「浮気かも?」と思ったときの、お悩み解消方法
浮気とは、恋愛や婚姻関係にある男女のどちらかが、別の相手に気を向ける行為をいいます。浮気をする方は楽しく愉快ですが、相手が浮気で楽しい分、浮気された方は、辛く、悲しく、嫌な気分になります。ここでは、浮気をされてしまった側が、どう気持ちを立て直せばいいのか、浮気した相手にどう相対すればいいのか、浮気をどう精算すればいいのかについての考え方やヒントを紹介します。
浮気された方はいろいろな損害を被りますが、やはり一番大きいのは気持ちの問題でしょう。この問題の解決は難しいのですが、ある意味気持ちの問題なので、解決にはお金は必要ではありません。ですから、誰でも「気の持ちよう」で浮気のダメージを解決できるのです。最初は、あなたの気持ちが一夫一婦制に縛られてないか見てみましょう。
知っておくべき大切な知識:人類は一夫一婦制に向いてない?!
一夫一婦制とは、婚姻に関する法制度で、人が婚姻できる異性は一人だけです。ちなみに婚姻と結婚は似た意味ですが、法的には婚姻を使います。結婚は風習の中で使われる言葉と言われています。
ということで一夫一婦制は、法律によって規定された仕組みです。もちろんこれは日本の場合で、世界を見るとイスラーム社会では今でも一夫多妻制が認められています。アフリカ諸国にも一夫多妻制はあり、南アフリカ共和国のズマ大統領は5人の女性と結婚し、認知している子供は20人いると言われています。もしパートナーの浮気を許せない理由が「一夫一婦制が当たり前だから」としたら、それは日本だけの話です。あまり拡大解釈しないほうが良いでしょう。さらに人類には、浮気をしたがる遺伝子があるとも言われているのです。
浮気の遺伝子説
ネズミにも一夫一婦制と乱婚の種があります。一夫一婦制の代表はプレーリーハタネズミで、オスとメスが交尾すると、その後オスはそのメス以外とは交尾しなくなり、見知らぬ個体が近くに来ると攻撃すらします。一夫一婦制の鑑のようなネズミです。このプレーリーハタネズミと乱婚のネズミを比較したところ、相手に親切心を持つ、オスが家族を守る動機付けを作る作用を持つホルモン「バソブレシン」を受け取りやすくするAVPR1Aという遺伝子が関係していることがわかりました。AVPR1A遺伝子には、貞淑型と浮気型があると言えます。
そしてネズミによる実験は、その後人間にも当てはまることがわかってきました。そして貞淑型と浮気型の比率はだいたい1:1、つまり10人いたら5人は浮気型の可能性があるというのです。これは浮気型のほうが種の保存に適しているからという意見もあります。
生まれた後に形作られる性格の問題「愛着スタイル」
遺伝子以外にも、浮気しがちな要因があります。そのひとつが「愛着スタイル」と言われ、その人が対人関係をどう考えるかを示すものです。「安定型」「回避型」「不安型」の3つのタイプがあり、安定型は文字通り、他者との関係を安定して築く傾向にあります。回避型は、他者と深い関係を作ることが苦手です。不安型は、他者に対して過度に期待する傾向があり、期待が叶わないと逆に大きな失望や喪失を感じます。
これらのタイプは、新生児や赤ちゃんのころに愛情をもって育てられたか、そうでないかで類別されると言われています。新生児や赤ちゃんは、親が近くにいないと泣きます。すると親が来てあやしてくれます。以前は「それは甘やかしすぎ、抱き癖がつく」という意見がありましたが、最近の研究では「泣くことで親が来てくれる、相手してくれる」ことが、危険が迫っても親がいる、親が安全基地になってくれるという理解につながるとのこと。
そして安全基地があるから、安心して他者を探る、探索行動を取れるようになると言われています。これが安定型で、他者との関係作りにも前向きになれます。対して、親にあまりかまってもらえないと、親への期待が生まれず、結果、回避型や不安型になりやすいと言われています。
「私が愛したあの人が、他に目を移すなんて『信じられない』」という声がありますが、正しくは「私が愛したあの人が、他に目を移すなんて『遺伝子』か『愛着スタイル』のせい」かもしれません。
浮気かも? と思ったら、チェックしたいポイントを紹介
「あれ?」「え?」「まさか!」、あなたがパートナーに対してこんなふうに感じたら、それは浮気や不倫の兆候かもしれません。浮気・不倫とウソは切ってもきれない関係です。そして人間はウソをつくと行動に不自然さが出ます。ここでは浮気と関連があるポイントを紹介します。
チェックポイント1:行動が気になる、普段と違う
こんな行動が最近目立ちませんか?
