繰り返す不倫、賢い妻の対処法とは?
近年では不倫が社会現象化し、既婚男性の3割は妻以外の異性と関係を持つ時代だと言われています。それによって、家庭を持つ男性のなかには、不貞行為をステイタスの一つと捉えている人も少なくないのです。しかし、不倫は家族に精神的な苦痛を与えるだけでなく、家庭の平和を脅かす出来事に他なりません。一度でもその苦しみを味わうと、過去の出来事がトラウマとなって襲ってくるのです。そのため、夫の不倫を経験した女性の多くは、同じ悲劇が繰り返される不安に悩まされると言われています。
たしかに、快楽は癖になりますから、異性問題で騒動を起こす人のなかには、懲りない人もいるでしょう。そこで今回は、不倫を繰り返す男性の特徴や、再発を見抜く方法などを解説します。これを読んで、再発防止に努めましょう。
どうして不倫は繰り返されるのか
不倫は繰り返す可能性が高いと言われ、その悩みに直面している夫婦が少なくないです。既婚者にとって、妻や夫以外の異性との性行為は、理性を狂わせるドラッグのようなものだと考えられます。そのため、一度でも経験すると、その刺激が忘れられずに再び快楽を欲してしまうのです。
では、そもそも不倫はどうして起きるのでしょうか? その理由は、人それぞれ異なりますが、根底には満たされない欲望が隠されていることも多いです。どんなに仲の良い夫婦でも、相手の心の中までは見えません。互いに理解しているようで、十分とは言えないこともあるでしょう。つまり、再発防止には、夫や妻が何を求めているのか話し合い、率直な意見を交わすことが重要だと言えます。
不倫を繰り返す人の特徴
夫に不倫をされた苦い経験を持つと、再発のリスクが気になるところではないでしょうか。浮気癖と言う言葉もありますから、2度目がないとも限りません。とは言え、自分の過ちを認めて反省している場合は、再発の可能性も低いと考えられます。一方で、不倫を繰り返す人々には、特徴的な共通点があるようです。問題となる特徴は、その人が置かれた環境や、その人自身の性質などさまざまあります。
そうした背景を知れば、再発を防ぐ手がかりがみつかることもあるでしょう。ここでは、その特徴について詳しく解説しますので、夫に当てはまる項目がないか確認してみましょう。
性欲が強い
性欲の強い既婚男性は、残念ながら浮気を繰り返す傾向にあります。たとえ愛する家族が居ても、強烈な性への欲望は抑えることができません。衝動に駆り立てられると、他の異性との性行為に走ってしまう可能性は高いです。彼らが浮気をする原因は、満たされない性欲にあります。どんなに仲の良い夫婦でも、長年の婚姻生活の間に性行為の頻度は減少するものです。すると当然ながら男性は欲求不満に陥ってしまいます。
性欲の強い男性にとっては、耐え難い状態となるようで、理性が効かなくなってしまうのでしょう。そのため、夫婦の性生活が減少気味だと感じる女性は、浮気の再発を警戒することをおすすめします。そのほか、特殊な性の嗜好を持っている男性も、浮気をする傾向が高いと言われていますので注意が必要です。
寂しがりや
浮気を繰り返す既婚男性には、寂しがりやの人が多いと言われています。家庭内に居場所がなくなると、家庭の外に自分の居場所を求めてしまうのです。孤独や寂しいと言う感情は、既婚者には無縁だと思われるでしょう。しかし、既婚男性のなかには、そのような悩みを抱えている人がたくさんいます。その理由は、妻と子供の絆が強過ぎて、夫や父親としての立場が弱くなってしまうことにあるようです。リビングで一家団欒をしていても、1人だけ話題に入れず、蚊帳の外だと感じる既婚男性は多いのだとか。
家庭に居場所がない寂しさは、家族にも伝わらないことが多いです。寂しさは、人を脆弱にし、浮気に走らせるので、家庭内を暖かな雰囲気に保つことが浮気再発の防止策だと言えるでしょう。
金銭的な余裕がある
