なぜ他の女性を求めるのか? 浮気する男の本音をあぶり出す
結婚当初は妻のことを大切に考え、ほかの異性には目を向けなかった夫が浮気をしていたと知れば、信じられない気持ちになるでしょう。律儀で最も信頼に足る存在であったはずの夫が不実な行為をしていたのですから、精神的ショックは相当なものであるはずです。しかし、元々浮気性ではない男性の中にも、ふとしたキッカケで浮気に走るケースは少なくありません。そこには、単なる出来心ではなく、もっと深い動機が潜んでいることもあるのです。浮気に走る男性の本音や、心の底でどんな女性を望んでいるのかを解説。また、浮気を止めさせる方法も紹介します。
浮気に走る男の本音とは?
世間には、妻という決まった女性がいながら、ほかの異性を求める男性が多いのはなぜでしょう? そこには、本人の性格だけでなく、夫に対する妻の態度の変化や、自信の喪失など、さまざまな問題が蓄積している場合もあります。男が浮気に走る真の理由を探ります。
ストレスを発散したい
現代では女性の社会進出化が進んではいるものの、やはり社会において賃金や労働時間、また負わされる責任が重くなるのは男性のほうが多いです。さらに、結婚をして家庭を築くと「家族を養う」という義務感も加わりプレッシャーは増大します。そのプレッシャーはやがて不快なストレスと化し、はけ口の矛先がスリル満点な浮気へと向かってしまうこともあるのです。
本来ならそのストレスを家庭内で発散できれば理想的ですが、家族にも弱音を吐けずに溜め込んでしまう男性もいます。その結果、快楽を求めて浮気相手に走ってしまうというわけです。どんなに家庭環境が良好でも、何らかの理由で家族に言えない不満が募ることもあるでしょう。「ストレスや重圧は夫婦で等しく抱えているんじゃない?」と考えるかもしれませんが、だからこそ2人で話し合って発散する時間が大切だとも言えます。
現実逃避したい
現状に不満を抱えている人は時として現実逃避をしたくなるものです。その気持ちは男女関係なく感じるものですが、もしかしたら男性は女性と比べて逃避方法が少ないかもしれません。たとえば、女性であれば華やかな服装で着飾り、ラグジュアリーなレストランへ出かけるだけで簡単に現実を忘れられます。もちろん、そのための費用を支払う瞬間、一気に現実へと引き戻されますが費用対効果は十分に得られます。そのほか、女子会や旅行など現実から逃れるための手段をいろいろと知っています。
しかし、男性は着飾るわけにはいかず、男同士で高級レストランへ行ったとしても日常の接待業務と大して変わらぬただの飲み会と成り果て、華やかな気分など到底味わえないものです。つまり、不満が募る現実を一気に忘れるためには、異性の存在を求める人も多く、結果として浮気に走ってしまうのです。パートナーが浮気心持たないようにするには、不満を取り除いてあげる配慮が必要かもしれません。世話が焼けますね……。
癒されたい
結婚して子供がいる場合、夫婦ともに家族を守るという義務感から日々、職場や家事に奮闘します。時には誰かに癒やされたいと願うこともあるでしょう。疲れた心身を妻に癒やしてもらいたいと考える既婚男性は多いはずです。しかし、互いに仕事で忙しい場合や、妻が育児につきっきりの場合、その癒しは夫に向けられません。
その結果、妻以外の異性に癒しを求め、浮気へ走ってしまう人も多いのです。また、なかには妻に甘えたくとも、父である手前、家族の前では甘える姿を見せたくないと考える人もいます。どちらのタイプも癒やされたいという思いは同じ。普段、仕事や家事が忙しくてなかなか夫婦だけで過ごす時間がとれないと感じている人は、たまには2人きりでじっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。
寂しさを紛らわせたい
既婚男性のなかには、家庭を持っていても、そこに自分の居場所がないと感じている人たくさん存在します。夫婦の会話が少なく、家族団らんに入り込めない疎外感から寂しさを感じてしまう人も多いのです。そして、その寂しさを紛らわすため浮気に走ってしまうのです。
もちろん、家族でありながら自分だけが蚊帳の外となってしまうのにはさまざまな原因がありますが、よくあるのが育児をする妻の気持ちにより添えなかったというケースです。それならば仕方がないという意見もありますが、家族であれば夫の浮気は阻止したいものです。夫が家事や育児に参加するよう促し、笑顔で家族の一員として迎えてあげましょう。
