夫の浮気が発覚! 妻にバレる原因と発覚後にやるべき対応
浮気をしている男性は、妻にバレないように気を配り、さまざまな方法で偽装しようとするでしょう。しかし、自分では完璧だと思っていても、女性の勘は鋭く、小さなほころびから浮気が発覚するケースが多々あります。では、浮気はどんなきっかけで発覚するのでしょうか? また、浮気がバレた後、夫はどういう態度を取るのでしょうか? 浮気発覚のプロセスとともに、浮気に気づいた時に妻がやってはいけない行動や、問題解決のための対応策なども、あわせてご紹介します。
浮気が発覚する原因は?
既婚者の浮気は年々増加する傾向にあると言われています。芸能人の不倫騒動のニュースなどが流れても身近な話とは感じられず、「うちの夫に限って」と考えている方も多いでしょうが、実は夫が浮気を上手く隠し通しているだけなのかもしれません。しかし、最近はインターネットやデジタル機器の発達によってさまざまな情報が入手できるようになっており、隠していた浮気が思わぬ形で発覚するケースが増えてきました。また、夫に疑いを持った妻が、アプリを使って浮気を暴くというパターンもあるようです。浮気が発覚するさまざまなケースを紹介します。
レシート
レシートや領収書が、浮気発覚の原因になることがあります。例えば、泊りがけの出張などなかった日に、ホテルを利用したことがわかるレシートが服や財布から出てきたら明らかに怪しいと言えます。また、「残業で遅くなる」などと言っていた日の夜の飲食店のレシートも、浮気の手がかりになり得ます。特に、その店が夫の行きそうにないカフェだったり、職場の飲み会では使ったこともないようなオシャレなレストランだったりすれば、疑いはますます濃くなります。夫が用心深く、普段そういうレシートや領収書を残さないように気をつけるタイプだったとしても、人間誰しもうっかりミスをしますから、処分し忘れたレシートがいつか出てくる可能性は十分にあります。
クレジットカードの明細
クレジットカードの利用明細からも、不倫発覚のきっかけが得られます。事前の手続きによって、自宅に紙の明細書が届かないようになっている場合がありますが、ネットの会員ページなどを見れば、利用履歴が確認できます。履歴の明細に記載されている会社名を調べれば、どんな施設を利用したのかがわかるでしょう。そして、カード利用日と、当日の行動を照らし合わせることで、夫の噓を暴くことができるかも知れません。
また、クレジットカードの引き落とし金額を確認するだけでも、怪しい兆候を見抜けることがあります。毎月のようにホテルやレストランを利用していれば、当然出費も増えるはずです。以前に比べて引き落とし金額が不自然に多くなっているようなら、その理由を探ってみるべきでしょう。
LINE(ライン)の履歴
不倫カップルが連絡を取り合う手段として、今、最も多く使われているのは、電話でもメールでもなく、LINEです。LINEは、パスワードを入力しなくても、スマホの認証さえできればすぐに開くこともできます。そのトーク履歴の中に、浮気相手と思われる女性とのデートの約束や、男女の関係になっていることが明らかなやり取りがあれば、浮気の事実が判明します。
スマホのロックを解除するのは難しいとお考えの方もいるかも知れませんが、指紋認証機能が搭載されているスマホならパスワードを知らなくても解除できます。妻に見られるのを警戒して、起きている間はスマホを手放さない夫であっても、寝てしまえば無防備です。熟睡したのを見計らって、夫の指先をスマホにつければ一瞬で認証をクリアできますし、実際にそうやってチェックする女性も少なくありません。スマホにLINEのトーク履歴を残しているような夫なら、浮気がバレるのは時間の問題です。
また、LINE自体の起動にパスコードを設定することもできます。用心深く、そこまで設定している場合、逆にやましいことがあるのではと考えてしまいますね。
LINEなどスマホアプリの通知
