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浮気は治らない? 浮気癖を見抜き、繰り返させないための処方箋

パートナーの浮気に気づいた女性

浮気をする人は、一度だけでなく何度も浮気を繰り返すと言われます。アメリカのデンバー大学の大学院生が行なった、18~35歳の484人の5年間にわたる調査の結果では、「恋人との交際中に浮気したことがある」と答えた人は全体の32%。そしてそのうちの45%が次の恋人ができた時に、また浮気をしていたことがわかりました。浮気する人の半数はまた浮気を繰り返す結果が出ました。全体のおよそ15%の人が何ども浮気をするのです。

では、浮気を繰り返すのは一体どんな人たちなのでしょうか? また、彼らはなぜ浮気を止めることができないのでしょうか? 浮気癖のある人を分析することで、浮気の再発防止策を打てる可能性もあります。たとえパートナーが浮気をしたとしても、悲観的にならず二度と浮気をすることがないよう「浮気男」の特徴をつかみましょう。ここでは浮気男の特徴や心理、浮気を止めさせる方法などをご紹介します。

浮気を繰り返す人の心理は?

浮気する男性

一度目の浮気でパートナーを傷つけたにも関わらず、何度も浮気を繰り返してしまう身勝手な男性は「浮気性の人」である可能性が高いです。そのような男性はパートナーとなる女性がどんなに魅力的な人であったとしても病気のように次の女性を見つけて浮気を繰り返してしまうと言います。では、浮気性の男性はなぜ、何度も浮気を繰り返してしまうのでしょうか? そこには、単に性格の問題だけでなく、依存症が関わっている場合もあります。浮気を繰り返してしまう男性の心理を探ってみましょう。

家庭の外で恋愛を楽しみたい

既婚者が浮気をする原因で、性的な欲求不満の解消と並んで多いのが「重責からの解放」ではないでしょうか?家庭では良き夫や良き父としての役割を全うしているものの、家族を養うという責任は重く時には負担に感じてしまうものです。そんな時、独身時代のような気楽さや解放感を求めて現実逃避がしたくなり「恋愛」という楽しみを外に見出してしまうのでしょう。

つまり、恋愛を楽しんでいる間は、家族への義務を忘れ、一人の男として浮気相手の女性にだけ向き合えば良いわけですから、その時間だけは肩の荷を降ろせるのです。一度その開放感を味わってしまうと例え浮気が発覚しようとも何度でも浮気をしたくなってしまと言うわけです。その先には慰謝料や家庭崩壊などのさらなる重荷が待っているとも知らず、のんきなものですよね。

浮気に罪悪感を抱いていない

男性のなかには、「浮気は男の甲斐性」などと捉え浮気に対する罪悪感をまるで持たない人がいます。大衆芸能役者や大富豪なら、さもあらんと納得もできるかもしれませんが、一般人では堪りません。そのような男性は、そもそも男女平等などという概念がなく、夫は一家の主人であり妻や家族はその意見に従うのが当然とさえ思っている節もあります。

つまり物事を何でも自己中心的に捉える傾向があり、自らの浮気によって踏みにじられた妻の悲しみなど気がつくはずもありません。それどころか、外に女を作って遊ぶことで妻の良さを再確認できるなどと都合良く考え、まるで浮気が家庭円満のもとであるかのような認識さえしているのですから驚きです。妻の立場としては論外の思想ですが、もちろんそのような意見に耳を課すはずもないので何度でも浮気を繰り返すのです。

自分はモテると思いこんでいる

自分のことが大好きでナルシストな男性は、女性にモテることが自らの存在意義だと考えています。そのため、たとえパートナーがいても「女が俺を放っておかない」とばかりに常に浮気のチャンスを伺っています。また、人よりも自己肯定感が強く、自分を魅力的に見せることに長けているため、誰の前でも自信満々に振る舞い女性の視線を集めるのが得意です。

その華麗なる自己アピールに引き寄せられた女性のなかから恋愛対象を探すため浮気相手に不足することがありません。そのうえ、このタイプの男性は自己愛の強さからか、相手への関心が薄くすぐに飽きてしまうため、新たな浮気相手を求め浮気を繰り返してしまう傾向にあります。

