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夫はなぜ不倫するの?その心理や防止法、浮気されたときの対処法とは

不倫する男性

かつては互いに相手を想い、永遠の愛を誓い合ったはずなのに、残念ながら不倫してしまう夫婦もいます。発覚すればパートナーを深く傷つけると解っていながらも、なぜ人は不倫をしてしまうのでしょう?

離婚の動機別割合の統計

平成30年の司法統計・離婚の動機別割合の統計を見ると、男女共にもっとも多いのが性格の不一致で、夫の申立てが61%、妻が39%となっています。異性関係が動機の場合、夫の申立てが14%、妻が16%、性的不調和が原因の場合、夫の申立ては12%、妻の申し立てが7%となっています。性格や性の不一致などからほかの相手を求めてしまうことが想像できます。

さて今回は、人々が不倫に求めるものや、その理由、また不倫を防ぐ方法、さらにはパートナーが不倫してしまった場合の対処法について詳しく紹介します。

不倫はなぜいけないのか?

夫婦の歯車を狂わせる不倫

不倫とは、既婚者(事実婚や婚約者同士も含みます)が自由な意思でパートナー以外の相手と肉体関係を持つことで、離婚の原因となる不法行為とされています。

テレビドラマや小説のテーマにもなるため、単なる火遊びや、スリルのある恋愛と思われがちですが、それは独りよがりの大きな間違いです。既婚者が他の異性と恋人関係になれば、裏切られた家族は悲しみの淵に立たされます。

また、発覚すれば家族の関係性も崩れてしまうのです。互いに信頼を失わぬよう、不倫にひそむリスクを知り、夫婦で共有しておくことをお勧めします。

家庭崩壊のリスク

『不倫なんてバレなければいいだろう』……そう思う人も多いようですが、実際には日頃から一緒に生活するパートナーに全てを隠し通すのは難しいもの。わずかでも綻びが見つかれば、やがては情事が発覚し、波乱の展開は否めません。

実際、不倫が原因で離婚する夫婦は多いですし、離婚に至らないまでも家族の信頼を失うのは目に見えていますよね。先に挙げた平成30年の司法統計の司法統計によると、妻側の離婚申立て理由では第5位に、夫側では第4位に異性関係が挙げられています。

不倫は平凡な日常に刺激を与えるスパイスで、1度でもその楽しさを知ればなかなか抜け出せなくなる人も多いのでしょう。しかしその快楽の裏には、平穏だった家庭を崩壊させるリスクが存在するのです。

経済的なリスク

既婚者が不倫をする場合、扶養する家族との生活費のうえに不倫関係を続けるための交際費までも負担しなければなりません。とくに男性側は相手女性を満足させるため、食事代やホテル代の負担はもちろん、相手によっては高価なプレゼントを要求される可能性もあります。

一般的なサラリーマンが、日々の生活費を切り盛りしている妻に見つからぬよう、これらの交際費を捻出するのは簡単ではないでしょう。不倫関係が長引けば、やがては交際資金のために消費者金融にまで手を出さなければならないなんてことも……。

資金繰りに四苦八苦するうち妻に不倫が発覚し、離婚となった場合には慰謝料や財産分与まで発生し、無一文同然の生活になる恐れさえあるのです。

金の切れ目が縁の切れ目という言葉があるように、交際費がつきれば相手女性との関係も終わるでしょう。不倫という秘めやかな快楽のために、労力を注ぎ込んで得た財産を捨てる覚悟があるのでしょうか?

社会的なリスク

不倫は当事者だけの問題と思われがちですが、実はそれだけではありません。発覚すれば当事者間の問題だけでは済まず、配偶者の親、また不倫相手の親や家族に責任を追求される場合もあるのです。

そのような大事になれば勤め先にまで知れ渡る可能性もあり、社会的信用を失うというリスクは避けられないでしょう。結果的に退職ともなれば、人生設計が大きく狂うはずです。これまで築き上げたキャリアを失ってまで交際したいと思える魅力的な相手などいるのでしょうか?

また、不倫相手は社会的地位を失った男性と、それでも関係を継続したいと言うでしょうか? 社会的に認められた妻以外の女性と交際をするということは、社会的にも非常に大きなリスクが伴うということを忘れてはなりません。

不倫に求めるものは何?

