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ホントに悔しい!腹立たしい!……浮気の理由と対策を考える

パートナーの浮気に腹を立てる女性

お互いが納得して始めたお付き合い・結婚なのに、私がいながら他の女にうつつを抜かしているよう。まさか浮気・不倫?……そんな感じがしたら、まず状況を確認して、本当に浮気かどうか確認してみましょう。よく言われている、浮気かどうかのポイントは、『残業や出張が以前より多くなった』『服装や身だしなみへの気配りが目立つようになった』『よくわからない領収書が見つかった』などなど。今までの生活とのズレが目立ってくると、それは浮気が原因かもしれません。

また、生活態度に大きな変化は見られないけど、なんとなく浮気の感じがする……という場合は、パートナーの性格や仕事・生活環境から考えてみましょう。浮気には必ず理由があり、その理由があなたのパートナーの性格や環境と相まって、つい禁断の園に踏み込んでしまったのかもしれません。

当人にとって、浮気は超楽しい

女性に囲まれて楽しそうな男性

浮気がバレたらたいへんなことになるってわかんないのかな?……と男のバカさ加減にはあきれてしまいます。『わかっちゃいるけど、やめられない』とは、いいかげんな男の応援歌のようですが、それほど浮気は理性を狂わせ、その味は甘いのでしょうか? 「やめられない」というその気持ち在りようを紹介しましょう。

浮気や不倫はリスクが高いのに、それを忘れるほど楽しい

『セックスのとき、本来のパートナーには無理は言いにくいけど、浮気相手にはいろいろ言っちゃえる。それが元でダメになっても、まあ浮気だし』(男性)

『単に好き・嫌いだけの付き合いだから。浮気だと、モテてる感じをすごく実感できる』(男性)

といった声がネットには散見されます。ようするに「やりたいようにやれる」「恋愛感情だけの付き合いが楽しい」ということでしょうか。

また女性からも、『彼氏に職場の愚痴とか言うと、嫌われちゃうかもと思ってしまいます。でも浮気相手なら、言いたいこと言えるし、くだらない本音も話せて、いてくれてありがたい』といった声もあります。

総じて、「気軽に好きが楽しめる」ところが浮気が美味しいところなのでしょう。相手に責任を感じずに付き合えることの気楽さゆえ、思いっきりのめりこめるのかもしれません。

浮気に走る理由その1「現実逃避」

そんな浮気に走ってしまう理由のひとつが「現実逃避」です。つらい仕事、面倒な家庭環境など、目の前には逃げたい現実がたくさんあります。とすれば、現実逃避の気持ちになるもの無理からぬこと。人はそれぞれ現実から逃げたい気持ちになるものです。そんなとき、ちょっと気の合う異性がいて、話し相手になってくれて、食事やお酒も楽しめて……となったら、そこから先は浮気の花園に2人で手をたずさえて歩んでいくのでしょう。

浮気に走る理由その2「新たな本気」

今のパートナーとは、好き合って信じ合って付き合い始め、人によっては結婚という絆を結んだ方もいらっしゃるでしょう。しかし、だからといってその人を永遠に世界一好き、というわけにいかないのが人生の皮肉です。別の人に新たな恋心が芽生え、どうしても花を咲かせたいと考える人は多いようです。

厚生労働省の発表によると、平成25年は66万組が結婚されたそうですが、そのうち17万組が再婚とのことで、再婚率は25%! 

夫が初婚で妻が再婚 約45,000組
夫が再婚で妻が初婚 約65,000組
両方とも再婚 約60,000組

すべてが浮気の結果というわけではありませんが、意外に高い率だとは思いませんか?