ポップアップ通知とは、スマホに新しいメッセージやお知らせが届くと、ホーム画面に自動的に表示される機能です。ポップアップ通知は、スマホをロックしていたり電源オフになっている状態でも表示されるため、他の人にも通知内容が見えてしまうことがあります。
通知が表示されるのは数秒の間ですが、暗い画面が急に明るくなり、メッセージなどがくっきり表示されると、その映像が頭の中に鮮明に残ることがあります。メッセージの送信者の名前や、短いメッセージであれば内容までも読み取れる場合があるため、それがただの同僚や友人女性とのやり取りとは思えない親密なものであれば、浮気を疑われることになるでしょう。特に、通知が届いた時に、それを隠そうとするような様子があれば、容疑は濃厚です。
SNSの投稿
SNSの投稿がもとで浮気が発覚するというのも、よくあるパターンです。浮気相手とのツーショット写真をSNSに載せる人はいないでしょうが、複数人で食事会やイベントをした時などに、本人が知らないうちにタグ付け(投稿にユーザーを関連づける)した写真や動画を他の人が投稿しているかもしれません。妻が夫や投稿者とSNS上でつながっているのであれば、その投稿は妻のSNSのタイムラインにも表示されることになります。
もし、その投稿に夫が他の女性と仲睦まじくしている様子が写っていたら、浮気を疑われてもおかしくありません。さらに、写真・動画が撮影された日に、『休日出勤しなければならなくなった』などと妻に嘘をついて出かけていたのだとしたら、言い逃れも難しくなるでしょう。
スマホの居場所チェックアプリ
スマホには、紛失したり盗難にあったりした際にGPSを利用して端末を探し出すための機能があります。iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidスマホなら「Androidデバイスマネージャー」などの機能です。これを利用すれば、パソコンからスマホの現在位置を知ることができるため、スマホの所持者の居場所もわかります。
夫がこの機能を使っていればもちろんのことですが、浮気を疑った妻が勝手に夫のスマホを操作して機能を設定・作動させ、行動をチェックするケースもあります。スマホに電源が入っていれば、その位置情報とマップを照らし合わせて夫がどんな場所にいるかが特定できます。その結果、ラブホテルなどに長時間とどまっていたことが判明すれば、浮気している可能性が高くなります。
車の中の痕跡
夫が移動手段としてマイカーを使っているのであれば、カーナビやドライブレコーダーの記録も浮気発覚のきっかけになります。カーナビの多くは一定期間、検索履歴が残るようになっているため、そこにホテル名などが入っていて、ラブホテルに行ったことがバレる場合があります。また、カーナビには、車が走った経路を示す「走行軌跡」の記録機能があり、その履歴を表示すれば、どこをどう走ったかが確認できます。「会社から真っすぐ帰宅した」はずの日に、通勤経路とはまったく違うルートを走っていたとしたら、浮気相手と会っていたのかも知れません。
最近搭載されることが多くなったドライブレコーダーからも、さまざまな情報が得られます。走行中の映像だけでなく、車内の音声も録音されるため、浮気相手が助手席に乗っていれば、その会話が録音される可能性があります。さらに、車を降りた相手と抱き合っているようなシーンが映り込んでいたら、動かぬ証拠となります。このほか、座席の下に浮気相手のアクセサリーやラブホテルの備品が落ちているのが見つかるなど、車の利用は浮気発覚の大きな原因になり得ます。
外出の増加
浮気が始まると、出張や残業をする日が不自然に増えることがあります。浮気相手と旅行やデートをする時間を捻出するために、架空の残業や出張を作る必要があるからです。しかし、これまで出張や残業の少ない職場だったのが、急に忙しくなり、家を空けるようになったのだとしたら、妻から疑いの目を向けられても仕方ありません。職場に連絡して確かめれば、夫が嘘をついていたことはすぐにわかってしまいます。