性的欲求不満を解消したい
結婚当初は子作りに励んでいた夫婦も、長年連れ添えばさまざまな要因が絡み合い、次第に性行為は減少していくのが一般的です。一方で、男性は女性とは異なり年齢を重ねても性欲が衰えない傾向にあります。そのため、妻との間では性欲を解消できず欲求不満のはけ口として浮気をしてしまうのです。また、人より性欲の強いタイプの男性は、たとえ妻との間で性行為があっても、それだけでは足らずにほかの異性を求めてしまうこともあるので注意が必要です。
性欲の解消だけが目的の浮気なら、妻への愛は変わらないだろうと思われがちですが、実はそこには危険が潜んでいます。単純に欲求不満のはけ口だったはずの浮気相手との逢瀬を重ねるたびに、次第に相手に対して情が芽生え、夫婦の関係に大きなヒビが入ってしまう事態に発展してしまうのです。
男性としての魅力を確認したい
男性はいくつになっても男としての魅力を持ち続けたいと願う生き物であり、その継続のためには女性から異性として認められたと願います。しかし、結婚によって恋人から家族に変わった妻は、夫を異性としてではなく、運命共同体として捉えるようになります。
その結果、男としての魅力をためすためほかの異性へと浮気心が起きてしまうのです。つまり、自尊心を保つため、浮気相手に男らしさをアピールし、自分は今も魅力的だと再認識したいのです。困ったものですね……。たしかに昔は「浮気は男の甲斐性」という言葉もありましたから、浮気をしてこそ男の魅力が光るものだと勘違いしているのかもしれません。家族を支えることが魅力的であることを認識してもらいたいものです。
新鮮な気分を味わいたい
現代では草食男子なる、少々控えめな男性も増えているようですが、元来男性には狩猟本能が備わっているため、誰もが獲物を捉えたいという願望を持っています。その本能が結婚して家庭を築くことにより落ち着く人もいれば、なかには家族を持ってもなお新たな獲物を狙おうとする人も存在します。後者の場合は、家庭を守るという仕事を妻に任せ、自分は再び胸の高鳴りを求めて浮気をしてしまうのです。
しかも、この手の男性は、どんなに魅力的な浮気相手を捉えたとしても、月日が経てば飽きてしまうため、またも浮気を繰り返すというパターンにハマりやすいです。つまり、誰が相手であっても同じような結果となり家庭的で子煩悩な夫には成れない性質の持ち主ですというわけです。一夫多妻制の国でもなければ結婚してはいけないタイプと言えるでしょう。
自分に対する妻の関心が薄れた
一般的に、男女の関係は、互いに関心を示し好意を抱くことから成り立ち、相手への信頼が生まれるものです。しかし、どちらか一方が相手に対し関心を持たなくなれば、その信頼関係は崩れ去る傾向にあります。したがって、自分に対する妻の関心が薄れてきたと感じれば、男性はその喪失感からほかの異性を求めるようになります。
このタイプの男性は、単なる遊びの浮気と違い、浮気相手との間に精神的な結びつきを持ちたがるため、一度浮気をすれば関係性が長引く傾向にあります。浮気をさせないためには、いくら慣れ親しんだ関係といえども夫への関心は捨てずにいたいものです。
妻が自分の挑戦や努力を認めてくれない
人は誰でも少なからず承認欲求を持つ生き物で、自分のことを誰かに認めてほしいと感じています。さらに、既婚男性は、日々、家族のために仕事で奮闘していると感じているため、妻にこそその努力を認め褒めてもらいたいと願っているのです。家族のために頑張る自分を認めて欲しいという願いは妻も持っているのですから、理解し合えるのではないかと感じてしまいますが、現実にはお互い仕事や育児に忙殺されてなかなか褒め合う余裕を持てずに日々を過ごしてしまいがちです。
したがって、妻に努力を認めてもらえていないと感じる男性は、虚しさから浮気に走ってしまうのです。癒しを求めたり、寂しさを感じたりするパターンと同じですね。つまり、夫が浮気に走らないためには、互いに認め合う心が必要だといえます。大げさなことをする必要はないですが、いつも話をする場を持ち、時にはお互いに感謝の気持ちを伝えてあうことをおすすめします。
どんな女性を求めているか?