現実逃避型浮気の要因を考える

単身赴任先で1人食事をする男性

逃避したいとは誰もがそれなりに思うこと。とはいえ、現実から逃げたい気分になったらすぐ「浮気」というわけではありません。どうも、逃避の気持ちになっているときに、あとひとつ何かが背中を押すと浮気の線を越してしまい、その甘い味に気がついてしまうことがあるようです。そんな背中を押してしまう、感情、タイミング、シチュエーションを分析してみました。

忙しくて家の時間が少ない

男性が仕事で夜遅くまで休みなく働いていているため、奥さんとは朝くらいしか顏が合わない、あるいは単身赴任といったケースがあります。2人が一緒に過ごせる時間が極端に減りますので、結婚をしていても誰かと一緒に住んでいる気がしない、といった感情を持ちやすくなってしまいます。

そんな時、寂しさが募って、つい身近な異性に何か求めてしまい、それが浮気や不倫に発展するといったケースがあります。特に忙しい時は「手近」というキーワードが重要になってきます。

ちょっとしたスリルを味わいたい

どんなに輝いて見えたパートナーも、年月が経てば慣れもあってか、最初のころに感じていたときめきは減ってくるものです。いまや初めてのデートのドキドキ感は思い出になり、子供に話すネタぐらいにしかなりません。
『生活やパートナーに不満はないんだけど』ドキドキしたい、相手がどんな気持ちなのかとても知りたい・探って見たい、といったスリルへの憧れが強いタイプですと、異性とのちょっとした触れ合いでも、ビリっと電気が走って浮気心に火がついてしまうようです。

妻との関係がよくない、家庭に居場所がない

結婚したては、家庭は安らぎの場所で、帰るとホっとした気持ちになったはずです。ところが、子供が誕生すると、育児に疲れた奥さんが帰ってきた夫に辛く当たることもあるようです。こうなると、普段からストレスの多い仕事をしている夫にとって、家に帰る足がにぶくなってしまいます。

また、結婚したとたんに妻がほとんど何もしなくなり、やがて夫は『俺は給料を運んでくるだけの存在か』と思うようになってしまうこともあるようです。どちらにせよ、家に安らぎを感じなくなると、ほかの場所にそれを求めたくなってしまいます。

社会的地位や魅力を持っている

社会的地位や男性としての魅力がある人は、自信に満ちあふれ、女性もほっておきません。特に経済的に豊かな男性の周りには、叶うならゼヒご一緒したいと思っている女性たちは多いようで、女性からのお誘いを完全に排除するのは難しいようです。

性的欲求がとても高い(もしくはパートナーが、セックスに積極的ではない)

現実を忘れられる素敵な行為はセックスです。その最中に、明日の仕事のことを冷静に考えられるのはあまりいないでしょう。魅力的な異性と出会ってしまうと、素敵な関わり合いを持ちたいと感じるのは、男女共通と思われます。その気持ちが強いと、好きかどうかより「拒否しない」という理由で浮気をする人もいます。やはり性的欲求が高い人のほうが、それなりの人より浮気に走る確率は高いと思われます。

本気につながりそうな浮気の原因

運命の赤い糸

また最初は浮気でも、やがて本気になってしまう……というケースもままあります。どんな場合に、そうなるのでしょう? 本気になってしまいそうな男性の心理を考えてみましょう。

価値観の変化

人は年月を重ねると価値観が変わってきます。『野球選手になる!』と言っていた男の子も、成人になると『ITで起業してがっぽり稼ぐ!』と新たな目標を目指すかもしれません。特に1度、カップルなり結婚という関係を経験すると、異性との付き合いの視野が広がり、今まで良かれと思っていたことがそれほど心に響かなくなり、以前はさほどでもないと考えたことに、深い意味を感じたりします。
そういった経験をすると、パートナーに求める気持ちも変わる場合があり、『不満はないけど、求めるものが変わってきた』ということは往々にしてあることです。

相手の若さがまぶしい

素直にいって若い女性は、男性から見るととても魅力的です。そもそも人類反映のために、メスが子孫繁栄に適した世代のとき、メスが魅力的に見えるようになっているのです。特に男性も40代になると、世間は「ミドル」という烙印を押しますが、それに反抗するかのように若さへの要求が高まってきます。中には「若い」だけでOK! と言う人もいるぐらいです。