夫の不倫を悲しむ妻

これまで説明したように不倫は大きなリスクを伴うもの。誰にも知られずに一生継続させることは難しく、いつかはその関係性にピリオドを打たなくてはなりません。

妻を捨て相手女性を選んだ場合、裏切られた妻の悲しみは計り知れません。道徳心に反するとわかっていながらも、道ならぬ恋を選ぶ人々は、そこに何を求めているのでしょうか。そこにはどんな心理があるのでしょうか、考えてみます。

セックスの魅力

男性側の不倫に求めるものでもっとも多いのは、ズバリ性的欲求の解消でしょう。人は誰にでも性欲があるもの、男性のほうが強い欲求を持つと言われています。さっきほど挙げた、性的不調和を動機とする離婚申立ては、夫の方が高い数値を示していました。夫の方がもしも夫婦の間でその欲求を満たせなくなったとしたら、他の異性で補うことを考えるでしょう。

結婚して家族になると妻または夫が性の対象ではなくなるケースもありますし、育児に追われる妻側が性行為を拒み、夫の性的欲求が満たされなくなるケースも考えられます。多少のリスクを負ってでも、後先考えずに性欲を解消したいと考え、不倫に走るということは少なくないはずです。

刺激・スリル

独身者であれば仕事以外の時間は自分の時間として趣味や交友に勤しみ日々を充実させることができます。しかし結婚して家族を得ると、責任を負う存在が増えるため、自由な時間が減ってしまうものです。社会的には充実した生活を送っていても、仕事や家族と過ごす平凡な日常に物足りなさを感じ、つい刺激が欲しくなることもあるでしょう。

誰にも言えない恋や、妻に隠れて他の異性と会う密会はスリルに溢れ魅力的に思えるのも無理はありません。不倫を現実逃避の手段として捉えている人も多いのではないでしょうか。

寂しさの解消

結婚して子供ができ、家族が増えたのに寂しいなんて、なんだか矛盾しているように感じますよね? しかし実際には家庭で満たされない寂しさを埋めるために不倫に走る既婚男性は多いのです。

結婚前は恋人として自分に関心を抱き愛してくれた妻も、母となればその関心と愛情は一気に子供に注がれます。もちろん夫への愛情がなくなったわけではありませんが、育児に夢中になる妻に対して夫は寂しさを感じるようになることもあるようです。

子煩悩で積極的に育児を手伝う男性なら別かもしれませんが、家庭に疎外感を抱いた夫は妻以外の女性に癒しを求めてしまうかもしれません。

不倫に走ってしまう原因・きっかけとは?

結婚指輪を外す男性

家族がありながら不倫に勤しむ既婚男性も、当然ながら新婚当初は妻だけを愛していたはず。それなのにいつしか家族を裏切り妻以外の女性に心を奪われてしまうのには、何か理由があるのでは無いでしょうか?世の既婚男性が不倫をしてしまう原因のなかから代表的なものをあげてみましたのでみていきましょう。

パートナーが特別な存在でなくなる

男女問わず、恋人とは、相手を想うだけでも気分が高揚するほど特別な存在です。しかし結婚して家族になれば絆が芽生え、相手がそばにいて当たり前の存在となります。

人は当たり前となってしまったものに対する感動は薄れてしまいがちです。かつて恋人であった妻への恋心はしだいに薄れていくのです。そうなると、家庭に平穏をもたらす妻には感謝しながらも、再びドキドキする恋を求め、特別な存在が欲しいと感じてしまい、不倫への興味が湧いてしまうのでしょう。

パートナーに冷たくあしらわれる

結婚した夫婦の間に子供が生まれると、2人は親になり、生活環境が一変します。夫側は妻の育児のサポートをおこない、妻は母として家事や育児をこなしながら仕事を持つことになります。また、夫婦共働きなら、子供がいなくてもお互いの仕事が忙しくすれ違うこともあるでしょう。

育児や仕事の忙しさのあまりに夫への気遣いが薄れ、夫側は妻の態度が冷たくなったと感じてしまうのです。我が子に向けられる妻の愛情、あるいはやりがいのある仕事に打ち込む姿に感心する反面、自分への関心や愛情が足りないのではと寂しさを感じた夫は、自分のことをケアしてくれるほかの女性を求めてしまうのかもしれません。