金銭的な余裕を持つ既婚男性は、浮気をする機会に恵まれています。そのような男性は、外出が多く、他者との交流も増えるため浮気に繋がる誘惑が絶えません。さらに、豊富な経済力のある男性は、未婚や既婚に関わらず、女性たちの気を引きます。つまり、彼らは「経済力」と「出会い」と言う浮気をするのに欠かせない条件が揃っている状態なのです。また、家族にも経済的な自由度をもたらしていることから、浮気に対する罪悪感も低い傾向にあります。その結果、1度浮気をして妻にバレても、再び同じことを繰り返してしまうのです。
金銭的な余裕は、心を豊かにすると同時に、浮気のチャンスも増えてしまいます。経済力のある男性を夫に持つ女性は、浮気再発を警戒した方が良いでしょう。
刺激を求めている
何事にも刺激を求める男性は浮気を繰り返す可能性が高いです。一般的に、理想の結婚生活は、愛する家族との安定した日々だと考えられています。しかし、その穏やかな日常も、刺激を欲する男性にとっては、平凡で退屈な日々でしかないのです。そのため、リスキーな行為と知りつつも、妻以外の異性との性行為に及びスリルを味わおうとする男性もいます。とくに、結婚生活が長く夫婦の関係性が落ち着いている家庭では、非日常を求めて浮気に走るケースが多いのだとか。
そのほか、結婚生活において男性が退屈を感じる時期は、子供の幼児期があげられます。その要因は、妻の意識が育児に集中するあまり、夫への関心が低くなるせいだと言われているのです。
罪の意識が薄い
既婚者でありながらも不倫をする男性のなかには、妻以外の異性と性的関係を持つことに対して罪悪感が薄い人も少なくないです。
たとえば、不倫を性欲の解消手段と捉えている男性は、それ自体を生理現象の一環だと考えるので、妻を裏切っている感覚がありません。また、不倫をステイタスの一つと捉えている男性もいて、彼らは妻以外の異性との性行為で自らの自尊心を高めています。家族を養う傍らで、浮気相手との関係を持つことは男の余裕を意味するわけです。そのため、不倫で妻を悲しませるとは微塵も感じていないのだとか。
このようなタイプの男性は、罪の意識を持たずに不貞行為に及ぶため、反省しない傾向にあります。その結果、不倫が発覚しても悪びれずに同じことを繰り返してしまうのです。
時間が自由になる
経済的に豊かな男性と同様、時間的な余裕を持つ男性は、不倫を繰り返す可能性が高いです。一般的に、家庭のある男性の1日は、大半を仕事に費やし、残りの時間を家族に割いている状況にあります。そのため、浮気相手との密会時間は、多忙な中から何とか捻出しなければなりません。また相手女性と深い間柄になるには、関係を育む時間も必要です。
一般的な会社勤めの男性には、相当な覚悟がなければ、不倫は継続できないと考えられます。しかし、時間に余裕のある職業に就く男性なら、時間調整も苦になりません。浮気相手との関係を深める時間も、自由に作れるでしょう。相手の会いたいと言う要望に、簡単に応じることができるのですから、不倫をする機会に恵まれていると言えるのです。
マメな性格
マメな性格の男性は、女性の気を引くことが得意でモテるため浮気をする可能性が高いと言われています。彼らは、アピール上手な上に、女心をくすぐる術を知り尽くしているので既婚者であっても女性からの支持は厚いです。たとえ、異性との出会いが少ない環境でも、僅かな関わりを元に女性と親しくなるため、不倫する機会には恵まれていると言えるでしょう。さらにこのタイプは、家庭内でも持ち前の器用さを発揮し、浮気を上手く隠します。不自然な態度で妻に違和感を抱かせることがないよう振る舞うので浮気をしても気づかれないことが多いのです。
また、妻に怪しまれそうな物は、即座に消去する用心深さがあることから、証拠を探すのも一苦労します。したがって、マメな性格の男性を夫に持った場合は、調査のプロでない限り証拠を掴むのは難しいと考えた方が良いでしょう。
不倫を見抜くサインとは?