浮気をする男性は、どんな女性に惹かれるのでしょうか? もちろん、容姿が自分の好みという場合もありますが、外見とは別に、前述のような心の隙間を埋めてくれる女性に惹かれる場合が多いようです。男性が本音で求める浮気相手のタイプを考えてみます。
思いやりがあって優しい
浮気をする既婚者の多くは、家族を持ちながらも、ぬくもりに飢えています。そのため、浮気相手には、自分を思いやってくれる優しい心の持ち主を求めている人が多いです。たとえば仕事が忙しくデートに遅れてしまったとき、遅れたことを攻めずに笑顔で「大変だったね、ご苦労さま」などと気遣ってくれる女性に心を惹かれてしまうのです。優しい人は男女問わずに人に好かれます。ことに日々、家族を養うため懸命に働く既婚男性には、そのような優しさがビタミン剤のような役割を果たしているのでしょう。
一緒にいると癒される
平穏な家庭を理想にしているものの、現実は妻との関係性があまり良好ではないという既婚男性はたくさんいます。また、そのような男性はえてして妻に変わって自分を癒やしてくれる存在を求めています。前述のように男性は女性と比べてストレス発散の選択肢が少ないため、日々の仕事で心身共に疲れ切ってしまうことが多々あります。
そんな時、一緒に過ごすだけで癒しを与えてくれる女性というのは女神のような存在に感じるでしょう。もちろん、その癒しを妻に求めることができれば浮気をする必要などないのですが、それが叶わないとなると、別の異性へと心が向かってしまうのです。家事や育児に追われ、自分に関心を示さない妻と過ごすよりも、安らぎをくれる女性と過ごした方が疲れも回復すると考えるわけです。
男として立ててくれる
「男をたてるいい女」などという言葉があるように、大抵の男性は自分を尊重し、引き立ててくれる女性が好きです。とくに、気丈な妻から家事や育児を手伝う助手のような扱いを受けている夫の場合、男としての自分をたてて自尊心をくすぐってくれる女性に魅力を感じます。
女性は出産を経て母になると家庭を守るため仕事や育児、家事に奮闘し強くなる傾向にあり、それに圧倒されてしまうのです。妻の姿を頼もしく感じながらも頭が上がらないという気持ちになる人が多く、男としての尊厳が傷つけられてしまいます。その反動として、引き立ててくれる浮気相手を求めるのです。
自分を尊敬してくれる
人は他人の評価を求める生き物で、常に誰かに認めてもらいたいという願望を持っています。とくに、既婚男性は、家庭で妻に小言を言われる機会も多いため、尊敬されることに飢えています。そのため、自分を尊敬し、自己肯定感を高めてくれる女性に魅力を感じてしまうのです。
男性は、仕事にプライドを持ち、その誇りを刺激してくれる女性に弱いです。つまり、大げさに言ってしまえば、多少愛はなくとも、自分を尊敬して認めてくれる女性であれば簡単に心を惹かれてしまうのです。最近では、男が喜ぶ褒め言葉として「さ・し・す・せ・そ」(『さすが!』『知らなかった!』『すごーい!』『センスいい』『そうなんですか?』)といったものがあると言われています。家庭に不満を持つ既婚男性であれば、まさにこんな安っぽいセリフに引っかかってのぼせ上がってしまうでしょう。
辛い時に寄り添ってくれた
仕事で辛い状況に立たされた時、その気持に寄り添って励ましてくれる女性に、男性は弱いものです。既婚男性ならその役割は妻がするものだと思われがちですが、実際は自身の立場が危ぶまれるほどの仕事の悩みを妻には言いづらいものです。家族に心理的な負担を与えたくないと考える場合もあるからです。
そんなとき、親身になって相談に乗り、励ましてくれる女性が表れたなら、誰でもその人を信頼してしまうでしょう。その信頼が多くの悩みを相談するうちに愛情へと変わり、気がつけば浮気をしてしまっていたという既婚男性はいます。家庭に心配事を持ち込みたくないと思いながら、家族を裏切る行為をしてしまうとは、なんともおかしな話です。
しかし、男性は生活の主軸に仕事があるため、仕事の悩みは人生の悩みに直結します。また、役職が上がれば上がるほど背負う責任も重くなる傾向にあり、自分の決断が他者の人生にも影響を及ぼします。心が弱っているときに寄り添ってくれる女性には誰しも魅力を感じてしまうものなのかもしれません。