パートナーが自分から離れないと思っている

夫婦の関係性を対等とみてない男性は、妻の心が自分から離れていくことなどないとタカを括っています。その原因は恋人同士だった頃の関係性が由来している場合や、収入面で自分のほうが上だと感じていること、パートナーの懐の広さに甘えているケースなどがあげられます。

このタイプの男性は、たとえ浮気が発覚しても「妻が自分から離婚を切り出すことはない」とパートナーを軽視しているため浮気に対するハードルが非常に低いです。その浮気に対する罪悪感の薄さから、何度でも浮気を繰り返す傾向にあります。さらに、夫婦の存続を決める主導権は自分にあると思い込んでいるため、不貞行為に対する危機感も薄いのがこのタイプです。調べれば意外と簡単に浮気の証拠となるボロを出す可能性も高いため、実は制裁を加えるのも簡単なタイプかもしれません。

ホルモンの影響

男性ホルモンの一種にあたる「テストステロン」は、脳の視床下部を刺激して性欲を高める働きをします。このホルモンが活発な男性は、人よりも多く性衝動が起こるためセックスへの欲求が自然と高くなってしまう可能性があります。つまり、心理的な要因から浮気をするわけではなく、「セックスがしたい」という単純な生理的欲求から浮気に走ってしまうというわけです。

本来なら、テストストロンは20代をピークに減少していくもので40~50代では性欲も若い頃と比べて減退してくるはずです。しかし、何らかの要因によりこのホルモンが活発に分泌されている男性は、いくつになっても性欲が旺盛なためいつまでも浮気の虫が収まらないという結果となってしまうのです。また、このホルモンが活発に分泌されている男性には、毛深い、筋肉質などの身体的特徴が多くみられるため、パートナーがこのタイプに該当するかどうかは比較的簡単に見分けがつくかもしれません。

恋愛依存症

言葉だけみると女性の陥るものと思ってしまいがちですが、昨今の男性には意外とこのタイプの人が多いようです。恋愛依存症とは、読んで時のごとく「恋愛」をしていないと生きがいを感じられないことです。恋愛依存症の人は、その恋が上手くいっている間は何事にもポジティブに向き合えますが、不穏になった途端にネガティブ思考になり新たな恋愛を求めて浮気相手を探してしまうのです。また、恋愛に依存する人は寂しがりやの傾向が強く、寂しさを埋めるために恋愛がしたくなるということも多いです。既婚者でありながら、恋愛に依存してしまうという男性は、愛しあうパートナーがいても、その愛が我が子に向けられると虚しさを感じ浮気に走ってしまうのかもしれません。

浮気が治らない男の特徴は?

浮気癖のある男性

何度浮気が発覚しても懲りずに浮気を繰り返す「浮気癖」のある人には、どんな特徴があるのでしょうか?その特徴を掴めば、パートナーの日常に現れる態度や性格から浮気癖の有無を見抜けることもあります。ここでは、浮気が治らない男性の特徴をいくつかご紹介いたしますので、パートナーに当てはまる項目がないか確認してみましょう。もしもいくつか合致する特徴があれば、浮気癖のある男性かもしれないと十分に注意をした方が良いでしょう。

承認欲求が強い

浮気癖がある男性には、人と比べて承認欲求の強さがうかがえる傾向にあります。既婚者であれば、家族の平和が自らの価値と捉え満足できるはずですが、なぜかそれでは満たされないタイプの人も存在するのです。そして、家庭のなかに自分の価値を見いだせず、家族に認められて いないと感じた男性は、外に承認してくれる相手を求め浮気に走ってしまうというわけです。

ただし、その背景には夫や父親としてもっと家族を支えて欲しいという妻からの要望があり、そのプレッシャーから自尊心が傷つけられて承認欲求が強くなってしまうという理由も存在するようです。つまり、そのような男性には、子供にやる気を起こさせるがごとく明快に相手を褒めるという気配りが必要なのかもしれません。