不倫と言う過ちが繰り返されないように対策していても、その努力が実らないこともあります。万が一、再び夫の様子に異変が見られた時は、早期に不倫を見抜いて問題を解決することが大切です。既婚男性が妻以外の異性と関係を持つと、外見の変化や行動の変化が現れると言われています。つまり、夫の日頃の様子をじっくり観察していれば、不倫を見抜ける可能性が高いのです。
ここでは、既婚男性が見せる不倫のサインについて解説します。夫に以下のような変化がないか確認してみましょう。
外見の変化
既婚男性が不倫をすると、外見の変化が顕著になると言われています。たとえば、太った体型がスリムになったり、ファッションに無頓着だったはずが、オシャレになったり、若々しい服装を好んだりするのが一般的な例です。これらは、浮気相手の女性にアピールするため、自らの体制と整えていると考えられます。さらに、体臭を気にして香水をつける、下着を新しいもので揃える、口臭予防を始める、筋トレをすると言った変化も多く見られるようです。
こうした変化は、浮気相手の女性と性的関係にあることを意味していると考えて良いでしょう。夫がスポーツジムに通うようになったり、ファッションに関心を持ちはじめたりした場合は、浮気の可能性が高いと言えます。夫の外見が整うことを無邪気に喜んでいると、いつの間にか不倫関係が進んでいる恐れもあるので、十分な注意が必要です。
スマホの扱いが変わる
不倫をする既婚男性にとって、スマートフォンは浮気相手とのコミュニケーションに欠かせないツールです。日頃は多忙でデートも難しい既婚男性ですが、SNSを使えば浮気相手との関係も簡単に深めることができます。よって、スマホには2人のやり取りしたデータが、大量に残されている可能性も高いです。たとえば、互いに画像を送り合っていたり、セクシャルな会話を交わしたりしているカップルも多いと考えられます。そのため不倫をする既婚男性は、スマホに対して用心深くなる人が多いです。
たとえば、部屋のなかにいても、常にスマホを手元に置く、画面を見られないようにロックをかける、などの対策が取られているのだとか。ほかにも、浮気相手から頻繁に届くメッセージを妻に怪しまれないよう、着信音を消して対策するケースもあります。このように、スマホの扱い方から浮気を見抜く方法もあるのです。
残業や出張が増える
家庭を持つ男性が不倫をするにあたって苦労することの1つに、密会時間の捻出があげられます。優先順位としては、仕事に次いで家族との時間が優遇されるので、浮気相手と会う時間は無理をして作らなければなりません。しかも、妻に怪しまれないようにデートをするとなると、仕事と偽るのが手っ取り早い方法です。そのため、不倫をする既婚男性は、残業と言いつつ浮気相手とのデートを楽しむ人が多いと言われています。デートが盛り上がって終電をなくしても、残業で帰れないと連絡すれば、妻も文句は言いません。
また、出張のある仕事をしている男性なら、嘘をついて浮気相手と旅行に出かける人もいます。したがって、夫に残業や出張が増えてきた時は、浮気をしている可能性があると言えるでしょう。
お金使いが荒くなる
既婚男性が不倫をすると、金銭面にも大きな変化が現れるようです。たとえば、浮気相手とのデート代やプレゼント代、またホテル代など、関係を維持するためにはさまざまな出費が伴います。それらの支出は徐々に積み重なり、やがて家計を逼迫するほどの金額になるケースも珍しくないのだとか。そのため、浮気相手が出来ると、お金遣いが荒くなってしまう男性も少なくないです。夫の無駄遣いが増えたと感じた時には、浮気を疑ってもいいかもしれません。