とても魅力的な相手である

素晴らしい異性に出会い、とても刺激を受けた。人によっては「一目惚れ」ということが、実際世の中にはあります。特にこのような場合、自分が思いもしなかった理由で心を奪われることがあるようです。 『好みのタイプには見えなかったのに、横顔にドキっとした』『こんなに優雅な仕草を今まで見たことがない』『思わず見とれてしまうような笑顔に出会った』などなど、どれも『自分が、このようなことに惹かれるとは思わなかった』と我ながら驚いてしまうようなことばかりです。

ですが、こんな経験をしたら、きっかけを作った異性を忘れるのは相当難しいと思われます。新たな驚きや喜びを発見した自分は、今までの自分とは違うと強く意識するようです。そんな新たな自分に対し、それがとても愛おしく思え『過去などどうでもいい。俺は未来に生きるんだ!』なんて思ってしまうことも多いようです。

浮気の理由別防止策

パートナーの浮気にダメ出しする女性

「浮気は文化」「浮気は甲斐性」などと言われることもありますが、浮気は現実を忘れさせてくれる「遊び」に過ぎません。問題なのは、あまりにも楽しくて本来の自分を忘れそうになる点です。浮気を退治するには、それは現実ではなく遊びであり、遊びすぎていると大切な自分の現実を失いかねないことを、ハッキリ理解させることです。

また、どこまでいっても遊びは遊び。現実のリアルな手応えと何かあったときの支えになる安心感を、浮気に求めることはできません。ようするに大切なパートナーの目を覚まし、現実に引き戻すことが、1番の浮気撃退法と言えるでしょう。

「忙しい」「妻との関係がよくない」場合の防止策

パートナーからの愛情を感じられれば、ほかの人に愛情を求める事は無くなります。恥ずかしいなと思っても、言葉で愛情表現をすることはとても大切です。

『素敵ね』『今日は元気みたい』『早く帰ってきてね』などでいいのです。別に難しい言葉を使う必要はありません。

また、忙しい時でもしっかり連絡を取り合う、休みの日はパートナーとの時間を最優先に考える、言葉以外にも愛情表現を行いましょう。パートナーが「一緒に居たいな」と感じる雰囲気を意識しましょう。

「スリルが欲しい」「地位や魅力がある」場合の防止策

世の中には浮気以外にもスリルがあり夢中になれる遊びはたくさんあります。例えば、スカイダイビング、ハングライダー、カヌーやカヤック、銃器などなど、ちょっと探せば初心者でも体験できるスリル満点の遊びは無数です。パートナーがうずうずしているようなら、思い切ってスリルあふれるエクストリームなスポーツにチャンンジしてはどうでしょう。

夫婦でバンジージャンプに挑戦したら、ものすごい体験だったせいか、以前と比べ物にならないくらい仲が良くなったという話もあります。地位や魅力がある方なら、金持ちが楽しむような趣味にトライするもの面白いはず。すぐ楽しめてセレブ気分を味わえるのは乗馬です。最初はどうってことないと思っていても、馬を見て、乗ってみて、少し乗りこなせたら、『メチャメチャ、馬が好きになった!』という言葉もよく聞きます。

ほかにも、茶道、華道といった日本古来の趣味や、お金持ち向けの料理教室などなど。とにかく自分の手や体を使っての体験はおすすめです。もし自分にマッチした趣味が見つかれば、影に隠れてコソコソする浮気なんて、バカバカしくてやってられないはずです。

「性的欲求が強い」場合

こればかりは人それぞれで、強い人、薄い人いろいろです。パートナーの欲求が強いと、それが悩みになってしまうこともあります。そうはいっても、あまり拒んでいると浮気されるかも、と今度は別のことで悩んでしまうかもしれません。

しかし、性的欲求を抑える薬があるわけでもないので、もしパートナーの欲求についていけないと懸念があるなら、素直に話し合ってみることをお勧めします。好きなんだけど、毎日のセックスはちょっと……、それに何回もすると痛むことも……。こんな悩みや不安をきちんとパートナーに伝え、一緒に考えて、解決策を考えてみましょう。

ひとつの方法として、セックスをいろいろな手段で楽しむ方法があります。今はセックスに関するトイ(おもちゃ)のバリエーションが増えてきました。カップルで使ってどきどきするアイテムも多いようです。パートナーの性欲を「悩み」にするのではなく「好奇心」へと置き換える努力をしてみてはどうでしょう。パートナーも、興味を示すかもしれませんし2人だけの秘密もできて、より絆が深まるかも?!