特殊な性癖がある

性癖とは、性への嗜好であり、誰もが一定程度は持ち合わせているものだと言われています。また、大抵の男女が持つ性癖は、想定の範囲内であるためパートナーとのセックスで欲求を満たすことができると考えられています。しかし、なかには強い拘りを持つ性癖の男性もいて、妻にはそのスタイルを強要できないために性欲が解消されず、性癖の合致する女性と浮気をするケースもあります。

ならば、行為の最中はパートナーの要望を受け入れ満足させれば浮気を防げるのかというと、一概にそうとも言い切れません。その理由は、性癖に強い拘りを持つ男性が必ずしも妻にその嗜好を打ち明けるとは限らないためです。特に強い拘りを持つ男性では、妻に話しても受け入れてもらえないだろうと諦め、最初から外にセックスフレンドを持つ人も少なくないのです。

女性の容姿・スタイルに強いこだわりがある

浮気を繰り返す男性には、異性の好みについて、外見上の強いこだわりを持つ人が多いです。当然パートナーとなる女性は、人間性だけでなく容姿の好みも合わせて相手を選んでいるはずですが、夫婦になるとその容姿も見飽きてしまうため、さらなる好みの容姿を持つ女性を求め浮気に走ってしますのです。妻の立場からすれば「そんなのお互い様だし、どの面さげて物を言っているの?」と首をかしげたくもなりますが、このタイプの男性は自分の外見にも自信を持っているため、たとえ誰かになじられようとも聞く耳を持たないでしょう。

見栄っ張りである

周囲の人に対し、自分を大きく見せようと見栄を張る男性は、浮気をしやすい傾向にあります。このタイプの男性は、自分の本来の姿を偽ってでも格好よく見せたいという心理から嘘をつくのが上手です。そして、女性の前でも虚勢をはり、自分を魅力的な男に見せるための嘘を平気でつきます。もちろん、堅実な女性であればそんな嘘には騙されませんが、なかには誇張された話に騙されて、それを魅力に感じて付き合いたいと思ってしまう女性もいます。その結果、女性から慕われる自身の偽りの姿に酔いしれ浮気をしてしまうのです。しかし、嘘はいつかバレてしまうもの。本来の姿が暴かれてしまうと女性の好意も消えてしまうため、また新たな出会いを求めて浮気を繰り返してしまうようです。

優柔不断である

何事にも優柔不断でハッキリさせない性格の男性も浮気をする可能性が高いです。優柔不断な人は、断ることが苦手で、決断力が鈍く、相手から頼まれると嫌と言えない性分です。そのため、既婚者であっても、女性からせまられると嫌とは言えず危険な誘惑にのってしまう恐れがあります。さらに、一度デートをしてしまうと二度目も断れず、ズルズルと肉体関係へと発展し不倫関係に陥ってしまうというわけです。また、このタイプは、妻に浮気が発覚し、浮気相手との関係を解消したくても、相手に泣きつかれると振り切れず、なかなか関係性を精算できないケースが多いです。つまり、優柔不断なパートナーが浮気をした場合、浮気相手との関係解消はスムーズにはいかないと考えた方が良いでしょう。

責任感が薄い

既婚者でありながら責任感が薄いとは、そもそもからして大問題ですが、夫や父としての責任を果たすという気持ちが薄い人は少なからず存在し、そのような人は浮気に対する抵抗感も薄い可能性があります。本来であれば、誰でも結婚して家族を持つと、朗らかな家庭を育むため責任感を持ちます。そのため、パートナーと協力しあって仕事や育児を全うしようと頑張るわけですが、責任感が薄い人は当事者意識が薄く非協力的なことが多いです。

その結果、妻の妊娠中や育児中など、子供に専念するあまりパートナーへの関心が薄れた時などに浮気をしてしまうケースは良く見られます。『きちんと仕事をして稼いでいるのだから、浮気くらい良いだろう』という見解なのでしょうが、妻の精神的サポートができない幼稚な男性は、責任感があるとは言い難いものです。