行動範囲が広がる
不倫をする既婚男性は人気のデートスポットに詳しい人が多いです。彼らは、相手を退屈させないように、常に情報をアップデートしています。たとえば、話題の商業施設や、お洒落なショップ、夜景の綺麗なレストランなど、女性が好みそうなものは欠かさず調べ上げているのです。そのため、自然と行動範囲が広くなり、デート雑誌の編集者のようになるのだとか。一般的には、女性に人気の高いデートスポットなどは、既婚男性にとっては興味のない分野とされます。柄にもなくそのような話題に関心を示すのは、浮気のサインだと考えられます。
浮気癖を治すための対策
不倫被害にあった既婚女性は、同じ事が繰り返される不安に悩まされています。不貞行為は、当事者には遊びの一環に過ぎないでしょう。しかし、その家族は、深刻なダメージを受けたうえに、トラウマとなって後々まで苦しめられるのです。そのような困難な状況を乗り越えるためには、夫婦の関係を修復し信頼を取り戻さなければなりません。
夫との話し合いを重ねて、不倫に繋がる行動を改善できれば、夫婦の信頼関係も修復できます。その結果が、浮気癖を治すことに繋がると言えるのではないでしょうか。ここでは、浮気癖を治すための対策について解説します。
夫を褒める
男性は、自尊心を傷つけられると凹んだ自信を取り戻そうとして不倫に走る傾向があります。妻以外の異性に頼られ、愛されることで萎縮した男としての自信が蘇るようです。このことから、浮気を防ぐためには、夫の自尊心を高める必要があると考えられます。したがって、時には夫を褒めることが大切です。
長い結婚生活のなかでは、夫の行動に対して口を挟みたくなることもあるでしょう。しかし、何気ない一言が、相手の心を傷つけてしまう可能性もあります。よって、夫に何かを伝える時は、ポジティブな言葉を選んで会話をすることを心がけましょう。
居心地の良い家庭環境を作る
既婚男性は、家族に対して疎外感を抱くと癒しを求めて他の異性に走る可能性が高いです。不倫相手の存在が心の拠り所になり、家庭が崩壊してしまうケースも多々あります。そのような事態を防ぐためには、家庭環境を整えることが大切です。心に温もりをもたらすような環境であれば、他所に居場所を求める必要がなくなります。つまり、居心地の良い家庭は、浮気を防ぐ対策の一つだと言えるのです。
性生活を見直す
性的な欲求が満たされていない既婚男性は、浮気に走る傾向が高いです。そのため、夫の浮気を防ぐには、夫婦の性生活を充実させる必要があります。とは言え、既婚女性のなかには、性行為が億劫だと言う人もいるでしょう。また、夫婦が互いに忙しく、そのような時間をとれない場合もあります。そのようなケースでは、性行為の代わりにスキンシップで夫婦の仲を深めるのもおすすめです。
一緒に楽しめる趣味を見つける
夫婦のコミュニケーションが乏しい家庭では、不倫問題が発生しやすいです。そのような事態を避けるには、夫婦で対話をすることが大切だと考えられます。とは言え、共通の話題がなければ、会話は弾みません。このようなケースでは、夫婦揃って楽しめる趣味を見つけるのが1つの打開策になります。たとえば、夫婦で食べ歩きをしたり、旅行に出かけたりするのも良いでしょう。一緒に何かを体験することで、必ず会話が生まれます。互いに感じたことを話し合って、コミュニケーションを深めていけば良いのです。
動物を飼う
夫婦揃って楽しめる趣味が見つからないという人には、ペットを飼うのもおすすめです。お世話を一緒に行うことで会話が弾みますし、ペットは癒しの存在になります。夫婦の間に流れる冷たい空気も、ペットがいれば温もりに変わるのではないでしょうか?
