安心&無料で探偵事務所をご紹介

専門スタッフが365日7時~23時対応

0120-166-043

夫の浮気は本気?遊び? 本気度の確かめ方と別れさせる手段

夫の浮気を疑う既婚女性

妻にとって夫の浮気は見過ごすことのできない問題ですが、特に厄介なのは、浮気が本気になってしまうケースです。一時の遊びなら、浮気が発覚した後はスムーズに解決することもできますが、夫が不倫相手に夢中になると、いきなり離婚をつきつけられる可能性もあるからです。夫の浮気が遊びではなく本気だと感じたら、自分が不利な立場にならないように早めに手を打たなければなりません。夫の浮気が本気かどうかを見極める方法や、本気だった場合に相手との関係を解消させる手段について紹介します。

浮気相手に本気になっているときの兆候は?

会話の無い夫婦

浮気とは、愛する女性に出会ったから始まるものではなく、パートナーとの現在の生活から目をそらしたいという気持ちから起きる現実逃避の行動と言えます。夫婦関係や日々の生活のストレスから解放されたいという思いや、家庭に自分の居場所がないという寂しさをまぎらわせるために、その場しのぎでほかの女性との遊びに走ってしまうのです。

しかし、それがあくまで遊びである以上、自分が妻に対して裏切り行為を働いているという後ろめたさがどこかにあるので、浮気が発覚するのを常に恐れ、びくびくした態度を取りがちです。また、罪悪感から妻に対する態度が優しくなったりするケースもあるでしょう。

一方、浮気が本気になっていくと、妻に対する罪悪感よりも浮気相手を思う気持ちが強くなります。相手に夢中になるにつれて妻や家庭のことを振り返らないようになり、相手のことで頭がいっぱいになっていくのです。そして、「相手を失いたくない」というところまで気持ちが高まれば、もう浮気の発覚を恐れることもなく、堂々と交際するようになるかもしれません。このように、夫の気持ちの変化は態度にも表れます。夫の本気度を示すサインを見逃さないようにしましょう。

夫婦のコミュニケーションが減った

夫婦生活が長くなれば、いつも話し合っていなくてもお互いの気持ちがわかるようになるため、自然に会話量が減る場合もあります。しかし、今まではいつもあれこれ話していたのに、なぜか夫があまり自分に話しかけてこなくなったとか、自分が夫に話しかけても生返事しかしないなど、コミュニケーションが極端に少なくなったら気をつけた方がいいかもしれません。

夫が浮気相手に本気になっている場合、気持ちが完全にそちらに行ってしまい、浮気相手のことばかり考えるようになります。そんな時に妻が話しかけると、まともに返事をしないばかりか、妻とコミュニケーションを取ることがだんだん煩わしくなってくる夫もいます。また、コミュニケーションが減るのは会話ばかりでなく、夫婦の営みも少なくなる傾向があります。夫が本気の相手との関係で欲求を満たし、それで満足しているからです。自分に対する夫の態度が急にそっけなくなったら、その原因を探ってみるべきです。

妻と一緒にいる時の機嫌がよくない

浮気相手に対する気持ちがさらに強くなっていくと、妻への関心が薄れるばかりでなく、妻と一緒にいる時はいつも不機嫌になる場合があります。浮気がまだ本気になっていない間は、妻に対する後ろめたさがありますので、落ち着かない様子になることはありますが、妻にいらだったり不機嫌な態度を見せたりすることはないはずです。

しかし、本気度が増すにつれ、浮気相手の性格や振る舞いが良く見え始めると同時に、妻に関しては欠点や気に入らない点ばかりが目に付くようになります。そうなると、浮気相手と過ごす楽しい時間が恋しくなる一方、妻といる時間が苦痛になり、知らず知らずのうちに不機嫌な顔をするようになってしまうのです。そんな時には、妻がどんな行動をとっても、夫にとってはすべて不満の種にしかなりません。また、不機嫌な理由をしつこく聞いたりすると、夫の感情を逆なですることにもなりかねないので注意が必要です。

