提出(内容や期間)

探偵が行なった一連の調査は、日時や場所の地図、写真、対象者や浮気相手の服装やなど、人物の特徴などを分単位で細かく記述した報告書としてまとめられます。立ち寄った駅や店、利用した交通機関の正式名称や乗車時間も細かく記載され、場合によっては調査対象者と浮気相手が入った飲食店の中に入って調査を行い、それぞれがいつどんな振る舞いをしたかも克明に記載していきます。

目的が離婚や慰謝料請求の場合は、不貞行為をはっきりと証明するための、ホテルや浮気相手の自宅での宿泊がわかる資料を得られるような調査を行います。なお報告書は、紙媒体や、DVDなどデジタル媒体によって提供されます。

自分が浮気調査されていたら?

調査のプロ、探偵の業務を説明しましたが、ここで少し視点を変えた不安について言及しておきしょう。もしパートナーの浮気の原因が、お互いの浮気や、不信感であった場合、自分も探偵から調査される可能性もあるという不安です。調査のプロである探偵の目が自分に向けられたら……。と気にする人も多いようです。

自分が浮気などしたことがなく、全く身に覚えのないことなら堂々と生活していればいいですが、相手が不信感を抱き、離婚での交渉を相手方の有利に進めようとしている場合は注意が必要です。何らかの弱みが交渉材料にされかねませんので、離婚を決断したら、それが終わるまでけして油断してはいけません。

独自のノウハウや組織力を使った探偵たちの調査の目をかいくぐることは難しいとは思います。もし心当たりがある場合は、外出時には周囲の様子に注意を向け、尾行している人や車がいないかチェックしましょう。家を出たら、不用意に異性と交流するような行動は慎むべきです。自分の行動をあとから正々堂々と説明できるよう、普段から日記をつけておくことも有効です。

自分に非がなければ何も問題はないのですが、どうしても、自分が浮気調査されてるか知る方法が気になるなら、そのことを探偵事務所に打ち明け、対策を考えてもらうのもいいでしょう。

探偵に相談・依頼する際の注意点

はてなマークと探偵

探偵による調査内容を説明しましたが、日本全国にはたくさんの探偵事務所があります。病院や区役所のように頻繁に利用するわけではないので、どの探偵事務所が適切かの判断がつきません。ここでは、依頼する探偵を選ぶ際の注意点について紹介します。

実績のある組織かどうかを確認

探偵業は届け出が必要な業種です。営業を開始する前に、営業所のある地域を管轄する都道府県公安委員会に、所轄警察署長を経由して営業の届けを出します。ホームページなどがある探偵事務所の場合は、「東京都公安委員会 第XXXXXXXX号」など、お住いの地域の公安委員会の届出番号が示されているか確認しましょう。

また、ホームページで実績を見る、インターネット検索で評判をチェックしてみる、複数の事務所を比相談に出向く場合や、問い合わせをする際に、探偵業届出証明書があるかどうかも遠慮せず見せてもらって確認をしてもいいでしょう。べてみるというのも有効です。

探偵業法を遵守した契約プロセスをとっているか

探偵業法を遵守した契約を行う探偵事務所を選ぶようにしましょう。調査契約を交わす前には、契約前交付書面(重要事項説明書)や、契約後交付書面(契約書)を依頼者に交付する必要があります。事前に重要なことを説明したうえで、なおかつ取り決めた契約を証明する書類を残さなければならないのです。料金のプランや、追加調査、キャンセル時の料金体系が明らかになっているかなどもチェックポイントとなります。

盗聴器の設置を依頼する業者に注意

依頼主の自宅に盗聴器の設置を依頼し、それをもって証拠とする探偵事務所も悪質です。依頼主が自分の家で、ICレコーダーなどを使って音声を録音することは違法ではありませんが、それなら探偵に依頼する必要はありません。

また、依頼人の自宅以外の場所に盗聴器を仕掛けるのは違法です。別居しているパートナーの家や浮気相手の家に盗聴器を仕掛ける提案をする業者もいるようですが、同意を得ずに盗聴器を仕込む場合は不法侵入にあたり法に違反する行為です。

本来取得すべき証拠は、浮気相手とホテルや自宅に出入りする現場の写真です。張り込みや尾行をなどの調査をおろそかにする業者は遠慮しておきましょう。

GPSだけの調査をすすめてくる業者に注意

尾行や張り込みをせず、GPSによる調査だけでいいとする業者には注意が必要です。GPSは調査対象の行動パターンを知るための手段です。依頼人の行動範囲を知ったり、尾行時に見失った際に居場所を確かめたりするために使いますが、GPSの位置情報の記録でだけでは、「ラブホテルにいた」という不貞の証拠にはなりません。しっかりと尾行や張り込みを行う業者に依頼しましょう。

別れさせ工作を行う業者に注意

見栄えのいい工作員によって調査対象を誘惑し、ハニートラップによって不倫の事実を作る、いわゆる「別れさせ屋」の提案を行う業者もいます。別れたい一心でこうした提案を受ける依頼者もいますが、別れさせ工作は、探偵業法の調査業務から逸脱した行為になります。法に則った尾行、張り込み、聞き込みによって調査、報告をしてくれる業者に依頼しましょう。

行政処分を受けていないかチェック

探偵業法に違反すると、営業停止などの行政処分を課せられることがあります。こうした業者への依頼を避けるためには、ネット検索なで「探偵業法に基づく行政処分 都道府県名」と探せば、所轄の警察のサイトにて掲示された行政処分を受けた業者を調べることができますので、要チェックです。

探偵の料金の目安は?