「本気につながりそうな感じ」の場合

本気につながりそうなケースの特効薬はありません。それに、いつ訪れるか、パートナーが何に触発されるかなどもわかりませんから、正直防ぎようが無いとも言えます。

できることは、日頃からパートナーをきちんと見つめて、良い点、悪い点、伸びそうな点、やめるべき点などを理解しておくことでしょう。そして、それとなくパートナーにあなたが気づいた点を話してあげましょう。

なかなか人は自分のことを知ってはいません。無くて七癖ということわざ通り、知らないことの方が多いくらいです。そこを1番身近な人から、良い部分も悪い部分も指摘を受ければ、パートナーのあなたへの見方が変わるはずです。『こんなに自分を理解してくれているとは……大切にしなければ』と。

ケース別、浮気の事実の把握の仕方。プロと二人三脚で効率よく

浮気専門のカウンセラーに相談する女性

浮気の心理、その対策をご紹介してきましたが、それでも浮気をするパートナーはいるのです。そして「どうも浮気しているらしい」と感じたら、早めに芽を積むことをおすすめします。ちょっとばかり強引な手段でもかまわないでしょう。

浮気をキチンと処理し根を断つには、「浮気という事実」を写真や映像といった証拠で明確な事実にすることです。あやふやな事実では、浮気対処の答えもぶれてしまいます。事実を明確にするには、やはり専門家の意見や協力は大切です。

「現実逃避」ケースでは、1にスマホ、2に領収書

浮気には必ず相手がいます。相手とは連絡を取る必要があり、一緒に時間を過ごすための費用もかかります。
現実逃避型の浮気なら、当人はこれを「隠す」努力に努めるでしょう。しかし、現代において連絡を取る手段はスマートフォンであり、費用を出費したらほとんどの場合レシートを受け取ります。この2つは浮気に必ず付随するものですから、怪しいと思ったら、ここからたぐって浮気の証拠を掴むのが近道です。

『相手も浮気を隠そうとしているのだから、スマホやレシートといった証拠は残さないはず』と言う意見もありますが、浮気も1、2ヶ月続くと、そこまで隠しおおせるものでもありません。スマホへのLINEやメールの着信音がすると、何があってもすぐに確認する姿が2度、3度続けば、十分怪しい証拠です。不思議なことにあわててスマホを確認する様子を本人は気がつかないのですね。

ホテル代をクレジットカードで支払い、その明細をついポケットにねじ込み、つい忘れてしまい、そこからバレた……という話は現実にあるのです。ですから浮気が気になるときは、パートナーのスーツ、上着等々のポケットはよく探るようにしましょう。

パートナーの浮気が気になる方は、こんなそぶりやスマホの通信記録、不思議なレシートなどに注意を払いましょう。具体的な写真や通話記録ほど、証拠としての力はありませんが、あなたの疑念を裏付けするには十分です。

「本気かも」ケースでは、夫・パートナーの行動に注意

本気につながりそうなケースは、現実逃避型より扱いが難しいと言えます。それに本気度が高いと、意外に姑息な手段は使わないようです。どうどうと家に帰らず、言い訳もしない。ところが、ある時にはふっきれたように明るくなり、パートナーにもとても優しくなるなど、「後ろめたい」とか「隠し事をしてる」という胡散臭さがないのです。本気ゆえの真面目さが、潔癖な印象を醸し出すのかもしれません。

こんな場合でも、できれば早いうちに調査のプロである探偵や興信所に依頼するなどして、おかしな行動の記録、できれば写真や動画といった浮気の事実を集めたほうがよいでしょう。本気に近い場合は、2人がホテルなどに入る写真ではなくても、並んで楽しく話をしているだけでもパートナーへの効果はあるようです。