妻とのセックスに飽きた。またはセックスレスである

「セックスの相性が良い」という言葉をたまに耳にしますが、相手が誰であれ、大抵は何度かしているうちに飽きてくるものです。

結婚して家族となった妻とのセックスは、日常生活の延長線上にあるのですから刺激を感じないのは当然のこと。互いに欲情しなくなった夫婦はセックスレスとなり、夫側は満たされない性欲を解消するために、ほかの異性に刺激を求め不倫に走ってしまうのでしょう。

遊び感覚

本来、不倫は恥ずべきことで、背徳心を持つべき行為です。しかし、不倫をする男性の中には全くもって悪びれず、遊びの一貫としてほかの女性と肉体関係を持つ人も多いようです。

妻に隠れて密会を行うに刺激を感じゲーム感覚で不倫を楽しんでいるのです。これは自分の間違った行いを正当化し、妻に対して罪悪感を持ちたくない、また世間に対して背徳心を感じたくないという子供じみた論理と言えます。

『愛しているのは妻だから、遊びでほかの女性と寝るのは問題ないでしょう。本気ではなく浮気だ』といったあきれた男性心理から不倫を正当化してしまう男性も多いです。

不倫する男の特徴は?

女性慣れしている男性

先に挙げたとおり、男性が不倫をするきかっけはさまざまですが、とはいえ当てはまる男性の全てが家族を裏切るわけではありません。たとえ妻との間に何か不満があったとしても、理性的な人であればリスクのある不倫は避け、他の方法でストレスを発散させるでしょう。それでは、不倫をしやすい男性というのはどんな特徴があるのでしょうか? チェックしてみましょう。

性的欲求が高い

男性なら誰でも性欲はあるのが当たり前ですが、それが他者より強い人は要注意です。人並みの性欲なら妻との行為で解消されるものですが、性欲が強いとそれだけでは満足できないのです。

そのため、有り余る欲求を抑えきれずに他の女性を求めてしまう恐れがあります。性欲解消のついでに恋愛感覚も楽しみたいから不倫しようなんてことに成りかねないので注意が必要です。自分のパートナーの性的欲求について認識しておくことが大切です。

誰にでも優しく、女性慣れしている

人に優しいというのは美徳と言えますが、誰にでも優しく、かつ女性慣れしている男性であれば要注意です。優しい人は誰からも好かれため、女性にもモテます。また、女性慣れしている人は、女性への扱いにも慣れている場合が多いです。

たとえ既婚者であっても、優しくて扱いの上手い男となれば周りの女性も放って置かないでしょう。本人にそのつもりが無くても妻以外の女性に好かれて誘惑されれば、ついつい関係を持ってしまうことも考えられます。普段から夫があなたを第1に考えるような関係を構築しておきましょう。

経済的・時間的な余裕がある

経済的な余裕のある男性は男としての自信にも満ち溢れていることが多いです。そういった男性は女性からみて魅力的に見られます、デート代にも困らないため不倫をする可能性が高いです。そのうえ時間にも余裕があるとなれば、不倫に必要なものが全てそろっていると言えるでしょう。

たとえ経済的・時間的な余裕がある相手でも、離婚となると財産分与や慰謝料、子供がいれば養育費などのリスクが生じます。こうしたリスクについて共有しておくことも抑止力になるのではないでしょうか。

常にスリルや刺激を求め、熱しやすく冷めやすい

平穏な日常を好まず、日々の生活に刺激を求めるタイプは不倫する可能性が高いです。そのタイプの男性は穏やかな家庭生活には満足できず、いつしか退屈し始めるでしょう。そして刺激的で緊張感のある日々に憧れ、妻に隠れて会うスリルから不倫に走ってしまう恐れがあります。

また、熱しやすく冷めやすい人であれば、不倫する相手女性にもすぐに飽きてしまうため、別な相手と不倫を繰り返す場合が多いです。浮気相手を転々とすることのないよう、普段からお互いを飽きさせない工夫が必要になるでしょう。

既婚男性がハマる女性の特徴は?