朝帰りするようになった

役職や仕事内容が変わっていないのに、夫が夜遅くに帰宅する日が増えたり、朝帰りするようになったら要注意です。残業や飲み会などで遅くなることはあるかも知れませんが、最近では在宅勤務が推奨される場合もあり、また就業規定も厳しくなっています。職種によっては、よほど特殊な事情でもなり限り、たびたびそういうケースがあるとは思えないからです。特に朝帰りについては、甚大な被害やトラブルでも起きて、緊急対応しなければならないといった時以外は会社に泊まり込むことはないはずですし、それほど酒飲みでもなかった夫が朝まで飲み明かすようになったとしたら不自然です。

そんな不自然な行動を繰り返すようになったのだとしたら、妻に対する罪悪感よりも浮気相手と過ごしたいという気持ちの方が強くなっているのかも知れず、浮ついた気持ちが徐々に本気になってきている可能性が高まります。帰宅時間が遅い日が以前よりも増えてきたと思った段階で、決まった曜日に遅く帰ってきていないかどうか確かめておきましょう。遅くなる曜日が決まっているのだとしたら、その日が浮気相手との密会の日かも知れません。

夫婦や家族の大事な日に何もしない

普通であれば、クリスマスや家族の誕生日などは、早めに家に帰って一家でお祝いするものです。そんな大事な日に家に帰ってこないのだとしたら、夫にとって家族よりもっと優先すべき事情があったということです。その事情が浮気なのだとしたら、夫が一番大切に考えている存在はすでに妻や家族ではなく、浮気相手だということになり、本気度はかなり高いと言えるでしょう。

また、浮気相手と会う日が妻や家族の大事な日と偶然重なったのならまだしも、意図的にその日を選んで予定を入れたのであればさらに深刻です。家族と一緒に祝い事をするのを嫌っているのかも知れませんし、そういう態度をあからさまに見せているようであれば、かなり危ない状態になっていることも考えられます。

ドタキャンや急な予定変更が増える

大事な日を軽んじるのと同様に、前々から夫婦や家族で出かける約束をしていた日に、『急な仕事で呼び出された』『出張が入った』などの理由ですっぽかすのも怪しい行動です。1度だけなら本当に仕事かもしれませんが、それが何度か重なるようなら、浮気相手が、本気度を試そうとして夫を振り回すようなわがままを言っている可能性もあります。

というのも、浮気を後ろめたく思っている間は、家族との約束がある日と密会の日がなるべく重ならないようにするはずだからです。それがたびたび重なるということは、浮気相手が自分の都合に合わせるように夫に要求していると考えられ、また夫も嫌われたくないために家族の約束より浮気相手を優先しているということになります。それが繰り返されるようになると、夫はもめ事を避けるために家族と出かける計画には一切参加しなくなり、浮気相手との予定だけを優先するようになってしまうかもしれません。

家族や親戚に冷淡になる

浮気相手との関係が深まるほど、夫はほかの人のことがどうでもよくなり、2人の関係を誰にも邪魔させたくないという気持ちが高まっていきます。その結果、邪魔をする可能性のある家族の存在をうとましく感じ始め、さらには自分を正当化するために家族を全否定するようになるかもしれません。「自分が浮気をしたのは家族に問題があるからだ」「理想の相手に出会ったのは運命なのだから妻を捨てても構わない」という論理です。また、妻を非難して自責の念を植え付け、離婚を承諾させようという計算を働かせるケースも少なくありません。

こうした態度は、妻だけでなくその親兄弟など、親戚に対しても表れます。浮気相手だけが愛情を注げる存在になれば、妻も親戚もただの他人でしかなくなり、まったく関心を持たないようになります。そればかりか、浮気相手との関係を邪魔する兆候があれば、敵意を抱くようにもなるでしょう。

家から出ていってしまう

浮気相手に夢中になり、妻の存在をうとましく感じるようになった夫にとって、家で過ごす時間はストレスでしかありません。そのストレスが限界まで蓄積された時、家を出ていくという行動に走る場合もあります。妻と別居して、浮気相手と暮らすことになれば、誰にも邪魔されずに好きな女性といつも一緒にいることができるのです。

家を出ることを決断した時点で、もう夫に妻との夫婦関係を続けようという気持ちはなくなってしまっています。夫か浮気相手か、どちらかの愛情が冷めて2人の関係が破局しない限り、離婚に向かうのを止めることは難しいでしょう。