口が上手い

口が上手くて言葉たくみに相手を丸め込んでしまうような男性は、浮気をする可能性が高いと言えるでしょう。このタイプの男性は、話し方が上手で説得力があるため、聞き手にとても理性的で賢い印象を与えます。また、話し上手は聞き上手とも言われるように、相手の話を聞く術にもたけているため、理解力のある男に見せるのが上手です。さらには、相手を上手く誘導し、話を聞き出すことも得意なので、話し手は、ついつい自分の悩みを相談してしまいます。つまり、口が上手い男性は、賢くて包容力があると見られ女性にもモテる人が多いと言えるのです。その結果、本人にその気がなくとも女性に誘われれば、言葉たくみに妻を誤魔化せると考え浮気に走ってしまう恐れがあります。

言い訳が多い

普段から言い訳が多い男性は自分を正当化するのが得意なため、浮気をしても絶対に自分の落ち度を認めないでしょう。よって、このタイプの男性は浮気をしても罪悪感を持たず、ふとしたキッカケがあれば浮気をしてしまう可能性が高いです。男性は結婚をしても、性欲が衰えないため魅力的な女性を見れば少なからず性的興奮を覚えるものです。

ただ、一般的にはどんなに魅力的な女性が表れても性欲を理性で抑えて浮気を諦めるはずです。しかし、言い訳の得意な男性は浮気をするのには根拠があり、自分は悪くないと屁理屈をこねて躊躇なく性欲に従ってしまうでしょう。そして、浮気が発覚しても、幼稚な理由を述べて責任逃れをするため、タチが悪いのもこのタイプです。

不幸な女に弱い

正義感が強く頼もしい男性は夫にするのに最適とも思われがちですが、実は以外な落とし穴もあります。正義感の強い男性は、困っている人や辛い状況にある人をみると放って置けない性分です。そして、少しばかりの犠牲なら厭わず相手を助けたいと考えてしまう傾向にあります。もちろん、それだけなら男らしく立派で妻としても誇らしいものですが、ともすれば浮気という罠にハマってしまう可能性も否定できません。

その最も懸念すべき罠とは不幸な女性にも弱いことです。不幸な女性の弱々しさは、意図せずとも正義感の強い男性の持つ「守ってあげたい」という本能を焚き付けます。そのため、正義感の強い男性は、不幸な女性を見るとついつい手を差し伸べ、彼氏のように振る舞ってしまうのです。その行為に勘違いした女性と不倫関係になってしまうというケースは意外と多いです。

時間とお金に余裕がある

不倫をするタイプの男性に多いのが、経済力が豊かで時間に自由が聞く人です。不倫をするには相手の女性とデートをするための時間と経済力が必要です。さらにその2つを持ち合わせている男性は、女性からモテる傾向にあるため、たとえ本人にその気がなくとも周りが放っておきません。

また、女性は、付き合うだけなら未婚に関わらず、金銭的に余裕のある男性の方が良いと考える人も多く既婚者だろうと構わずに恋愛対象にします。さらに、金銭的余裕のある男性は、身なりを整えることも欠かさないためスタイリッシュで女性の目に止まりやすいです。つまり誰の目から見ても魅力的にみえ、注目の的となってしまうため浮気をする確率も非常に高くなってしまうのです。

浮気癖を治す処方箋は?

指でバツ印をつくる女性

人間の性格は簡単には変わらないもの。かりに浮気が発覚し、その場では反省したとしても、また浮気を繰り返すかもしれません。もし、夫婦としての関係性を継続するのであれば、浮気を止めさせるための対策を検討した方が良いでしょう。たとえば、環境を変えるなどの工夫をすることで、少しずつ改善される可能性もあります。ここでは、浮気癖を治すためにできることをいくつかご紹介します。

夫のお金を妻が管理する

浮気をするには、浮気相手とデートをするためのお金が必要です。つまり、パートナーに浮気を止めさせるには浮気に不可欠なお金を妻が管理すれば良いのです。具体的には、クレジットカードを使わせないようにする、もしくは使った直後に明細が確認できるよう夫名義のカードを管理するという方法があげられます。そして、現金は最小限しか持たせず、代わりにキャッシュレスアプリを使い、利用使途を夫婦で共有できるようにするのもおすすめです。