妻への不満を埋めてくれる
既婚男性は誰でも少なからず妻に対して不満を持っています。その内容は人によってさまざまですが、不満が多ければ多いほど浮気をする可能性も高まります。そして、その不満を解消してくれる、妻と正反対の女性に男性は見事にハマってしまうのです。たとえば、家庭では「臭い」だの「だらしない」などと否定的な小言ばかり言われる男性は、自分に対して肯定的な発言をして、癒してくれる女性を魅力的に感じます。また、体型を気にせずおしゃれやメイクもろくにしなくなった妻を持つ男性は、外見上の華やかさを持つ女性に見とれてしまうでしょう。
バリバリ稼ぐけど家庭内のことにあまり気を配らず、料理もしないような妻を持つ男性なら、料理上手で繊細そうな女性に心を惹かれてしまうかもしれません。人は誰しも身勝手な生き物で、無い物ねだりをしてしまう性質を持っているものですね。そこへ妻への不満が募っているとなれば、浮気をするのも仕方のないことなのかもしれません。
遊び心がある
既婚男性は日頃何かと制限のある生活を送っているうえ、常に規律正しく振る舞うことを求められます。独身男性と比べて抑圧された日々を過ごしている人は多いでしょう。そのせいか、自分を楽しませてくれる遊び心のある女性に弱い傾向があります。
たとえ妻に不満はなくとも、社会や組織のルールに従い真面目に働く平凡な日々に、どこかで不満を感じてしまうのです。その結果、日頃のうっぷんを晴らすべく、生真面目な自分を解放してくれる刺激的な女性に心を惹かれてしまうのです。平穏で安定した生活を送るためには、時にはスリルも必要ということなのでしょう。
浮気中の男の本音
浮気に走る理由やどんな相手を求めているかをお伝えしましたが、では念願叶って浮気をしているときの男性の本音とはどのようなものでしょう? 浮気の初期段階と関係が破綻しかけている段階、単なる遊びの場合と本気になったときなど、状況によっても異なるはず。その心の動きを見ていきます。
発覚を恐れる
浮気には多くのリスクが伴います。そのため、浮気をしている男性が最も気に掛けることはスバリ「浮気の発覚」ですね。家庭や職場での信頼を失うかもしれないリスクを考えると、何が何でも浮気が発覚することだけは避けたいと思うのが本音です。したがって、浮気をしていることが周囲にバレないよう、さまざまな対策を練って危機管理に励み、慎重に浮気する人は多いです。そうはいっても所詮は嘘を重ねることになりますので、不倫関係をずるずる続けているといつかはバレてしまいます。あやしい点がないか静かに観察してメモしておくとそのほころびに気がつきやすいです。
罪悪感を覚え、家族に優しくしようとする
浮気相手と逢瀬を重ねてのぼせ上がっていたとしても、妻や子供のことが頭にちらついて、罪悪感を覚える男性は多いでしょう。妻に大切に扱われていない場合や、家庭で肩身の狭い思いをしている場合は、罪悪感などはさらさらないかもしれません。しかし、子供や親、親戚、勤務先のことなど、夫婦間ではなく周りの人との関係や世間体を考えてしまうと「やっぱり浮気はまずいものだな」と考えることも多いのではないでしょうか? 罪悪感を覚えるなら、すぐに浮気をやめてほしいでものですよね。
浮気の発覚を恐れたり、また罪悪感を覚えたりする感情の裏返しとして、妻や家族に優しくしたいと考える男性は多いです。浮気をせずとも普段から優しくしてほしいとは思いますが、急にプレゼントをしたり、お菓子などのお土産を持ち帰ったり、念入りにマッサージをしたりと、普段と違って妙に優しい態度をとるようになったら少し疑っていいかもしれません。さりげなく「なんか今日は優しいね」と尋ねて反応を伺ってみましょう。怪しいそぶりを見せるたびに、質問をして、何か隠し事をしているのか、それとも本心で優しくしているのかを探ってみましょう。
周りにバレそうになってやめる
浮気が勤務先や近所の人にバレてしまうと、肩身の狭い思いをする可能性は高いです。社内や取引先の相手との不倫だった場合、その後の出世にも影響してしまうかもしれません。夫婦の間に子供がいて離婚となれば、罪もない妻と子供を傷つけ、親権を失い、養育費の負担を強いられることになります。不倫相手に深い愛情もなく、それほど依存していいない場合は、バレそうになったときにその関係を解消する人は多いです。