夫が本気だと知ってもやってはいけないこと

浮気した夫を責め立てる既婚女性

夫が浮気相手に本気だと知れば、ショックを受け、悔しい思いをするのは当然のことです。しかし、感情に任せて行動するとかえって事態を悪化させる場合があります。浮気相手と別れさせるためにしたことが、逆に相手との関係を継続させる結果になったり、強引な方法で別れさせようとしたために相手から訴えられたりするケースもあります。夫の本気の浮気に気づいた時でも、妻がやってはならないことをご紹介します。

見て見ぬふりをする

夫に浮気されている現実を受け入れたくない、または放っておけば浮気熱が冷めて別れるのではという考えから、見て見ぬふりをする人もいます。しかし、夫の浮気を放置しておくと、浮気相手にさらにのめりこんでしまうことにもなりかねません。夫が浮気しているかどうかも気にしないような態度を見せれば、夫は妻が自分にまったく関心を持っていないのではと思い、自分に関心を持ってくれる相手にどんどん気持ちが向いていくケースもあります。それが、元々家に居場所がないと感じていた夫ならなおさらです。

また、見て見ぬふりをすることで、さらに大胆に行動するようになるというデメリットもあります。妻にとがめられる心配もなく、浮気相手と頻繁に会うようになって関係が深まり、浮気が本気になるリスクも高まっていくので見て見ぬふりは危険なのです。

夫を責め立てる

見て見ぬふりはだめだからといって、帰宅が遅くなったりした時など、ことあるごとに浮気を疑って夫を責め立てるのもおすすめできません。そもそも夫が浮気に走った理由が、妻と家にいる時間をストレスに感じているからという場合もあります。それなのに家に帰ってきたとたん、もっと早く帰れないのか、妻に対する思いやりがないなどと文句を並べ立てられれば、ますます家に寄り付きたくなくなるはずです。

そして、いつも自分に攻撃的な態度を取る妻への怒りが膨らみ始めると、浮気の罪悪感が薄れるとともに、居心地よく過ごさせてくれる浮気相手にどんどん気持ちが傾いていきます。また、浮気を疑うような発言を繰り返すと、夫が浮気の証拠をつかまれないように用心しだす可能性もあり、あとあとの交渉で不利になるかも知れないので気をつけなければなりません。

夫の行動を制限する

浮気を止めさせるために、休日にいろいろ用事を入れて夫を外出させないようにしたり、夫が外出するときに自分もついていくと言って相手に会うのを邪魔しようとしたりする人もいます。しかしこれも、責め立てるのと同様、夫のストレスが増える原因になり、気持ちが妻からさらに離れていきます。

また、浮気相手に会えないと思うと、より一層会いたい気持ちが高まり、無理をしてでも会いに行こうとするため、妻と大喧嘩になるような場面も出てくるでしょう。加えて、浮気相手との関係を妨げる障害が大きくなればなるほど恋愛感情が高まり、2人の結びつきが強まることも考えられます。行動を厳しく制限しすぎるのは禁物です。

一方的に家を出ていく

浮気相手に夢中になっている夫に対し、「顔を見るのも嫌になった」とか、「自分が思い切った行動に出れば夫が反省するかもしれない」といった理由で、何も言わずに家を出てしまう人もいます。しかし、コミュニケーションが取れない状態が長引けば、たとえ夫が反省したとしても話し合うことができません。

また、夫がやり直しを求めているのにもかかわらず、かたくなに接触を拒めば、その行為が夫婦の関係を遠ざける原因と見なされることもあります。そうなると、妻の方が不利な立場に立たされ、夫と離婚したいと望んでも離婚請求ができないといった状況に陥ることもあります。少なくとも夫と連絡を取ることは拒まず、必要があれば話し合いに応じる姿勢を見せておきましょう。

浮気相手を脅す

愛する夫を奪われたという気持ちが強いと、その怒りが浮気相手に向けられることもあります。しかし、それがエスカレートして相手を脅すようなことをすると、脅迫罪に問われる可能性もありますので、気をつけなければなりません。脅迫罪に当たるかどうかは、実際に相手が恐怖心を抱くかどうかではなく、浴びせた言葉が一般的に見て恐怖を感じるものだったかどうかで決まります。