つまりパートナーのお金の使いみちを妻が確認できる状態にしておけば、浮気の抑止力にもなるうえ、怪しい出費があった時にもすぐに問いただすことができるというわけです。ただし、この対策はあくまでもパートナーの収入をすべて妻が管理している状態でのみ有効な手段です。

自分にとって夫が大切な存在であることを伝える

夫婦の絆が確かなら、夫が浮気に走ってしまう危険性は低下するでしょう。普段からコミュニケーションをとって、お互いに心身ともにいたわることが重要です。普段から、夫のことを大切な存在であることを言葉や態度に出して、またあなたも相手にとって大切な存在であるよう振る舞いましょう。一度浮気をしたからと、夫のことに無関心になってしまうと、夫のほうもまたほかの相手を求めてさまようようになるはずです。けっして放置することのないよう、真剣に向き合ってください。

自尊心を満足させる

男性はだれしもプライドを持っていますので、家庭においてもそのプライドを保ってあげることが重要です。もし、妻がかまってくれない、子供が夫に感謝しないなど、家庭に居場所がないと感じて他の相手に癒しを求めてしまった場合は、その自尊心を満足させてあげるのも一つの手です。夫を引立てて自尊心を満足させ、家庭や家族を守る責任感を持たせることで、ほかの女性への関心をなくすのです。『いつもお仕事をがんばってくれてありがとう』と労ったり、子供に対しても父親の威厳を伝えたりして引き立てます。浮気をした夫をちやほやするのは、少し抵抗があるかもしれませんが、相手が浮気を反省しており、あなたも夫婦関係を続けたいと思うなら、お互いを尊重しあえる関係の構築を模索してみましょう。

誓約書を書かせる

浮気を1度は許したとしても、2度目はないという契約を交わすという手もあります。2度目の浮気をした場合の慰謝料や、離婚時の財産分与、子供がいれば親権と養育費についての話し合いをして、法的に効力のある契約書を交わしておきましょう。口約束では履行されないリスクがありますので、弁護士や司法書士に相談して法的に効力のある書類を作りましょう。もしこのような契約書を作りたくないという場合は、今後も浮気する気が強いとみて、関係を続けるのではなく、別れる方向に考えてみてもいいかもしれません。誓約書づくりは相手の覚悟を確かめる上でも重要なアイテムとも言えます。

それでも浮気を止めない時は?

専門家に相談する女性

いろいろ工夫をしても、まだパートナーが浮気を繰り返している気配がある場合は、その事実を明らかにして、夫婦できちんと問題に向き合わなければなりません。そして、もし夫婦関係をそれ以上続けられないのであれば、慰謝料と離婚を請求することになります。

証拠を集める

浮気を繰り返していることをうすうす感じていても、証拠をつかまないことにはその問題に向き合えません。浮気の事実をつかむために、クレジットカードの明細や財布の中身をチェックしたり、尾行したりして調査し、尻尾をつかむ必要があるでしょう。ただし、素人が尾行したりするのは至難の技で、場合によっては危険を伴うこともあります。

パソコンやスマートフォンのメールやLINE(ライン)などのメッセージアプリでの浮気相手とのやりとりをしているかもしれません。もしもパートナーのスマートフォンの中を見られるようであれば、LINEのメッセージや写真アルバムなど、証拠となりそうなところを探して、自分のスマートフォンなどのカメラに収めます。

マイカーがある場合は、カーナビの履歴であやしい目的地があればこれも写真に撮り、ドライブレコーダーがあるなら定期的にメモリーの内容をバックアップしてあやしい行動がないか調べます。

しかし、夫のスマートフォン、パソコン、車に対して、あなたに使用する許可がなければ注意する必要があります。たとえ夫婦であっても使用者の許可なく見てしまうと、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法の違反など、反社会的な行為とみなされ、相手から訴えられる可能性もあります。パソコン、車などが共用な場合は問題ありませんが、スマートフォンは共用の場合は少ないと思いますので、扱いには十分注意してください。