あなたが知らない間に不倫して、その関係を解消しているかもしれませんが、そうならないためにも普段から夫婦の対話を忘れないようにしましょう。たとえ以前のような愛情がなくなったとしても、パートナーとしてお互いを認める仲であれば、浮気に走ることもなくなるのではないでしょうか。
浮気相手に本気になられて面倒になってくる
夫は遊びのつもりなのに、浮気相手が本気になってしまい、そのことが原因でトラブルが生じる場合もあります。こまめに会いたがるようになったり、浮気相手が自宅を訪ねて妻に離婚を迫ってきたり、不倫関係をほかの人に告白したりして仕事や家庭を混乱に陥れるリスクがあるのです。あなたに直接コンタクトをとらなくても、夫に離婚を迫ったり何かをねだったりして困らせているかもしれません。夫が何か困っているような様子を見せたら、素直にどんなことに困っているか聞いてみましょう。
「実は、浮気相手に迫られて困っているんだ」とは言わないかもしれませんが、浮気相手との関係を面倒に感じている状態で、あなたが心配する言葉をかけると、目が覚めて浮気をやめるかもしれません。なんとも身勝手で都合のいい話ではありますが、それで反省して家庭を大切にしてくれるなら仕方ないかもしれません。しかし、同じようなことを何度も繰り返すようなら関係を改めることを考えたほうがいいでしょう。
本気になると家族に冷たくなる
浮気がまずいものだという自覚があり、罪悪感を覚えているうちはまだ救いがあるかもしれませんが、浮気相手に本気になってしまったらもう後戻りできないかもしれません。ちょっとだけの遊びのつもりでつきあったものの、普段妻に冷たくされていやになってしまっていたり、妻よりも心身ともに相性がいいと勘違いしてしまったりして本気の愛情が芽生えてしまう可能性もあります。
浮気相手に本気になってしまったら、家族のことを疎ましく思い、帰宅しなくなってしまったり、たまに帰っても妻や子供に冷たい態度をとったり、経済的、社会的な責任を放棄してしまう可能性もあります。手遅れになる前に、目を覚まさせられなければ、離婚という決断を迫られるでしょう。
浮気を止めさせるには
夫の心の中の問題をそのままにしておくと、浮気を続けるばかりか、いつか浮気が本気になってしまうかもしれません。そうなると、最終的に離婚に至る可能性もでてきます。問題を解決し、夫婦関係を修復する方法を紹介します。
コミュニケーションを増やす
永遠の愛を誓った夫婦ですから、夫の浮気の虫が大きくならないうちは修復できるはずです。あなたが過度にへりくだる必要はありませんが、パートナーとして、お互いを思いやる気持ちは重要です。日頃から感謝や労いの言葉を口にし、お互いの悩みを共有するなど、関係を強く保つことを忘れないようにしましょう。夫婦関係が悪くないのであれば、日頃から浮気についての考えを表明しておくといいかもしれません。
すでに夫婦関係が冷め切っている場合でも歩み寄って話し合ったり、場合によってはカウンセリングを受けたりすることで関係を改善できる可能性はあります。夫婦関係を続けたいなら、コミュニケーションを絶やさぬ努力が必要です。
性生活を充実させる
男性は女性に比べて性的欲求が高い場合が多いので、話し合いだけでなく、適度なスキンシップや性行為をすることも、良好な夫婦関係の維持には重要です。ずいぶん長い間セックスをしていない場合はなかなか難しいかもしれませんが、たまには2人で映画や食事、ドライブに出かけたり、お酒を飲みにいったりするなど、デートをして気分を盛り上げるのもいいでしょう。
いっしょに出かけるのが面倒だという場合は、ふだんからお互いにマッサージをするなどしてスキンシップを重ねることとおすすめします。疲れているパートナーの肩や腰を揉んで、癒してあげれば、相手も心を開き、あなたの体を癒してくれ、性生活を取り戻すきっかけになるのではないでしょうか。
お互いを磨く
仕事や子育てに一生懸命になる代償として、若いときのように女性として着飾る機会が減ってくると思います。それは、夫婦お互い様とも言えますが、身勝手な夫は、所帯染みた妻を女性として魅力的に感じなくなり、浮気に走ってしまう可能性があります。あなたもくたびれて腹の出た旦那さんより、鍛えられた体の男性を魅力的に感じますよね。