土日の外出や外泊が増えた/週1で帰りが遅い日がある/忙しいアピールが多い/予定を聞いても「わからない」という返事が増えた/問いただすと逆ギレする/聞いてもいないのに、友達との飲み会の様子を話す/こまめに外に出るようになった/家に帰ると、すぐに風呂場に行く
浮気相手と会うには時間が必要です。またあなたにはウソをつく必要もあります。これらを無理なく行うことは不可能です。どこかで行動に不自然さがでます。
チェックポイント2:スマートフォンが怪しい
浮気相手と連絡を取るには、スマートフォンを使っているケースが多いです。
スマートフォンを常に身につけている/いつも、すぐに手が届くところに置く/着信音などをサイレントにしている/スマートフォンを貸してくれない/ロック解除のパスワードなどを教えてくれない/充電も自分の手が届くところでしかしない
怪しいと思ったら「忘れたので、スマホを貸して」と言ってみましょう。そのとき、すぐに貸してくれるようなら、浮気の可能性は低いか、度胸があるか、もう1台スマホを持っていると思われます。
チェックポイント3:身だしなみに気を使っているように感じる
浮気相手との非日常を大切にするので、普段とは服装を変えることが多いようです。
衣服や下着に趣味が変わった/無頓着だったのが、ファッションを気にするようになった/ツメをいつもきれいにするようになった/帰宅するとすぐに風呂かシャワーを使うようになった/香水を使うようになった/きれいなハンカチを常に持つようになった
浮気相手がいると、ファッションや身だしなみにも気を使います。今までと違った分野に、気にしなかったことを気にするのが楽しく感じるのも浮気の特徴です。
チェックポイント4:あなたへの接し方が変わる
パートナーであるあなたへの接し方も変わるでしょう。以下のようなことはありませんか?
セックスの回数が減る/あなたが髪型を変えても気がつかない/食事での会話が減る/帰宅しても、テレビを見てるか、スマホをいじりっぱなし/急に「どこかに行こう」「食事しに行こう」と誘うとイヤな顔をする/休みの日に「出かければ」と言われる/たまにおみやげなどを買ってきてご機嫌とりをする/やたらとあなたのスケジュールを聞きたがる
接し方の変化には2つの傾向があり、1つはあなたにやたらと気を使う、もう1つはあなたへの関心が薄くなるです。だいたいどちらかの傾向になります。
ひっかけ質問:浮気かも? と思ったら、こんな質問をしてみよう
「浮気かな?」と思ったら、次のような質問をして様子を見てみましょう。
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「あなたのスマホにLINEの通知が来てたみたいよ」
パートナーは、浮気相手からの連絡かもしれないと思うでしょう。しかしあなたの前ですぐに見るわけにはいきません。「後で見るよ」など、LINEの話題を打ち消す方向に進んだら要チェックです。 -
「あなたの友達が、あなたが浮気してるんじゃない? って言ってるのよ」
隠していた本当のことをずばり言われて、動じない人は(ほとんど)いません。また、あえてパートナーの目を見ないで聞いてみましょう。質問して、あなたを振り向きもせず返事するようなら浮気の可能性は低いでしょう。しかし「え?」という感じで、あなたを振り向いたら要注意です。 -
「この間、一緒にいた人、誰?」
このときは目を合わせて聞いてみましょう。もし浮気していたら、とっさにウソをつかなければいけないので、やはり慌てる様子が見えるはずです。 -
「このまえ遅かったけど、誰といたの?」