既婚男性を別途に誘う赤いドレスの女

不倫は通常の恋愛とは異なり誰かが不幸になるもの。それを知りながらも既婚者と付き合う女性とはどのような人なのでしょうか? 既婚男性が心を惹かれる女性にはいくつかの特徴があるようです。どんな女性が不倫に走ってしまうのか、その特徴を見ていきましよう。

生的欲求を満たしてくれる

既婚男性が不倫をする最大の目的は性的欲求を満たすこと。妻との性行為がない、または妻との性行為に飽き、退屈している……そんな男性であれば、好奇心旺盛で性に貪欲な女性には目がないはずです。

妻では解消されない自身の欲望を、溢れる好奇心にまかせ本能のままに受け入れてくれる女性となればハマってしまうのも無理はありません。最初は身体の関係だけのつもりがズルズルと心までも相手の女性に奪われ、深みにはまってしまうケースも多いのではないでしょうか。

ちやほやしてくれる

女性は容姿を褒められると嬉しいですが、男性も頑張っている姿を認められたいと感じているものです。『妻が自分を第一に考えてくれない』あるいは『家庭でいつしか虐げられるようになった』『毎日がんばっているのに労いの言葉もない』と感じてしまう場合、自分の姿を『頼りがいがある』『仕事ができてステキ』などと尊敬してくれる女性には好意を抱いてしまうでしょう。褒められることで、自尊心が満たされるため、その女性が気になり、いつしか愛おしい存在と感じてしまうのも無理はありません。

一緒にいると安心できる癒しの存在

男女問わず、包容力があって一緒にいると安心できる存在には心を惹かれてしまいますよね。既婚男性は、一家の大黒柱として家族を養うという義務を背負い働いていますので、仕事以外の時には癒しを求めるもの。

仕事や家庭で溜まった疲れを解消したいと思ったときに、一緒にいて心が安らぎ、落ち着ける女性であれば、自分にピッタリだと感じるでしょう。最初はセフレのつもりでも、いつしかその優しさに身をほだされ相手に本気になってしまう恐れもあります。

妻にないものを持っている

不倫をする既婚男性の動機は、妻にはない魅力を他の女性に求めることです。例えば、妻に性的な魅力を感じられない、または妻に安らぎを感じられないなど、妻では不足していることをほかの女性で補おうと不倫に走ってしまうのです。

よくあるパターンのなかに、仕事のできる独身女性にハマる人がいます。妻では理解してくれない仕事の大変さを、同じような激務をこなす女性に話し、同調してもらえることで同士を得たような感覚に陥るのです。

逆に、仕事ばかりに熱中する妻に対して不満を感じ、家庭的な安らぎを与える女性に走ってしまうケースもあるでしょう。

深入りしないよう、割り切っている

不倫は一歩間違えば家庭を崩壊させる危険な遊びです。既婚男性の多くは家庭を壊してまで不倫を楽しみたいとは感じていません。

そのため、割り切った関係を持てる女性であれば、気軽に恋人気分が楽しめて不倫相手に持ってこいの存在といえるでしょう。このタイプの女性は不倫精算にも気軽に応じてくれるでしょうが、言い換えれば「都合の良い女」でもあるわけですから男性側から重宝される存在と言えます。お互い結婚していて、同じ境遇の男女によるダブル不倫の可能性も考えられます。

夫を不倫に走らせない方法

笑顔を絶やさない仲良し夫婦

不倫をする男性の特徴や状況をお伝えしました。夫を不倫に走らせない方法は、やはり日頃から夫婦の関係が良好であることがベストです。前述の不倫のリスクを2人で共有しながら、お互いの心と体をケアできるような間柄を維持しましょう。

女性としての魅力を保つ

女性は家庭に入ると、家事に育児に大忙しになる場合が多いです。するとつい気が緩んで、女としての魅力を失いがちです。家事や仕事で精一杯となると、自分に掛ける時間を持てないのは当然です。

そんなに頑張っているあなたに対し、夫から『女性としての魅力がなくなった』と思われるのは悲しいものですが、夫の心をほかの女性に奪われないためには、女性らしさを保つことも重要です。

独身の頃と同じような華やかさはなくとも、優しい笑顔や清潔感は忘れずに女としての意識を持ち、時には夫と触れ合うことが大切です。また、夫も同様に魅力を保てるよう、お互いに刺激を与え会う関係でいることが望ましいです。