早いうちに、写真や動画を見せられれば、パートナーがありながらおかしなことに心を奪われている自分を客観視できます。そこでハっと気がつき、現実に戻れる場合もあるでしょう。

もちろん「なんでもないんだ」とごまかす場合も想像されます。ただ明らかにパートナーは気がついている、ということは理解するでしょうから、いつまでもこのままではいけないとは思うでしょう。本気になりそうなケースの場合、早いうちに「あなたには今、パートナーがいる」ことをハッキリ認識させることでしょう。そのためには、付き合っている事実をパートナーが知っているということが、1番重みがあります。

事実の収集にはプロと協力して

「浮気かも?」という疑いの気持ちだけでは、パートナーの目を覚ますには弱いでしょう。場合によっては「そんなことはしていない!」と開き直るかもしれません。メールやLINEのようなSNSのやりとりなども証拠とは言えますが、相手に言い訳を許さないほどの力はないかもしれません。

「浮気、不倫をしましたね」と相手にきっちり迫れる1番確実な証拠は、ラブホテルや不倫相手の自宅に入っていくところの現場写真や動画です。こんな証拠を手に入れるためには、尾行し撮影する人が必要です。さらには撮った画像が、しっかり顔を認識できるほどクリアである必要があります。

素人の方でも、尾行がばれずに見事ホテルに入る瞬間をキャッチ、撮影した! というケースはままあるのですが、どうしても映像が「ボケてる」「暗くて顔が見えない」「後ろ姿なので特定しにくい」などなど、証拠としては不十分なことも多いようです。

調査のプロである探偵は、こういった写真の撮影についても訓練をしています。費用はかかりますが、それに見合う仕事をきっちり返してくれます。「浮気の証拠は自分の手で!」という気持ちは理解できますが、もし証拠を入手したら、それから厳しい判断をするというたいへんな仕事が待っています。事実の収集はプロにまかせ、冷静に落ち着いて事の成り行きを決めるほうに力を注いでください。

やっぱり浮気してた! そのとき、どうする?

パートナーの浮気について落ち着いて考えようとしている女性

浮気の事実が明確になった時点で、なんからの対応が必要になります。でも、そこは落ち着いて! 勢いだけで判断してはいけません。冷静な気持ちで断を下しましょう。

「現実逃避」ケースの場合。許しを与えるのが良い?

ある女性誌のアンケートで、「浮気がわかった後、あなたはどうしました?」という設問で、60%近くの人が「許した」という答えを寄せています。ただ許したケースでも、浮気したパートナーが『もうしない、すいません』『もう別れたから、戻ってきてほしい』などなど、猛省した様子が伺えます。

これらの浮気は現実逃避型と思われます。現実逃避の浮気は遊びであり逃げですから、本来のパートナーとの関係を壊してまで浮気相手を守る意思はありません。このように浮気したパートナーが厳しく反省する姿を見せるなら、「許す」という判断も(怒りや悲しみはありますが!)正しいと言えるでしょう。

あなたとパートナーの間には、深い理解と互いの尊敬があったから、一緒にいるわけです。それを遊びの浮気ぐらいで捨て去るなんて、自分の生き様を否定するようなものです。浮気がわかった瞬間は怒りや悲しみの感情が爆発するでしょう。でも、その感情だけですべてを決めるのは自立した大人のすることではありません。確かに浮気の発覚は、パートナーとの関係の危機です。そんな大事なときだからこそ、冷静に正しい判断をする努力を惜しまないようにしましょう。

「本気かも」のケースの場合。落ち着いて責任を考えてもらう

本気かものケースでは、「許す」という展開は少なく、パートナーが浮気相手を「あきらめる」か、浮気相手とともに「新たな道を進む」かの2択になるでしょう。浮気がバレても、残念ながら浮気された方が主導権を握れないこともあるのです。できることは『新しい人に気持ちが引かれているのはわかるが、私はあなたに行って欲しくない』というお願いでしょう。つまり「帰ってきて」というメッセージです。