パートナーが遅い帰宅をした日の過ごし方を聞いてみましょう。後ろめたいことがあれば、ウソを作る間があるはずです。本当に仕事で遅かったら「この間っていつよ?」と聞き返すでしょう。
どちらにせよ、パートナーの不意を突くのがポイントです。椅子に座って10秒後、食事を始めて5分後、お風呂から出て来た瞬間などに試してみましょう。
浮気の可能性濃厚、そんなときの悩み別、対処方法
いろいろパートナーの行動をチェックしていたら、浮気の可能性濃厚と感じてきました。あなたの気持ちは疑念から悩み、戸惑い、怒りへと変わっていくでしょう。そこであなたの中に沸き起こる、いろいろな気持ちの対処方法を紹介します。どうしても浮気された側の気持ちは大きく振れてしまいます。中には「浮気は、浮気される私が悪い?」といった、被害者なのに自分が悪いと思ってしまう事例もあります。そんな多様な気持ちへの向き合い方を見つめ直します。
知らないふりを、いつまで続ければいいの
浮気している「可能性」は高いが、それを聞くのが怖いという声を聞きます。浮気が真実だったとき、その真実と向き合いたくないと思うのは無理もありません。中には「浮気なんかほうっておけば、そのうち戻ってくる」という楽観的な意見も聞きます。
しかしいつまでも宙ぶらりんな状態は、誰にとっても良くありません。まずあなたが、この浮気をどうしたいかを決めましょう。条件によっては許すか、別れるかを。それが決まったらパートナーに「浮気をしてますよね。ウソはつかないでくださいね」と問いかけてみてください。あなたが心を決めた上で問いかけていることは、すぐにパートナーに伝わると思います。それもわからないようなら、早々に別れることをお勧めします。
相手は誰か、知りたいと思ってしまう
浮気に気がつくと、当然「誰と?」と思ってしまいます。そのまま浮気相手のところに行って「浮気はやめてほしい」と訴えるケースもあります。しかし、浮気相手に解決を望んでも、良い結果にはならないでしょう。浮気はあなたとパートナーの問題です。正しい解決は、パートナーに浮気をやめてほしい、相手と別れてほしいと告げることです。不義を働いたのは、あなたのパートナーです。ですから責任もあなたのパートナーが取るべきです。
問い詰めたいけど、逆ギレされたらどうしよう
「逆ギレされたら怖い」とおっしゃる方もいます。また「怒らせた私が悪い」と、優しい方もいらっしゃいます。でも事実を見つめましょう。逆ギレして大声を出すのは、あなたを脅して「これ以上、この話はしたくない、黙れ!」ということです。つまり正論で行けば負けが見えているので、大声という暴力を使っているのです。
こんな不正に黙る必要はありません。しかし大声に大声で対抗しても疲れるだけです。ここは「大声はいらない、話したくないなら、これ以上はやめましょう」といって、サっとパートナーの前から消えましょう。
暴力を使う人間には、冷静な態度が一番有効です。
浮気を認めさせたいけど、どうすればいいの
「君の勘違いだよ」「そんなワケないじゃないか」と浮気をなかなか認めないパートナーはいます。このタイプは生まれつきのウソつきです。これは始末が悪く、ウソが通ることに快感を覚えたりするので、ウソつくな! と声を荒げても効果はありません。この場合は、真実を突き止めて、パートナーの目の前に証拠として突きつけるしかありません。証拠を集めるには、パートナーを尾行するとか、パートナーの持ち物チェックをして不審なレシートを探すなどの方法があります。しかしウソつきは賢いので、素人のあなたのチェックぐらいはすり抜けます。この場合は、探偵などのプロに依頼して証拠を探してもらうほうが早く、かつ正確です。
浮気をやめさせたいけど、何を言えばいいの?