今まで出不精だった夫が、休日に何かしら用事を作ってたびたびに外出するようになるのも怪しいサインです。「同僚の誰々とゴルフに行く」などと噓をついても、職場に連絡を入れればやはりすぐばれてしまいますし、「新しい友人ができたので会ってくる」と言っておきながら、その友人を妻に紹介もせず写真も見せないのであれば不審感は増すばかりです。また、外出する機会が多くなれば、その分浮気相手と一緒にいるところを誰かに目撃され、浮気が発覚するリスクも高まります。
浮気相手からの匂わせ
浮気相手が夫を奪おうとしていたり、妻に対する優越感を示そうと考えるタイプだったりした場合、自ら浮気を露見させるような行動をとることがあります。例えば、車の中にわざとアクセサリーや髪の毛を残す、夫の衣類や持ち物に匂いの強い香水をつけるといった行動です。また、妻やその知人の目につくように、夫と一緒にレストランやイベントに行ったことがわかるような「匂わせ写真」をSNSに投稿するケースもあります。
それがさらにエスカレートすると、浮気相手が夫と密会している時に妻に無言電話をかけてきたり、「あなたの夫は浮気している」といった怪文書を送りつけてくることもあります。そこには、浮気の事実を妻に知らせて夫婦を別れさせ、夫を自分のものにしようという意図が働いています。こうなると相手の本気度はかなり高いと考えられますので、早急に対処しなければなりません。
浮気発覚後の夫の態度と心理状態
浮気が発覚したあと、夫がどんな態度を取るのかも気になりますね。そのパターンは、男性のタイプによってそれぞれ異なりますが、主に「冷たい態度」「反省」「以前と変わらない」という3つに分れるようです。しかし、夫が冷たい態度を取ったとしても、必ずしも妻や家族に敵意などを抱いている表れとは言えません。浮気発覚後の夫の変化と、その裏に隠された心理状態を探ります。
妻や家族に冷たくなる
浮気発覚後に、夫が妻に対して不機嫌で冷たい態度を取ったり、家族との会話を避けようとしたりするのは、よく見られる行動です。これは、浮気を反省していないわけでも妻や家族に文句があるわけでもなく、後ろめたさや罪悪感、自己嫌悪が引き起こしている反応かもしれません。ですから、内心では「どうしてあんなことをしてしまったのだろう」と、自分を強く責めている可能性がありますし、悪いのは自分だと分かっているので、どんな顔で家族に接すればいいのか、気持ちの整理がついていない状態です。
また、自分のしてしまったことから目を背けたい、浮気の話を蒸し返されたくないという思いから、不機嫌で冷たい態度を取る場合もあります。これ以上浮気の件で責められないよう、妻や家族と距離を取って話しかける隙を与えず、自分を防衛しようという心理が働いているのです。
深く反省する態度
反対に、浮気発覚後に深く反省している態度を見せ、妻や家族に償いをしようとする夫もたくさんいます。自分が取り返しの付かないことをしてしまったという事実を重く受け止め、本当に反省している場合は、心を入れ替え、妻や家族を大事にするような夫になるかもしれませんので、関係を修復することを考えてもいいでしょう。
一方、浮気発覚の直後だけ大げさに反省している態度を見せ、その場をやり過ごそうとする夫もいます。そういうタイプは、自分が本当に悪いことをしたとは思っていませんので、しばらく経つとしおらしい様子もなくなりますし、また浮気を繰り返す可能性があります。夫が反省の言葉を口にしても気を緩めず、本心から反省しているのかどうか、その後の様子をチェックする必要があります。本当に反省しているかどうかを確かめるため、次に違反した場合のペナルティを決め、誓約書を交わすのも1つの手です。
変わらない