証拠をもとにパートナーと話し合う

自身の調査をもとに、もしもパートナー浮気の事実を探ることができて、あなたが夫婦関係を続けたいと願っている場合は、その事実をもとに話し合いの場を持ってみましょう。しかし、相手のことを責め立てたり、泣き叫んだりせず、冷静に今後のことを話し合うことが重要です。あなたが取り乱してしまうと、相手も相応の態度をとってしまいますので、話が前に進みづらくなります。

パートナーが浮気の事実を認め、今後あなたとの夫婦関係を維持したいと願うなら、先にお伝えしたような誓約書を交わすなど、今後の改善案を話し合いましょう。しかし、パートナーが浮気の事実を認めない場合や、相手が争う姿勢を見せる可能性がある場合は、決定的な証拠を得られないことにはその後の交渉を進めづらくなってしまうでしょう。

夫婦でカウンセリングを受ける

パートナーが浮気の事実を認め、あなたとの関係を続けたいけれど、何らかの依存症や心の病などで浮気が止められない場合や、浮気が原因で夫婦ふたりとも心身ともに疲弊してしまってどうしたらいいのかわからなくなってしまった場合は、医療機関やカウンセリング機関への相談も選択肢のひとつになります。

医療機関であれば心療内科や精神科、医療機関でなくても、臨床心理士がおこなう夫婦の問題を扱うカウンセリングなどもあります。夫婦で手を取り合って前を向いて進んでいくための糸口になるかもしれません。

慰謝料や離婚を請求するには

パートナーが浮気の事実を認めず、しらを切ってのらりくらりとごまかして相手にならない場合は、裁判の場でも有効となる決定的な証拠を突きつけるしかありません。裁判というと物騒なお話ですが、配偶者がありながら、自由な意思でほかの異性と肉体関係を持つことは「不貞行為」とされ、違法行為とみなされます。刑事罰はありませんが、慰謝料や離婚の請求が可能となります。

不貞行為を客観的に証明する決定的証拠とは、性行為そのものの写真や動画や、メールやメッセージのやりとりですが、これらは、パートナーやその浮気相手が白状しないことには入手が困難でしょう。そこで有効とされるのが、探偵や興信所による調査報告書です。探偵の調査員がパートナーと浮気相手を尾行し、ホテルや相手の自宅に2人で入る・出るところを撮影した報告書なら、不貞行為が行われたと推測され、証拠とみなされるのです。

自分ひとりでこれらの証拠を得ることも可能かもしれませんが、尾行がバレてしまう可能性もありますし、張り込み中に危険が伴うかもしれません。コストはかかっても依頼したほうが確実です。調査を確実にするためにあなたが行うべきなのは、パートナーが浮気をする日のパターンなど、日々の観察と記録です。これなら、プライバシーの侵害や危険な目にあうリスクはありません。あやしいと思った日から、気がついたことを淡々とメモしていきましょう。

なお、パートナーとの関係を続ける、続けないに関わらず、パートナーと浮気相手双方に対して慰謝料の請求が可能です。浮気されたショックやつらい気持ちは晴らすことはできませんが、慰謝料によって相手を懲らしめることができるのです。

まとめ

浮気を繰り返す人には、性格的な問題や依存症など、さまざまな原因が潜んでいます。パートナーが浮気性であることを見抜いたとしても、言葉だけで浮気を止めるように諭しただけではなかなか治らないかも知れません。浮気の証拠や経緯をしっかり把握したうえで、真摯に話し合ったり、医療機関の診療やカウンセリングを受けたりするなどして問題解決を図らなければなりません。

パートナーが、浮気がいけないことである自覚や、性格・症状などの起因問題を認める場合はよいですが、もしも相手が浮気を正当化したり、話し合いを拒否したりしてしまうような場合は、決定的な証拠と、場合によっては法的手続きが必要になります。今後も夫婦の関係を続けるか、続けずに別れるかに関わらず、現実に向き合うためにも探偵社に浮気調査を依頼し、事実関係を明らかにする選択肢があることも知っておきましょう。