浮気を止めて欲しいが、単純に「止めて」と言えばいいのか、もしくは「浮気しているよね!」と、もうバレてるということを告げればいいのか。なかなか難しいところです。ただ何を言ったとしても、最後はパートナーが「君に申し訳ないことをした、反省する、もう2度としない」と思ってもらうことが大切です。つまり浮気でのぼせ上がった気持ちを、パートナー自身に悔い改めてもらいたいのです。
そのためには浮気を止めて欲しいとパートナーにお願いするより「あなたの浮気を知った時、わたしはとても悲しかった」と単に事実と気持ちを伝えるほうが、効果がある場合があります。ここには「悲しい私の気持ちを、どう思っているの?」という問いかけがあります。ここからはパートナーが考える番です。自分で答えを考えてもらうほうが、素直に詫びる気持ちも浮かんできます。
浮気は私のせいかも、私が変わればいいのかな
日本では人に耐えることを期待する風潮があります。ですから、耐えられない自分はいけない、恥ずかしいという思考になることも多いようです。しかし悪の原因はパートナーの浮気です。あなたになんら非はありません。そこまでパートナーを甘やかす必要はまったくありません。
ただ耐えることに慣れてきた方には、すぐ自分に非がないとは思いにくいのも事実です。ここは徐々に、慣れていきましょう。パートナーも、あなたが文句を言わないことをいいことに「なんだ、オレ悪くないじゃん」と曲解する可能性もあります。言うべきことは言わないと、互いに良くなりません。
2人の関係を続けていくために:パートナーの理不尽な態度への対応方法
浮気した側は、自分は悪くないと言い訳します。「ちょっとした気まぐれ」「浮気とはいえないよ」と俺の浮気は軽いもんだという言い訳や、「愛情が薄くなった」「たまたまそんな気持ちになってしまった」「おまえが悪い!」などというメチャクチャな言い訳もあります。こんな相手の都合だけの言葉に、どう対応すべきかを紹介します。
「メールだけだよ」「食事だけだよ」という言い訳に対応するには
このように言われたら「あなたにとっては軽い気持ちかもしれませんが、私は黙ってそんなことをされると、とても傷つくし、悲しくなる」とはっきりと言っておきましょう。2人はパートナー同士なのだから、2人の間は2人の基準で考えて欲しいと伝えましょう。世間では軽いことでも、私はイヤと明確にしましょう。もしかしたらパートナーも理解してくれるかもしれません。しかし、こう伝えた後に同じことをしたら、イヤなことを無理強いしたわけですから虐待と言えます。
「愛情がさめた」「やりたいようにやりたい」という理不尽に対応するには
パートナーが本当にそう思うなら、さっさと家を出て行くでしょう。そうなったら残念ですが、結婚は終了したと思わざるをえません。しかしこう言いつつも、家には帰ってくる、あなたの作った食事は食べる、洗濯物を出してくるなら、パートナーはあなたへの愛情を捨て切ってはいません。逆に浮気相手への気持ちは、まさに「浮気」程度です。もっとパートナーに強く出て、反省を促しましょう。
「もう、浮気相手には会わない!」と言ったくせに、ウソをついたときには
あなたが傷つくとわかっていて同じことをするのは、遺伝子が特異なのか、愛着スタイルがとてつもない不安型なのか、バカです。何度言ってもわからない人はバカと言います。残念ですが、バカとは早々に別れることをお勧めします。
しかしバカなパートナーでも、好きという気持ちがあるなら、そのまま一緒に暮らすのも一つの方法です。そういうカップルは意外に世の中に多くいます。逆にパートナーの浮気ぐせを飲み込んだ上で、2人の幸せを築けるとしたら、相当の人物ではないでしょうか。
2人の関係を続けていくために:不倫相手に会うときは
浮気の清算や解決は、2人の間で済めばよいのですが、場合によってはパートナーの浮気相手に会うこともあるでしょう。そんなとき何を言えばいいのか、どんな態度が良いのか、何を成果にすればいいのかを考えてみます。時には、予備知識なしに偶然、浮気現場に遭遇することもあるでしょう。そんな絶体絶命の時でも、慌てずにすむ方法を説明します。
基本は「会わない」を忘れずに