強気を装うのでも反省の色を見せるのでもなく、以前とまったく態度がまったく変わらない夫もいます。一見すると「浮気をなかったことにしよう」としているようにも思えるため、妻は戸惑いや怒りを覚えるでしょうが、これは浮気前の夫婦関係に戻りたいという願望の表れかもしれません。心の中では罪悪感を抱いているのに、どうすれば償いができるのかわからず、以前のままに振舞うしかなくなっているのです。
これに対して、「しばらくすれば、ほとぼりも覚めるだろう」と、本当に浮気をなかったことにしようとする夫もいます。この場合も、自分が悪いことをしたとは思っていないため、浮気が再発する可能性大です。本気で反省し、夫婦関係を修復したいと思っているのかどうか、表面上の態度ではなく、夫の行動がどう変化するのかをしっかり観察しなければなりません。
浮気を知った時にやってはいけないこと
夫の浮気が発覚した直後は、誰しもショックを受けるでしょう。その後の夫の態度を見ても、本当に反省しているのかどうかわからないような時は、また浮気を再開するのではないかと不安に駆られる人もいるはずです。しかし、冷静になって行動しないと、自分がさらにつらい立場に立たされたり、夫婦関係が一層悪化してしまう危険性もあります。そのようなリスクを避けるために、妻がやってはいけない行動を紹介します。
責め立てる
夫の浮気発覚後、妻としては当然夫を責めたくなるでしょう。しかし、感情が高ぶると浮気の件だけでなく日ごろの不満もぶつけたり、夫の人格を否定するような言葉を口にしてしまう場合もあります。浮気発覚直後は、夫自身も情緒不安定になっているので、感情的に責め立てると気持ちが一層妻から離れていくことにもなりかねません。さらに、毎日のように浮気への恨み言や嫌味を並べ立てると、家にいるのが苦痛になり、夫が再び浮気相手のもとに行ってしまう危険性もあります。浮気した夫が100%悪いのは事実ですが、関係修復を望むなら、感情を抑えて冷静に接しなければなりません。
懲らしめようとする
夫や浮気相手を懲らしめるために、嫌がらせや暴力を振るうのもいけません。浮気相手に直接会いに行ったりすると、最初は冷静に話し合うつもりでいても、つい感情的になって暴言を吐いたり相手につかみかかったりといった事態に発展するケースがあります。その結果、相手に怪我を負わせたりすれば暴行罪になりますし、「ただではおかない」などと脅すと恐喝罪に問われる可能性もあります。また、夫と浮気していることを相手の職場や家族に言いふらしたり、ネットの掲示板やSNSで公表したりすると、名誉棄損罪で訴えられる場合もあります。浮気の被害者であるはずの自分が、加害者となってしまうような行為は絶対に避けなければなりません。
束縛を強化する
一度浮気されると、門限を厳しくしたり飲み会に行かせないようにしたりと夫の行動を制限しようする人がいます。さらに、スマホのアプリやGPS機器を使って、夫の行動を見張ろうとする人もいるでしょう。しかし、束縛が強すぎたり、いつも監視されている状態が続いたりすると、ストレスがどんどん溜まっていきます。そして、精神的に追い詰められた夫が離婚を切り出したり、再び浮気に走ってしまうこともあるのです。「また浮気されるのではないか」と不安になる気持ちはわかりますが、過度な束縛はせず、夫婦の信頼関係を一歩ずつ深めていきましょう。
別れると言う
一時的な感情で離婚を決断すると、後で悔やむことになるかもしれません。冷静になって考えてみたら、夫とやり直したいという気持ちがまだ残っていることに気づく場合もあるでしょう。また、勢いで離婚を決めてしまうと、親権や慰謝料、養育費などの離婚条件が不利なまま、話し合いが進んでしまう可能性もあります。特に、浮気の証拠がそろっていない状態だと、夫の浮気が原因で夫婦関係が破綻したことが証明できず、慰謝料の請求ができなかったり、離婚の交渉が上手くいかなくなったりするケースも出てきます。先走って結論を出す前に、まずは頭の中を整理して、自分や家族にとってベストな選択をしましょう。
笑って許す