例えば、「痛い目に合わせる」「家に火をつける」「殺してやる」といった言葉は、身体や命に危害を与える告知と見なされ、脅迫罪の対象になります。それによって浮気された被害者の立場から加害者の立場に変わってしまい、離婚や慰謝料の交渉の際も不利になりますので、ぜったいに過激な言動は避けるべきです。

違法な仕返しや嫌がらせをする

夫や浮気相手に暴力をふるうのも厳禁です。殴る蹴るなど直接体に触れた時だけでなく、コップの水を浴びせかけるだけでも暴行罪に問われる可能性があります。さらに、暴力をふるった結果、相手が怪我をすれば傷害罪も適用されます。

暴行ではなくても、度を越えた嫌がらせをすれば同様に処罰の対象になります。例えば、浮気の事実を浮気相手の勤務先に知らせて会社にいづらくさせたり、退職に追い込もうとしたりすれば、名誉棄損罪に問われる可能性があります。また、浮気相手にしつこくつきまとったり、無言電話を繰り返しかけたりする行為は、迷惑防止条例やストーカー規制法違反になりかねません。相手が苦しむ姿を見て、一時は清々するかもしれませんが、後になってきっと後悔します。法に触れるような仕返しはぜったいに避けましょう。

スポーツに打ち込んだり、カラオケで絶唱したり、日記に思いを綴ったりするなどして、悔しい気持ちにからこみ上げるストレスを発散する方法を見つけましょう。

夫を思いとどまらせる方法

夫のネクタイをきつく絞める既婚女性

相手と別れさせるために過激な手段を使うのは避けるべきですが、かといって何もしないまま手をこまねいていたら、問題解決どころか、ますます事態が悪化する可能性もあります。もし、浮気の原因が夫の精神面にあるのなら、家庭環境を変えることで状況を改善できるかもしれません。浮気相手に傾いている夫の気持ちを自分に引き戻すためにできることを紹介します。

罪悪感を抱かせる

夫がほかの女性にうつつを抜かしていることを知ってしまうと、普通なら夫のために家事をするのが馬鹿らしくなります。しかし、そんな時こそ家事に力を入れましょう。毎日おいしい料理を作り、かいがいしく夫の身の回りの世話をするのです。それは、浮気相手と張り合うためではありません。

夫に罪悪感を持たせるための行動です。浮気をしている夫にしてみれば、かいがいしく働く妻の姿を見るにつけ、『自分は妻を裏切って浮気しているのに、そうとも知らずに毎日頑張ってくれている…』と、申し訳ない気持ちが心の中に芽生えてきます。罪悪感が大きくなればなるほど、浮気も楽しいものではなくなっていくはずです。あまり張り切りすぎるのも不自然ですので、不審に思われない程度に、けなげな妻を演じましょう。

夫を引き立てる

「男はプライドの高い生き物」と言われます。もしかすると、夫が浮気に走ったのは家でプライドを保つことができず、むなしい気持ちを別の場所で埋めるためだったかもしれません。それなら、夫がいるから生活が成り立っているのだということを機会があるたびに口にし、子供にも聞かせるようにしましょう。あまりあからさまにやるのはいけませんが、例えば子供が夫にわがままを言ったら、『パパはいつもお仕事で頑張ってくれているんだからね』と、諭すなどして、夫を立てるのです。

家族が夫を尊敬し、頼りにしているという思いが伝われば、夫にも「家族を支えるのは自分しかいない」という自覚が生まれるはずです。そうなれば、たとえ誰かと浮気をしても、それが本気になる可能性は低くなるでしょう。浮気相手が結婚を迫っても「自分は家族を捨てる気はない」と言わせることが大事なのです。

夫としっかり向き合う

夫の浮気の原因が、「妻がかまってくれないから」というケースもあります。普段、自分が興味を持ったことを話しても、いつも妻が上の空で取り合わなければ、だんだんと「自分に関心がないんだな」と感じていきます。そんな時に、自分の話を真面目に聞いてくれる女性と出会ったら、その相手と一緒にいる方が「居心地がいいなあ」と思うのは自然な心理かもしれません。