こまめな対話を心がけ、お互いを思いやる関係を保つ

冒頭で取り上げた、司法統計では、離婚申立ての動機で男女共にもっとも多いのが性格の不一致でしたね。夫婦は日常を共有し見慣れた存在であるため、つい相手のことを理解していると思い込んでいませんか? しかし年月の経過のなかで、いつしか相手の心に変化が起こらないとは限りません。

時には互いに話しあう時間を持つことも大切です。相手に何か悩んでいることがないか、また、自分に対する不満がないか、定期的に確認してみましょう。相手を思いやることが、夫婦関係を継続させる秘訣となります。

定期的に体の関係を持つ

世界的にみて日本の夫婦生活は少ないと言われているのをご存知ですか? 一般的な家庭では、出産がもとでしだいに性行為が減少していくケースが多いようです。

育児や仕事の疲れから夫婦生活への意欲が失われるといったところでしょうか。しかしこの性行為の少なさこそ、世の夫婦達を不倫に走らせる要因なのです。それを防ぐためには、忙しさのなかでも、定期的な性行為の時間を作り夫婦の関係性を温めておくことが大切です。

仕事や子育てで忙しいときでも、お互いに助け合うようにし、キスやハグ、マッサージなど日常からスキンシップを忘れずにして、適度にセックスする関係を維持したいものです。

不倫の疑いを感じたら?

夫の様子を付箋にメモする妻

夫に不倫の疑いを感じたら、ショックや怒りで気が動転してしまうかもしれません。でもあくまでも疑いの段階であれば、問い詰めることもできません。確証もないなかで、そんなことをしたら関係がこじれてしまいます。まずは心を平静に保ちましょう。そしてもしも不倫をしていた場合、その後どうするかも念頭におきながら、夫の様子を観察、記録していくいことが重要です。後に揉めないためにも、記録していくことは重要です。

スマートフォンの使い方をチェック

電話やメールだけでなく、テレビ電話やチャットなどでコミュニケーションをとれるスマートフォン。知り合った人と連絡先を交換して、気軽にやり取りできるようになっていますね。家族との連絡もLINE(ライン)などのメッセージツールを使っている人も多いのではないでしょうか。

気軽にやりとりできる反面、不倫相手との連絡にも使われることも多いでしょう。以前にも増してスマートフォンの画面を見てチャットしている時間が増えているようでしたら要注意です。ただしいきなり問い詰めるのは禁物です。まずはどのように使っているかを観察してみましょう。普段からさりげなくチェックしておくと、ふとした変化に気がつくようになるはずです。

以前は家の中でスマホを無造作にあつかっていたのに、急にトイレやお風呂場にまで持ち込むようになったり、覗き見防止フィルターを新しくつけるようになったり、画面を伏せて置くようになったりした場合、誰かに見られたくない情報をやりとりしている可能性があります。

あまりにもスマートフォンを注視しているような場合、少しカマをかけるような感じで「何か面白いゲームでもやってるの?」と尋ねてみましょう。スマホをどう使っているかを気軽に話せる間柄になっていれば、相手が警戒することを未然に防げるでしょう。

日々の行動を観察・記録

不倫相手と密会をするため残業や休日出勤、出張などを理由にするケースは多いです。「仕事が忙しい」と家を空けることが多くなったら要注意です。浮気相手との密会の頻度が増えているのかもしれません。

普段からどんな仕事をしていて、いつどこにいくかということを伝え合う関係性を構築しておくようにしましょう。そうすれば、普段との違いに気がつきやすくなるはずです。ただし、はじめから疑いの目を持って『昨日はどこに行った?』『誰と会った?』『今日は何で夕飯いらないの?誰かと会うの?』など、相手を問い詰めるように尋ねてはいけません。

行動の変化に気がつくためには、日々の観察や記録が大事です。もし不倫の疑念を感じたら、旦那さんがいつどこにどういった理由で出かけるか、その振る舞いや会話の内容を日記やメモなどに書き留めておきましょう。もしかしたら、勘違いかもしれませんし、その言動から浮気のサインを見つけられるかもしれません。