夫を失いたくないという思いが強く、浮気されても簡単に許してしまう人がいるかも知れません。しかし、簡単に許してしまったのでは、浮気がどれほど罪深く、妻がどんなに傷ついているのかが伝わらず、夫が反省する機会も持てません。その結果、夫が何度も浮気を繰り返すことになってしまうかも知れないのです。そのうちに、夫は妻の存在を軽視するようになり、夫婦のきずなも次第に弱まって、破局を迎えるリスクがどんどん増していきます。夫を失いたくないのであれば、無条件で夫の浮気を許してはいけません。
夫と距離を置く
夫婦関係にヒビが入ると、いったん距離を置いて冷静になろうとするケースが見受けられます。確かに、しばらく別居などをして、お互いの関係を見つめ直すことにはメリットもあります。しかし、期限を決めずにいつまでも2人が会わないでいると、別居していることが通常の状態になり、そのまま離婚に至ってしまう場合があるので注意が必要です。そもそも関係修復を図るには、夫婦で話し合いの場を設け、問題の解決に向けて協議していかなければなりません。ですので、別居するにしても、最低限メールのやり取りは続けるなど、コミュニケーションを絶やさないようにすることが大切です。
被害者意識を持つ
浮気発覚後、妻がずっと暗い表情のまま夫とまともに会話もしない状態を続けるのも避けたいところです。浮気をされたショックと悲しみはすぐには消えないでしょうし、夫を恨む気持ちも理解できますが、妻がいつまでもそういう状態でいると家全体が暗くなり、夫も家にいるのがつらくなるばかりです。妻が被害者意識に縛られたままだと、夫とは永遠に被害者と加害者の関係にとどまり、対等な立場で夫婦関係をやり直すことができません。夫がどうして浮気に走ったのか、その原因を見つめ直し、改善できるところがあれば夫婦で話し合って改善するなど、少しでも前向きな気持ちになれるようにしていきましょう。
問題解決のためにやるべきこと
浮気が発覚したあと、夫婦関係を修復するのか、それとも離婚するのか悩むところです。しかし、何が原因でどのようにして浮気が起きたのかもよくわからないまま、1人で悩んでいてもなかなか答えが出ないかも知れません。正しい選択をするためにも、まずは浮気の事実関係を明らかにした上で、夫と話し合い、自分が納得する形で問題解決を図ることが大切です。
証拠を集める
夫が浮気していることに気づいた時、夫を問いただす前に浮気の事実を明らかにする証拠を集めておくことが重要です。確実な証拠があれば言い逃れができませんので、妻ときちんと向き合うしかなくなりますし、浮気した夫が離婚訴訟を起こしたとしても、原則として離婚は認められません。逆に、妻が離婚を望む場合は、夫の浮気が原因で夫婦関係が破綻したことが証明されれば、離婚が認められやすくなります。
最初にお伝えしたように、ラブホテルのレシートやメールのやり取りなど、浮気の手がかりは自分でも集めることができますが、それだけでは証拠としては不十分です。裁判で法的に有効な証拠として認められるには、夫が浮気相手と複数回、ラブホテルに出入りしているシーンを写真や動画などに収めたものが必要になりますが、それを相手に気づかれないようにやり遂げるのは至難の業です。探偵社など、浮気調査のプロに証拠集めを依頼することも考えておきましょう。
夫と話し合う
証拠がそろったら、夫と話し合う機会を作ります。まずは夫の話に耳を傾け、なぜ浮気に走ってしまったのか、これからどうしたいと思っているのかなど、本音を聞き出します。途中で怒りがこみ上げるような発言や呆れてしまうような発言が飛び出すかもしれませんが、あくまでも冷静に聞き取り、その上で、浮気を知った自分の苦しみ、悲しさを夫に伝えます。そして、2人で話し合う中で、例えば「夫婦のコミュニケーション不足が浮気の一つの要因になっていた」といったことがわかってくれば、改善策を考えることもできるでしょう。
自分がどうしたいのか考える