浮気したとはいえ、あなたのパートナーはあなたに不満があるわけではありません。たまたま、あなたとは違う魅力を持った異性に出会ってしまったのです。あなたへの気持ちはそのままですが、それとは別の感情が芽生えてしまったのです。

確かに、新たな感情の芽生えはとても新鮮ですから、最初は気持ちがそちらに流れるのはしかたがないでしょう。新たな感情のほとばしりを感じると、「本当は、これを求めていたんだ」と思ってしまうでしょう。でも、実績のあるあなたへの想いより、新たな感情のほうが「本当だ」と誰が言えるでしょう。そんなこと誰にもわかりません。

ですから、もし「本気かもの浮気」に立ち向かうには、まず『新たな感情は理解するが、でも私にも負けないくらい愛おしい気持ちもあるので、帰ってきてほしい』と伝えるべきでしょう。

それだけで足りないようなら、今までのパートナーとしての責任をきっちり考えてほしい、もしパートナーを放棄するなら慰謝料という形で具体化してほしいとも伝えるべきでしょう。

いくら「新たな感情を大切にしたい」と言われても、とるべき責任には真正面で向き合ってもらわなければ困ります。もし浮気の写真や映像といった証拠があるなら、相手に伝えても良いでしょう。どちらにせよ、浮気したパートナーがこれから行おうと考えていることは、とてもたいへんなことであり深い責任が伴うのだとはっきり理解してもらい、深く深く思い悩んでもらいましょう。
もしかしたら、新たな感情の芽生えに興奮しているだけかもしれません。あなたの気持ち、責任の重さなどを知る事で、徐々に「興奮していただけだった」と気がつくかもしれません。

離婚という手段も、ときには正解です

一時の感情で判断しないほうが良い、責任の重さに気付かせましょうなどと、お伝えしてきましたが、それでも「許せない」感情を消すことができないかもしれませんし、重い責任でも新しい道を進みたいと言われる場合もあります。

ある程度、よりを戻すという努力をしても、無理なものは無理なときはあります。半年もしくは1年といった期限を決めて、それでも別れた方が良いと思うならそのほうが良いでしょう。夫婦なら離婚という選択になります。お子さんがいるといろいろと考えることもありますが、吹っ切れないまま夫婦を続けていっても、いつかは無理に耐えられなくなるかもしれません。

令和の今は、昭和ほど離婚への風当たりは強くありません。厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、人口1000人あたりの離婚率が1.68となっています。およそ1000人のうち約1.7人が離婚しており、1年間で20万7000組が離婚している計算になります。一方、年間の婚姻数は58万6438組で1000人あたり4.7人となっています。年間の離婚数は、婚姻数の3分の1の以上あることがわかります。

このように、離婚は珍しいことではありませんので、しっかりした事実を元に話し合いで決めたことなら、後悔することは少ないでしょう。

正しい判断は正しい事実から

何度も繰り返しますが、浮気の対処は難しいものです。よりを戻すにしても離婚するにしても、それなりの重い判断が必要です。ですから、あとになって「あんな判断をしてよかったのか?」と悩むことがないように、明白できっちりした事実を元に考えたいものです。

憶測だけの判断では、時が経つと「本当に、そうだったのか?」という疑念が沸き起こってきます。そうなると、いてもたってもいられない気持ちになることもあり、別れたという行為より、疑念のほうが膨らんできてしまいます。自分が下した判断に自信がなくなることは、とても苦しいことです。

まとめ

『わたしというものがいながら、ほかの女と……』というときの男の振る舞いは似ていますが、浮気に至るにはいろいろな理由があります。ですから理由をきちんと知り、事実を明白にした上で、対応策を考えるのが最善の方法です。理由も理解しようともせず、ただ感情に流されて事を決めてしまうことこそ、1番よろしくない浮気対象法です。まずは浮気の理由と事実を明確にしましょう。

浮気の事実をつかんで話し合いを着実に進めたいときのために、探偵による調査や弁護士によるサポートを頼ることも選択肢として覚えておきましょう。