たとえ興味のない話題であっても、会話の糸口を見つけて夫の話し相手になってあげましょう。そうすることによって、夫の機嫌がよくなれば、ギスギスした家の空気も和らぐでしょうし、「自分に関心を持ってくれる家族がいる」と感じることで孤独感もなくなるでしょう。

自身の魅力を保つ

「男は目で恋をする」と言われます。見た目だけで結婚を決めたわけではないかもしれませんが、結婚当時、夫は妻を魅力的な女性だと思っていたはずです。もちろん、その後家事や育児に追われて外見に気を遣う暇がなくなるのは当然のことで、それを理由に浮気をすることが許されるわけではありません。

しかし、妻が一日中パジャマ姿でいたり、髪が乱れ放題にしたりしていても気にする様子もなかったとしたら、夫が女性としての魅力を感じなくなるのも事実です。だからといって、急に派手なメイクや服装をしたり、セクシーな下着をつけたりするのはおすすめしませんが、できるだけ髪や肌のケアを怠らないようにし、夫が好みそうなメイク、ファッションをさりげなく取り入れるようにすれば、夫の見る目も変わるでしょう。

離婚を回避するためにするべきこと

内容証明書用紙

子供のこともあるし、離婚は避けたい。でも、夫が浮気相手に本気になっているなら、もうやり直せないのでは…。そんな風に考えてしまう人もいるかも知れません。しかし、夫が本気になった後も、浮気相手による略奪を阻止することはできます。夫に浮気の事実を認めさせ、相手と別れさせる合法的な方法を紹介します。

浮気・不倫の証拠を集める

浮気問題を解決し、離婚を回避したいなら、まず浮気の事実を証明できる確実な証拠を手に入れることです。基本的に、離婚の原因となる不貞行為を行った配偶者が、離婚請求をすることは認められていません。不貞行為とは配偶者以外の異性と自由な意思で肉体関係を持つことで、それを立証できる証拠があれば、離婚を阻止しやすくなります。また、確実な証拠を突きつければ、夫も言い逃れはできず、妻とまともに向き合うしかなくなります。夫と話し合い、夫婦生活をやり直す上でも、証拠集めが必要なのです。

ただし、法廷でも通用するような証拠を集めるのはとても大変です。しかも、証拠を集めていることに夫が気づいたら、用心して証拠を隠すようになるかもしれません。夫に気付かれずに証拠をつかむには、探偵社や興信所など、浮気調査の専門家を利用する方が確実です。

浮気相手に内容証明郵便を送る

浮気の証拠をつかむことができれば、夫と別れてほしいということを記した書類を内容証明郵便で浮気相手に送るというやり方もできます。内容証明郵便とは、書類の送付日時や内容を郵便局が証明してくれるもので、裁判でも使うことができます。

内容証明郵便を送りつけることで、浮気相手に夫との関係が完全にバレていることを知らせるとともに、「訴えられるかもしれない」というプレッシャーを感じさせることができます。実際、内容証明郵便を受け取って驚いた浮気相手が目を覚まし、その後すぐに夫と別れるというケースもよくあるのです。

浮気相手と話し合いの場を持つ

浮気相手と直接会って話すのも一つの方法です。浮気相手は妻の存在を知っていたとしても、本人に会わないうちはどこか遠い存在のように感じているでしょう。それが実際に目の前に現れれば、ショックを受けるはずです。そして、自分が夫の家庭を壊そうとしているのだという現実を改めて認識し、それでもまだ浮気を続けるのかどうかという決断を迫られることになります。浮気相手が、そこまで夫に本気でないのであれば、妻との話し合いの結果、別れることを選ぶ可能性は高いと言えます。

浮気相手に慰謝料を請求する

浮気相手が、既婚者だと知りながら夫と関係を持っていた場合、浮気相手に慰謝料を請求することができます。相手の経済状態にもよりますが、慰謝料の相場は100万円~300万円と決して安くはありませんので、それを支払うとなれば少なからずダメージを受けます。中には「夫と別れてくれるなら慰謝料まで取らなくてもいい」という人もいますが、口では「別れた」と言いながら、隠れて交際を続けるケースもあります。しかし、痛い思いをさせれば、再発率も下がります。慰謝料請求で経済的ダメージを与えて、2度と関係を持たせないようにしましょう。