基本的にはパートナーの浮気相手に会うことはお勧めしません。浮気相手に「私のパートナーにもう会わないで」と言っても、根本的な解決にはならないからです。きっとあなたのパートナーは、新しい浮気相手を探すでしょう。つまり正すべきはあなたのパートナーの心や態度です。ただでさえややこしい浮気の処理です。関係者は、あなたとパートナーの2人だけにしておきましょう。
なぜ「会いたい」と考えたかを考えよう
ところでなぜあなたは浮気相手に会いたいと思うのでしょう。パートナーがどんな人と浮気したか知りたいからでしょうか、会って一言文句を言いたいからでしょうか。これは多くの場合、浮気で傷ついた気持ちを相手にわかって欲しいと思うからです。私だけが辛い思いをして、くやしいからです。しかし浮気相手は、あなたの気持ちなどもともと考えていません。だから浮気ができるんです。そんな相手に、私の辛さ感じて欲しいなどと言っても、なんの意味もありません。
浮気相手を責めても、なんのメリットもない
「泥棒猫!」とは浮気相手への罵声として有名なフレーズです。しかしこんな有名な罵声をあびせられたら、浮気相手も反発心が起きてしまいます。勉強しなさいと言われて、今やろうと思ったのにそんな風に言われたらやる気が失せたと、非論理的な返事をした経験は誰にもあるでしょう。つまり浮気はよろしくないと思っていても、面と向かってきつい言葉を投げられると、人間はつい反発してしまいます。ですから浮気相手を責めても、メリットはありません。
浮気相手がパニックになっても慌てずに
浮気された方、した方の話し合いでは、片方がパニックのようになることがあります。多くの場合、図々しいほうが落ち着いています。もしあなたの方がパニックになりそうなら、ぜひ落ち着くことをお勧めします。そのまま感情を爆発させても、良いことはありません。パニックになりそうと思ったら深呼吸をする、指を折って数えてみる、もう1人の自分を想像して、その自分に今の話し合いを見つめてもらうなど、落ち着く工夫はいろいろあります。浮気相手に会う前に、3つぐらいの方法を考えて起きましょう。
実は、事前に方法を考えておくことが、一番パニックになりにくい方法です。パニックになる自分を想定できるなら大丈夫です。
浮気現場に踏み込んでしまったら
この場合、2つのケースが考えられます。1つは偶然です。部屋に戻ったらパートナーと浮気相手が抱き合っていたというケースです。もう1つは確認です。パートナーと浮気相手が一緒にいる部屋に自ら入って行くケースです。どちらもパートナーと浮気相手は驚くでしょう。これを世の中では修羅場と言いますが、修羅場を乗り切る一番いい方法は、落ち着いてかつ悠然に振る舞うことです。
確認で修羅場に入ったら「浮気をしていますね。見ればわかります。2度と家に入らないでください」と落ち着いて言い放ち、静かにその場を離れましょう。もし偶然なら、あなたも一瞬驚くでしょうが、不義を働いてる2人のほうがもっと驚くはずです。ですから、先に正常に戻るように努力して、確認と同じ言葉を置いてその場を離れることをお勧めします。なお「2度と家に入らないでください」の部分は、あなたのお好みで変えてください。
2人の関係を続けていくために:2人の間でできることをやってみよう
仮に浮気だったとしても、パートナーがそれに対して詫びて、反省して、もう2度しないと約束してくれれば、2人の間の関係を続けていくのは可能です。とは言うものの、言うは易し行うは難しいのも事実です。ここでは、あやうくなった2人の間を、どう元に戻すか、より強い絆にするかの方法を考えてみます。
すぐにパートナーを問い詰めてはいけない
浮気が判明したとき、その多くは「そんなことはない」「気のせいだ」と否定に走るでしょう。またパートナーも事実を突き止められたので必死です。「君を愛してる」「そもそも浮気する理由ないし」など、あなたの心の隙間を揺さぶる言葉を繰り出し、逃げに入ります。パートナーに、ちょっと怒っているだけだ、言いくるめられると思われては負けです。パートナーにあなたの隙を見つけられないように、気持ちを固めてから浮気について問うことをお勧めします。
気づいているというアピールは重要
自分の気持ちがまだ決まらない「浮気しているでしょ」とまでは言えないなら、「浮気をしている」と私は感じているコトをパートナーに示しましょう。少し厳しい表情で見つめる、遅くなると言ってきたら「誰と・どこで」を詳しく聞く、次の土日は必ず一緒に寝る約束をさせる、などなど少し縛るぐらいの感覚でじわじわ攻めても良いでしょう。あなたの存在をアピールすることで、パートナーのフワフワした気持ちを引き締めましょう。