コミュニケーションを絶やさぬようにし、性生活を充実するには、夫婦がお互いに魅力的に思える関係を構築することが重要です。そのためにはある程度の見た目も重要だということですね。2人で服を買いに行ったり、おしゃれして出かけたり、スポーツなど共通の趣味で楽しむ時間を作ってみてください。
浮気の兆候を探す
不倫に夢中になるパートナーの目を覚ませるには、浮気の事実をつきとめて、それを伝え反省を促すという手段を取らざるを得ないかもしれません。浮気は、妻に嘘をついてコソコソ行うものですので、その嘘はいつかバレます。今後も夫婦関係を維持していきたい意思があるなら、不倫の深みにはまって本気になってしまう前に、その事実を突き止められるよう準備をしておきましょう。
たとえば、以前は無造作にあつかっていたスマートフォンを肌身離さず持ち歩くようになったら、他人に知られたくない相手とのやりとりをしているのかもしれません。また、急に残業や休日出勤、出張、取引先の接待が増えたなどといって家を空けることが多くなったら、浮気相手とどこか出かけているかもしれません。
このように、以前と異なる態度や習慣にない行動が顕著に現れるようになったら、浮気の兆候と見てもいいでしょう。もちろん、仕事上の機密情報に注意するよう指導されたり、ほんとうに仕事が忙しかったりしているだけかもしれません。しかし嘘は必ずバレますので、それを見抜くために、おかしな様子があれば日時や言動をメモしておくことをお勧めします。ふとしたときについた嘘が、あとになって辻褄があわなくなることはよくあるからです。
証拠を集める
浮気の事実をつきとめて、反省を促すといっても、そもそもどんな証拠が浮気を証明するものなのでしょうか。浮気相手といっしょに手をつないでいたり、ハグしたりしているような写真や、LINE(ライン)などのメッセージアプリやメールなどでの、交際を示唆するようなやりとりでもあれば、それをもとに話し合いをしてみるというのもあります。それで浮気を認めて反省する場合もありますが、認めない場合は「ふざけてやっただけだ」「肉体関係はない」など言い訳をしてはぐらかされる可能性があります。
さらに、浮気が原因で離婚や慰謝料を請求したいとなると、相手が認めて、なおかつ裁判所も認めるような客観的な証拠が必要になります。その証拠とは、肉体関係を示す、または肉体関係が認められるような写真や文書、音声などです。本人が自供しない場合は、尾行、張り込みなどをして浮気相手とホテルや相手の自宅に2人で入り、出るところを写真に収めるといった調査が必要になります。このような調査は素人が行うのは困難で、場合によってはストーカー条例違反やプライバシーの侵害などとして逆に責められるリスクもあります。
安全に証拠を集めるには、合法的な浮気調査を行う探偵や興信所の力を借りるのがベストです。費用は数十万円~100万円程度かかってしまいますが、調査のプロですので、浮気をしているかどうかをはっきりさせたい場合は有効です。あなたが普段からあやしい様子をメモしておき、浮気のパータンがある程度推測される状態であれば、決定的な証拠を集められる可能性は高まるでしょう。
まとめ
結婚した当初は熱く愛し合った仲でも、時が経つにつれ、次第に関係が冷え込んでしまいます。それによって、夫の心の中にストレスや不満が溜まっていくものの、妻に本音を言うことができず、不満を解消してくれそうなほかの女性に目が行くというケースも少なくありません。
夫婦に限らず、人と人との関係は、コミュニケーションが大切です。お互いのことを認め、思いやる関係を維持すれば、裏切る行為はしないはずです。夫婦の関係が疎遠になっていると感じている方はコミュニケーションによって改善される可能性がありますので、お互いに素直な意見交換ができる関係を構築しましょう。
そのような関係となるのが難しく、しかもパートナーの浮気の可能性が濃厚という人もいるでしょう。浮気による関係崩壊を阻止するためにも、必要があれば調査をして事実関係をつかみ、問題解決を図ることが重要です。パートナーの反省を促す、また慰謝料や離婚を請求する場合に有効な証拠を得るには探偵社へ依頼するのも有効な選択肢の1つです。どうしたらいいかと悩んでいるなら、当サイトを通じてご相談ください。