だだし、夫が独身だと偽って浮気をしていた場合は、浮気相手に過失がなく、慰謝料が請求できないこともあります。場合によっては、浮気相手がどうやって夫と知り合ったかの調査も必要になるかもしれません。

夫に現実を再認識させる

浮気相手にのぼせて夢見心地でいる夫にも、現実の厳しさを突きつけましょう。夫の希望通りに離婚するとなれば、慰謝料や財産分与など金銭問題が発生しますし、子供がいて妻が親権を取れば養育費も払い続けなければなりません。将来の住居に関する不安も出てくるでしょう。

夫個人のローンなどもあれば、離婚後、生活が苦しくなることも考えられます。経済面だけではありません。親の離婚は子供に大きな精神的ダメージを与え、その将来にも影響を及ぼします。さらに、離婚の原因が浮気だということが職場に知られると、同僚の信頼を失い、会社にも居づらくなります。失うものの大きさを再認識すれば、夫も夢見心地ではいられなくなるでしょう。

離婚する気がないことを伝える

自分に離婚する気がないことを夫にきっぱりと伝えておくのも重要なことです。いくら夫側が離婚を要求しても、妻が合意しなければ協議による離婚はできません。そうなると裁判に持ち込むしかありませんが、夫婦関係の破綻の原因が夫の浮気なのであれば、どれほど離婚を望んでも夫から離婚請求することは認められません。

つまり、夫が浮気をしていた事実を裏づける確実な証拠をつかんでいるのなら、離婚を回避できるのです。また、裁判で争うのは時間もお金もかかりますので、その大変さを知った夫が離婚に消極的になることも十分に考えられます。夫が離婚話を切り出しても、断じて応じない覚悟を持つことが大切なのです。

離婚届の不受理の申し出をする

離婚を阻止するために万全を期すなら、離婚届の不受理の申し出も考えた方がいいかも知れません。離婚届不受理申出制度とは、夫婦の一方が相手の同意なしに市区町村役場に離婚届を提出するのを防ぐ制度です。不受理申出をしておけば、妻の知らない間に夫が勝手に離婚届を提出しようとしても、役所で受理されず、離婚は成立しません。

離婚届不受理申出は、提出された時から効力を発揮し、申請を行った本人が取り下げない限り無効にできません。夫が妻の分まで押印して離婚届を出すといった姑息な手段を取りそうであれば、先回りして不受理申出をしておくのがおすすめです。

夫が浮気相手と別れることをかたくなに拒み、妻の方もそんな夫に愛想を尽かした時は、慰謝料を請求してすっぱり離婚しましょう。慰謝料は、浮気相手に請求できるのと同時に、自分の夫に対しても請求できます。夫の浮気が原因で離婚に至った事実が明らかな場合はもちろんのこと、浮気が発覚した後も相手と交際し続けたり、生活に必要なお金を相手につぎ込んだりして妻に大きな精神的苦痛を与えている場合は、高額な慰謝料を請求できます。自分を苦しめた夫や浮気相手に制裁を加えるためにも、浮気の詳細な事実を証明する証拠をつかんでおきましょう。

まとめ

夫の浮気が遊びのうちはまだしも、浮気相手に本気になってくると、家族より相手の都合を優先するようになったり、家族をかえりみないようになったりします。さらにそれがエスカレートすれば、家庭崩壊や離婚にもつながりかねないため、浮気の兆候に早く気づき、本気度が高いほどすぐに行動することが重要です。

普段から夫婦のコミュニケーションを大切にすることが、浮気の抑止力になります。夫の目を覚ますには、居心地のよい家庭環境を作って夫が家に居つくように仕向けることが重要です。それでもだめなら浮気相手に内容証明郵便を送ったり、慰謝料を請求したりするなどして、あくまで合法的なやり方で牽制して撃退を図らなければなりません。

暴力や迷惑行為はぜったいにしてはいけません。そのためにはまず、裁判になったときにも有利な立場に立てるよう、探偵社などを利用して浮気の確実な証拠を揃え、準備万端整った上で、戦いに臨みましょう。冷静な判断が、あなたの将来を確かなものにします。無料で相談を受け付ける探偵社もありますので、不安な気持ちを解消したいなら、当サイトを通じて探偵社に相談してみてください。