無理やり浮気を認めさせるのは逆効果
「浮気をしていたなら、パートナーの口から事実を聞きたい」という声を聞きます。これはパートナーを信じているからこそ思う気持ちです。しかし、こうした思いからパートナーを追い詰めて「そうだよ、浮気したよ」と言わせても、浮気の事実が消えるわけではなく、あなたにメリットはありません。逆に、追い詰められて言わされた方は、あなたに負けたと思い、いつか勝ってやると思うかもしれません。追い詰めて事実を言わせても、意味は薄いでしょう。
2人の間をどう元に戻すか、より強い絆にするかの良い方法
浮気の事実が判明したら、まず考えるべきは自分がどうしたいかです。2度としないと約束するなら許す、当分別居する、離婚するなど自分の気持ちを決めてから話をしましょう。大切なのはパートナーが事実を認めることではなく、パートナーの行動に対しあなたがどうしたいかです。パートナーの態度によって自分はどうしたいかを決めておきましょう。
やっぱりダメな場合
浮気を清算できない、パートナーの気持ちを変えられない場合もあるでしょう。その場合は「別居」「離婚」といった方法になります。辛い道のりですが、歩くしかありません。しかし、世の中には一緒に歩いてくれることを生業としている方々もいます。そんなプロの力を上手に利用する方法にも視野を広げましょう。
別居、離婚という方法があります
浮気を繰り返すくせに、あなたとの生活を続けようとするパートナーは、あなたに甘えています。これはお互いに良い関係ではありません。明確に線を引きましょう。その方法が、最初は別居、次は離婚です(最初から離婚でも可)。なお別居という行為は、その後の離婚に微妙に影響を与えます。離婚に応じてくれない場合でも、別居を始めること自体が、将来離婚を成立させるための武器になります。つまり別居の期間が長いと、離婚に相当するという判断がなされる場合があるからです。離婚を意識して別居を考えるなら、弁護士や離婚に詳しいプロに相談することをお勧めします。
優位なまま離婚するには、浮気の事実を確実にすること
離婚というのはなかなか面倒なことで、財産権、子供がいれば親権など、きちんと線を引かなければいけないことが多々あります。そこであなたが優位に離婚を進めるには、浮気の事実を第三者が見てもわかる証拠として集めることです。証拠は、メール、写真、動画、浮気や不倫を自白した録音、ホテルのレシートなど、誰もが理解できるものである必要があります。特に写真は、まったく始めて見る人でも判断できるような鮮明さが必要です。
離婚や慰謝料請求には、専門家に相談するのがベスト
浮気をされた場合は離婚でも優位な立場になるはずですが、裁判などで第三者に認めてもらうには、先に紹介した証拠が重要になります。写真は鮮明に、録音は聴きやすく、メールの文面は誰が読んでも一通りの理解しかできないもの、など証拠として認めてもらうには、それなりのハードルがあります。このハードルがどれほどの高さなのか、ハードルをクリアする証拠を集めるノウハウなどを考えると、証拠集めは浮気調査の経験が深いプロの探偵に依頼するのが一番の近道です。
素人のあなたが実行してパートナーに気づかれて、よけいに用心された、あるいは、浮気していなかったのに疑って2人の関係が悪くなってしまうなど、トラブルをこれ以上増やす必要はありません。
まとめ
ある男女が気持ちを通いあわせ、心も体も意気投合する。美しい話ですが「すでに特定の相手がいる男女」の場合は修羅場になってしまいます。浮気や不倫は、ややこしい行動です。しかし生物学的な視点では、やむをえない行動でもあるとのこと。どうやら人類は、浮気や不倫とは別れられないようです。
浮気や不倫の遺伝子や可能性を捨てきれない生物であるなら、事前に「そうならないように」「そうなったとき」の知恵や知識を手に入れておくことは、有益なことと思われます。日本の2020年の離婚件数は19万3251組と少なくないので、この知識が役立つ場合も少なくないでしょう。特に、解決を目指すには自分ひとりで悩むのではなく、経験が深いプロと二人三脚で進む方法があることを覚えておいてください。確かな証拠を見つけたいと思ったら、当サイトを通じて、要望にあった探偵事務所を見つけて、相談してみてください。