車やパソコン、スマホなどから証拠をさぐってみる

いよいよ夫の浮気が濃厚になってきた場合、自家用車や夫婦共用のパソコンを調査して証拠を探してみてもいいかもしれません。

車を使って浮気相手とドライブしている可能性もありますので、車内のゴミやカーナビの履歴、ドライブレコーダーがあればその記録内容もたびたびチェックするようにしましょう。ゴミの中にコンドームの購入やホテルのレシートがあれば、それをスマートフォンのカメラで撮影しておきましょう。カーナビの履歴もあやしいものがあれば撮影しておきます。

ドライブレコーダーは、メモリーカードに記録するタイプのものであればいったんカードを抜き取ってパソコンにコピーしたらまた戻しておきましょう。

夫婦共有のパソコンを使っているなら、Webブラウザの履歴をみて、行ったことのないレストランや旅先、女性あてのプレゼントを物色している形跡がないか見てみましょう。ここでは見るだけで、決してそのパソコンでそのまま閲覧してはいけません。あなたがアクセスした履歴が残るからです。パソコンやスマートフォンは便利ですが、操作をしている記録を残すことも簡単にできます。なるべく調査をしている痕跡は残したくないものです。

また近年では個人を保護する法律がつくられ、パソコンやスマートフォンで旦那さんが利用しているLINEやInstagram、Facebook、Twitterなど、個人のアカウントによるログインが必要なサービスに許可なくほかの人がログインすることは法律で禁じられています。離婚や慰謝料で争うことを想定するなら、むやみに相手のプライバシーに踏み込むのは危険です。

不倫発覚後の対応

六法全書と弁護士バッジ

不倫の証拠を突き止めたら、すぐさま離婚や慰謝料の請求が可能なのでしょうか? 実は、法の下に争うとなると、それなりの証拠を示す必要がありあす。ここでは不倫による離婚や慰謝料の請求に必要な要件について紹介します。

慰謝料請求を有利に進めるには専門家の力があるといい

民法では、既婚者が自由な意思でパートナー以外の相手と肉体関係を持つことを「不貞行為」といい、離婚の事由となります。離婚する・しないに関わらず、慰謝料を夫と不倫相手双方から請求可能です。離婚や慰謝料の請求には、この不貞行為を証明する必要があります。

夫からの自白があり、不倫相手と肉体関係を示すメールや写真、動画が提供されればそれを証拠にできますが、そうならない場合がほとんどでしょう。そうなると、調査をして客観的な証拠を見つける必要があります。

性行為中の写真や動画を見つけることは極めて困難ですが、たとえば旦那さんと不倫相手が2人きりでラブホテルや、お互いの自宅に入る、そして出てくるときの写真や動画があれば、不貞行為があったとみなされる場合もあります。

こうした調査を自分でやるのは困難ですし、ご自身の身に危険が及ぶ場合もありますので、身辺調査を得意とする探偵社や興信所に相談するのがベストです。お金はかかりますが、自分に全くの落ち度がない不倫が発覚した場合は慰謝料の請求が可能です。離婚や慰謝料請求の交渉の場では、弁護士の力を借りることも有効です。各専門家に相談する際、それまでに集めた観察記録が役立つでしょう。

まとめ

不倫を描くドラマや小説は昔から人気を博しており、芸能ニュースでは不倫の報道がよくあります。最近では、芸能人の不倫報道について厳しい論調になっています。昔は『不倫は文化』といった芸能人もいましたが、今では許されるものではないという認識が強まっています。それなのに、不倫はたびたび話題になります。

離婚申し立ての動機に男女関係や性の不一致が挙がっていることから、不倫というものは珍しくないようですが、いざ当事者となってしまうと大きなストレスを抱えてしまいます。普段から夫婦ともに不倫のリスクに関する知識を身につけて、お互いの心と体をケアしておくことが不倫を未然に防ぐ方法ではないでしょうか。

離婚や慰謝料請求で争う場合には決定的な証拠が必要で、それを調査の専門でないあなたが行うことは難しいため、探偵社や興信所に相談してみましょう。不倫が原因で争う場合も弁護士の力が必要です。最初の相談だけなら無料で応じてくれるところもあります。

夫の不倫の疑いが濃厚となった場合、とても悲しい気持ちになってしまうかもしれません。しかし、その後の生活を少しでもより良いものにできるよう、冷静になって自分の人生を見つめ、前に進んでいきましょう。