探偵は洗練されたスキルと、地道な業務の積み重ねによって調査を遂行します。調査料金は、調査員の人件費がベースにあり、どれくらいの労力がかかったかで決まります。これに交通費や通信費、車両や機材の諸経費が加わり、報告書の作成料もかかります。浮気調査の相場は10万円~100万円程度と言われ、けっこう幅があります。

たとえば、調査員2名が5時間稼働して10万円とした場合、15時間調査して証拠が得られるとすると30万円+諸経費と報告書作成料を支払うことになります。証拠が得られない場合、延々と調査が続き費用がかさむので、依頼費用に差が出てくるのです。

時間あたりの単価や調査時間の範囲で調査を行うパック料金を提示したり、調査の結果、不貞の証拠を得られなければ調査費用がかからない完全成功報酬のプランを提示したりする業者もあります。上記の注意点を踏まえ、複数の業者を比較して、予算の範囲で納得のいく契約ができる探偵業者を選ぶようにしましょう。

調査結果を受けて、どうするかという新たな悩みへのアドバイス

調査結果を受けて窓際で悩む女性

自分自身が納得して探偵に調査を依頼した人でも、その結果報告を受けるまでは不安が続くでしょう。パートナーに浮気相手がいた、不貞行為の証拠をつかんだ、といった結果が出た場合も、再び大きなショックを受けることに違いありません。調査結果を得た場合にどうすればいいか、最後に考えてみましょう。

気持ちを整理して、今後を判断

パートナーの浮気相手の調査を行ったものの、手をつないだりキスをする程度で、ホテルに泊まったりする不貞行為が発覚しなかった場合は、法的に慰謝料を求めることが難しいです。一時の気の迷いだと許すか、それでも許さないと離婚を切り出すかの決断を迫られます。

肉体関係の事実が発覚した場合であっても、関係を続けたい場合は、あとにしこりを残さないためにも、話し合いをもってパートナーに浮気の非を認めさせ、今後そのような行為をしない旨、書面を残しておくようにしておくことをおすすめします。

パートナーの不貞行為が発覚し、しかもそれが数回に亘って行われていた証拠を得られた場合、離婚するしないにかかわらず、パートナーと浮気相手双方から慰謝料請求を勝ち取れる可能性が高まります。傷ついた気持ちは修復できませんが、少しでも和らげられるのではないでしょうか。さらに離婚を決断する場合は、財産分与や、2人の間に子供がいれば親権問題でも争うことになるでしょう。

親や弁護士への相談

いずれにしても、パートナーの浮気をどう捉え、関係を続けるか、いったん別居するなどの冷却期間を置くか、思い切ってきっぱり別れるかの道を選ぶことになるでしょう。1人で思い悩んでいては苦しくなるばかりですので、親や兄弟など信頼が置ける人物に相談をしましょう。

相手と争っても相手の非をもとに離婚や財産分与、親権などの交渉を優位に進められるかどうかは専門家に相談しなければわかりません。区役所や市役所の自治体では無料で法律相談ができますので、問い合わせしてみるのもいいでしょう。知り合いやご近所の目が気になって役所に出向くことを控えたい場合は、親や親戚などの知り合いを通じて紹介してもらうか、インターネットの弁護士探しサービスを活用するなどして相談してみましょう。

まとめ

パートナーに浮気されてしまうことはとても辛いことですが、夫婦の間では良く聞く話でもあります。厚生労働省が2019年におこなった人口動態の調査結果では、年間の離婚数は21万組となっています。同じ2019年の婚姻数は58万3000組なので、驚くほど多いことがわかります。もちろん、この結果はすべてが不倫によるものではないとしても、浮気が離婚の原因というケースは相当の数はあるとみていいでしょう。

浮気はよくある話で、誰の身にも降りかかってくる事故のようなものと、諦めるしかないと思うかもしれません。だからといって、一生立ち直れないというわけでもありません。聡明なあなたなら、これまの説明を読んで、辛くても事実に向き合うことがでいれば、必ずや正しい判断ができることが理解できたのではないでしょうか。

もしかしたら、ショックのあまり感情に先走って、相手を激しく責めてしまうかもしれません。でも、相手はあなたの心に一撃を加えるように浮気をしたわけですから、1度ぐらい感情に走ったあなたが責められるいわれはありません。傷ついた心を鎮めるつもりで、家族や探偵事業者のカウンセラー、弁護士など、しっかりと悩みを受け止めてくれる方々に相談しながら、心の平穏を手に入れていけばいいのです。