不倫が発覚した場合の対処法
過去に夫の不倫を経験した女性なら、発覚時の動揺をご存じだと思います。なかには、修羅場を迎えてしまった人もいるのではないでしょうか? しかし、2度目ともなれば、落ち着いて速やかに対応することもできるはずです。ここでは、夫の不倫が発覚した場合の、適切な対処法について解説します。問題を早期に解決できるよう、確認してみましょう。
慌てず冷静になる
夫の不倫が発覚すると、怒りや悲しみなどの感情が一気に沸き起こるため、誰でも冷静ではいられません。しかし、人は感情的になると、思いがけない行動をとってしまうこともあります。その結果、夫に暴力を振るってしまったり、逆に問い詰められた夫側が妻に対して暴力を振るってしまったりするケースも珍しくないのです。
また、不倫の事実を確認しようと夫を問い詰める女性も多いですが、これは逆効果になります。証拠のない状態で、夫に事実を確認しても、言い逃れされる可能性が高いです。その結果、追求は無駄に終わり真実が分からなくなるケースは多々あります。
夫の不倫に気がついた時は、慌てずに行動することが肝心です。まずは、動揺した心を落ち着かせて冷静さを取り戻しましょう。夫に不倫の話を持ちかけるのは、証拠を見つけてからです。それまでは、何も言わずに夫の様子に異変がないか、観察して過ごしてください。
不貞行為の証拠を探す
不倫が発覚したあとは、事実を裏付けるための証拠を探しましょう。誰が見ても明らかに不倫したと分かる証拠があれば、事実と認めざるを得ません。そのような状況に追い込むためには、不倫の確証が必要になるのです。ただし、証拠は何でも良いわけではなく、法的に有効なものを探すことが肝心だと言えます。婚姻関係にあるものが、自由な意思で配偶者とは別の異性と性行為を行うことを「不貞行為」と呼び、慰謝料や離婚請求の事由となります。
不貞行為を示す証拠は、夫が浮気相手の女性と肉体関係を持っていると分かるものでなければなりません。具体的には、夫と相手の女性が一緒にラブホテルに入退店する画像や動画などがあげられます。そのほか、2人がベッドに裸で横たわる画像や、当事者による自白の音声なども法的に有効な証拠と言えます。
自分の意志を固める
不倫問題の解決策は、浮気相手との関係を解消して婚姻生活を継続するか、離婚をするかの2択になります。そのため、まずは不倫の被害者となった側が、今後どうしていきたいのか方針を固める必要があるのです。残念ながら、こうした異性問題は、不倫をした側が被害者に対して不誠実な対応をするケースも多く見られます。
たとえば、事実を否定する、慰謝料を拒む、と言った例はよくありますし、不倫をした側から離婚を請求されることも珍しくないです。相手がどのような対応をするかは、わかりませんので、何を言われても怯まず対処できるよう自分の意向を決めておくことが肝心だと言えます。
慰謝料を請求する
夫の不貞行為を証明する証拠があれば、不倫の被害にあった側は、不倫の当事者2人(夫と浮気相手)に対して慰謝料を請求することができます。しかし、一般的には、夫婦の関係を継続する場合には、夫への慰謝料請求は行わず、相手女性だけに請求するケースが多いです。請求できる慰謝料額は、50万~300万程度と相場があり、関係の長さや不倫の状況に応じて金額は異なると言われています。また、浮気相手の女性が既婚者であった場合は、相手側の配偶者も同じように慰謝料を請求する可能性があるため、相殺する形となり、請求は行わないのが一般的です。
誓約書を作成する
1度不倫を経験した既婚男性は、懲りずに同じ事を繰り返す可能性が高いです。そのため、不倫を許すと決めた場合は、夫が深く反省する様子を見せても、再発に備えて用心する必要があります。その対策には「誓約書」を作成すると良いでしょう。誓約書とは、不倫問題を解決するにあたって、夫婦間で話し合い取り決めた内容を書面に記したものです。記載内容に決まりはありませんが、一般的には次のようなことを記します。
- 不倫の事実を認める
- 浮気相手との関係解消
- 慰謝料の支払いについて
- 今後は浮気をしない約束
- これらの事を守らなかった場合のペナルティ(違反金や離婚など)
このような書面を夫と交わしておくと、浮気の抑止力になるだけでなく、後から発言を覆されるようなトラブルを回避することもできるのです。約束を破った場合には、離婚請求などもスムーズに行えるでしょう。
こんな時どうする?