夫と話し合った結果をもとに、これからどうしたいのかを改めて自分に問い直します。2度と浮気しないと信じて夫婦生活をやり直すのか、それとも離婚を決断するのか。離婚するのもしないのも、それぞれメリット・デメリットがあります。離婚を選べば、もう夫のことで悩まなくても済むようになり、ストレスから解放されます。また、自由に使える時間が増え、新たなパートナーと出会うチャンスもできるでしょう。一方、それまでの生活基盤が失われ、収入が減って経済的に苦しくなることもあります。特に、子供がいる場合は、子育てしながら働かねばならず、養育費をもらっても生活が大変になることには変わりありません。子供の将来のことも含めて、最善の選択をしましょう。
相談相手を作る
浮気の悩みを1人で抱え込んでしまうと、行き詰って精神的に追い込まれた状態になってしまうかも知れません。両親や信頼できる友人など、親身になって相談に乗ってくれる相手を作るのも一つの方法です。たとえ悩みを解決できなくても、話を聞いてもらうだけで心が軽くなります。また、離婚を考えているなら、弁護士に相談するのもいいでしょう。離婚の際には、財産分与や子どもの親権、養育費など、いろいろと決めなければならない事項がありますし、訴訟になったら弁護士のサポートが必要です。無料相談を行っている弁護士事務所もありますので、まずはそれを利用してみることをおすすめします。
夫婦でカウンセリングを受ける
「夫と面と向かって話すのが苦痛」「自分の気持ちを上手く表現できない」という方は、夫婦問題専門のカウンセラーを訪ねてみてはどうでしょう。夫婦カウンセラーは、夫婦の関係改善を支援するスペシャリストで、浮気の悩みに関する精神的サポートも行い、今後夫とどうやっていけばいいのか、答えを導く手助けをしてくれます。また、夫婦で話し合いをしても問題解決の糸口が見つからないような場合は、夫婦で一緒にカウンセリングを受ける方法もあります。カウンセラーが、2人の間にある問題や感情のもつれを分析し、それを解消するための適切なアドバイスをくれるはずです。
離婚請求・慰謝料請求をする
熟慮した結果、離婚を選ぶことにした場合、離婚請求をすることができます。その際、夫の浮気を裏づける確実な証拠が揃っていれば、夫が離婚を拒否し、法廷で争うことになったとしても裁判を有利に導けます。また、離婚せずに夫婦関係を維持する場合は、集めた証拠をもとに浮気相手に慰謝料を請求して合法的な制裁を加えることができます。慰謝料は、浮気によって受けた精神的苦痛に対して支払われるもので、その金額は数十万円~と安いものではありません。また、「慰謝料を請求された」という事実自体が浮気相手に衝撃を与え、浮気を再発させないための予防策にもなります。
慰謝料は、離婚はしないままでも自分の夫に対して請求することもできます。その場合、結局は家庭内でお金をやり取りするだけなので、家計面では損得が生じませんが、2度と浮気をしないように夫に反省を促すという意味では効果があるかも知れません。
まとめ
インターネットやデジタル機器の進化が加速する現在、細心の注意を払って自分が浮気していることを隠そうとしても、SNSやスマホのアプリなどさまざまなきっかけによって浮気が発覚する可能性は高いと言えます。思いもよらず浮気が発覚した時、冷たい態度を取る夫もいれば、反省の色を見せる夫もいますが、表面的なポーズに惑わされず、その奥にある心理をきちんと把握して適切な対応をしなければなりません。
また、夫の浮気を知ったショックから、感情に任せて行動してしまうと、事態がさらに悪化する場合もあります。自分が納得できる形で問題解決を図るには、浮気が起きた原因や経緯を突き止めることが先決であり、そのためにもまずは事実関係を明らかにできるような証拠を入手し、その上で夫の浮気にどのように対処するのか考えていきましょう。当サイトでは、浮気調査の実績豊富な探偵社を紹介していますので、浮気の決定的な証拠を得たい場合はぜひご相談ください。