異性問題を解決するにあたって、思わぬトラブルが発生し、自分1人では対処できない状況となることは珍しくないです。そのような局面を迎えた時、打破する術が分からないと、絶望的な気分に陥ってしまう可能性もあります。ここでは、不倫問題にはよくある事案についての解決策をご紹介します。
離婚をする場合の手順
夫の不倫を許せずに離婚を選択する場合には、以下のような流れとなります。
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話し合う
婚姻関係にある場合、離婚は1人では決定できませんので、まずは夫婦による話し合いが必要です。相手が了承したら、慰謝料額や財産分与、子供の親権や養育費などの細かい条件を決定します。それらの条件を夫が了承した場合は、「合意」が得られたとして協議離婚合意書を作りましょう。 -
離婚調停
夫が話し合いに応じなかったり、離婚や諸条件について納得してくれない場合は、話し合いでの解決が難しいので離婚調停へと進みます。離婚調停とは、家庭裁判所において調停委員を介して離婚に関する話し合いを行うことです。第三者が間に入ることで、話し合いが上手く纏まることもあるでしょう。 -
離婚訴訟
調停員を介して話し合いを進めても、合意にいたらない場合は、最終的に裁判へと進みます。離婚訴訟をして、離婚や条件に関する判断を裁判官に委ねる形です。裁判によって離婚が決定すれば、相手の合意がなくても夫婦は離婚できます。
証拠が見つからない時
不倫問題を解決するにあたって、不貞行為の証拠は欠かせません。とは言え、夫と浮気相手の肉体関係を示す画像を確保するのは、かなり困難です。まれに、夫のスマホから、そのような証拠が見つかるケースもありますが、昨今の仕様では不可能に等しいと考えられます。
不貞行為の証拠を確保できずに困った時は、探偵事務所に調査依頼をするのが得策です。探偵事務所の浮気調査なら、経験豊富な調査員がチームを組んで調査にあたるため、ターゲットに気づかれる心配がありません。また、長年の経験をもとに効率よく調べるので、浮気の証拠が確保できる可能性も高いです。調査で判明した事実は、時系列にまとめて報告書として提出されます。
探偵事務所の報告書は、事実が分かるだけでなく、裁判所で証拠資料として活用することもできるので、無駄にはならないのです。
相手が話し合いに応じない
慰謝料や離婚の請求を行うにあたって、相手との話し合いは欠かせないステップです。しかし、問題がこじれると相手側が話し合いに応じないケースも多々あります。そのような状況になると、解決は遠のいてしまいますので、打開策として弁護士に相談するのもおすすめです。法律の専門家である弁護士からの手紙なら、さすがに相手も無視できません。さらに、その後の話し合いも弁護士に任せることで、交渉が有利に進む可能性が高いです。
夫との関係を改善したい
不倫を許して夫婦の関係を修復するには、互いに協力し合う意思がなければ上手くいきません。しかし、時には感情が空回りして、思うように歩み寄れないこともあります。そのようなストレスは、却って夫婦の仲を悪化させる恐れがあり危険です。このように、夫婦関係の修復が進まない時には、夫婦問題を専門としたカウンセラーに相談するのも良いでしょう。
夫婦カウンセラーは、あらゆる夫婦間の悩みについてアドバイスを行う専門家です。第三者を前に、夫婦で意見を交わすことで、問題解決の糸口が見つかることもあります。したがって、夫婦で話し合っても、問題が解決しない場合は、迷わずに専門家の力を借りましょう。
まとめ
今回は、過去に夫の不倫を経験した人に向けて再発防止の対策について解説しました。不倫は、家族を苦しめる許されざる行為です。他の異性にうつつを抜かした当事者が悪いのは当然だと言えるでしょう。しかし、その背景には、家族にも言えない悩みを抱えている場合もあります。その問題が解決されないことには、再び同じ悲劇が繰り返されるかもしれないのです。したがって、まずは相手の話に耳を傾けることが大切だと言えます。それでも改善されない時は、人生の再スタートを考えるのも良いでしょう。自分が納得できる答えを見つけるために、まずは異性問題をきちんと解決することが重要です。
不倫の確かな証拠が必要な場合は、当サイトの探偵社紹介サービスをご利用ください。