LINEから夫の浮気が発覚！あなたはどうする？

そもそも不倫の証拠とは

不倫の証拠について説明するまえに、まずは不倫の定義について解説します。そもそも、不倫とは何か？と聞かれたら、多くの人は「既婚者が配偶者以外の異性と恋人関係になること」だと答えるのではないでしょうか？　この恋人関係の意味するところは、肉体関係を初めとしてキスや手繋ぎなども含まれるでしょう。しかし、法的な定義によれば、不倫とは「既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」に限られています。

そして、この配偶者以外の人との性行為を「不貞行為」と呼びます。つまり、夫が密かに他の異性とデートを楽しんでいても性行為がなければ不倫には該当しないのです。したがって、夫が不倫をしているかどうかは、性行為があったかどうかで判断するしかありません。このことから、不倫の証拠とは「他の異性と性行為をした証明」だと言えるのです。

証拠となりそうなLINEとは

不倫の証拠が「他の異性と性行為をした証明」ですから、LINEのメッセージだけでは肉体関係を証明するのは難しそうですよね。しかし、その内容に明らかな男女関係があると判断できればLINEのメッセージも不倫の証拠になりえるのです。たとえば、「〇〇ちゃんと、またHがしたいな」などと書かれたものは、性行為を示す表現があるため証拠としての効力は高いです。そのほか、具体的な性行為の内容が書かれたものも十分な証拠として認められるでしょう。

その一方で、「昨日の夜は激しくて疲れたね」といった文言は、性行為を連想させるものの、明らかな証拠とまではならない可能性が高いです。つまり、LINEを不倫の証拠とするには、2人の間に性行為があると断定できるメッセージが条件となるのです。また、文章以外にも性行為をしている画像や動画、2人が裸で一緒に写っている画像なども不倫の証拠になると考えられています。

証拠の有効性を高める追加情報

LINEのメッセージでも内容によっては十分に不倫を立証できることがわかりました。しかし、誰もがLINEで性的な表現を使うとは限りませんし、またそのような類の動画を取るかも分かりません。となると、やはりLINEのメッセージだけで不倫を証明するのは難しい傾向にあると言えそうです。たとえ好きだと書いてあっても、性的な表現がなければ不倫の証拠にならないなんて納得いきませんよね。夫が他の女性に好意を示すメッセージのやりとりは、妻にとって不倫の証でしかないと言うのに……。

でも、性的な表現がないからといって諦めないでください。LINE単体で立証するのが難しくても、他の情報を追加することで、そのメッセージが不倫の証拠となる可能性もあります。たとえば、写真やスケジュールデータ、またクレジットカードの利用明細や領収書など。これらの情報とLINEのメッセージを組み合わせることで、不倫を立証したケースもあるのです。怪しいと思ったら、どんな情報でも保存しておくことが重要となるのです。

まずは証拠になりそうな画面を撮影

夫のスマホに不倫を匂わせる怪しいLINEを見つけた時は、ただちに内容を保存して証拠資料にすることが欠かせません。明らかに不倫を表すメッセージも、証拠として残さなければ第三者に提示することができないからです。たとえ「性行為の画像をみた」と証言しても提示できる資料がなければ信憑性に欠け、不倫と認定されることはありません。したがって「これって不倫かも？」と感じたメッセージは全てスマホで撮影して証拠資料にすることが大切です。

とはいえ、衝撃的な夫のLINEを見てしまったら、撮影をしている余裕なんてないという人もいるでしょう。しかし、異性問題をスムーズに解決するには不倫を立証する資料が必要です。動揺する気持ちを抑え、まずは画像の撮影に集中することが肝心なのです。

撮影するときの注意点

夫の不倫と思われるLINEを証拠として撮影する時は、第三者が見ても明らかな状態の画像であることが肝心です。とくに、LINEのメッセージや画像は、一部を抜粋した撮影だと「加工された」と否定される可能性もあります。そのような事態を避けるためには、メッセージ画面をスマートフォンごと撮影するのが最適です。画面に表示されたメッセージなら加工を疑われることもなく証拠としての有効性が高まるでしょう。

さらに、撮影する際は、必ず送受信の日時と送信者のアカウントがハッキリと判別できるように写します。これによって、誰が、いつ、誰に対して送ったメッセージなのかが判明し、当事者の言い逃れを防ぐ対策となるのです。もしもメッセージのやりとりが長く一枚の画像には収まらない場合は、前後の関係性が分かるように上から順に撮影していきましょう。

なお、夫のスマートフォンを操作してスクリーンショットをとって自分のスマートフォンに送るような行為は避けましょう。調査行為を気づかれてしまい、相手に警戒されてしまう恐れがあるからです。

LINEをみるのは違法？

昨今は個人のプライバシーが尊重される傾向にありますが、夫婦にあってもそれは同じです。そこで、夫のスマートフォンを開いてLINEをみることは、違法行為にあたるのではないかという疑問が生じる人も多いでしょう。たしかに、夫婦の間でも、相手に無断でLINEを見れば「プライバシーの侵害」にあたります。しかし、それはあくまでも民事上の問題ですので、夫の不倫が疑われるケースであれば、違法だとしても損害賠償の金額は低くなる可能性が高いです。

ただし、パスワードが設定されている夫のSNSに、インターネットを通じて勝手にログインした場合は別問題です。この場合は、他人のパスワードを利用してインターネットに接続する「不正アクセス禁止法」に該当します。不正アクセス行為は、刑事罰の対象になりますので、証拠集めで最も注意しなければならない点です。

焦って夫を問い詰めない

もしも夫の怪しげなLINEを見つけてしまったら、多くの女性はそのことを夫に伝え事実を追求しようと試みるのではないでしょうか？　たしかに、その時点で既に不倫の確証を掴んでいる場合は、証拠を突きつけることで、夫の口から事実を聞き出すことができるかもしれません。しかし、単に怪しいだけの段階であれば、そのような行動は避けた方が良いでしょう。たとえLINEを見たと打ち明けても、夫が事実を話す可能性は極めて低いです。それどころか、事実を隠すために嘘を並べ立て、言い逃れをする恐れすらあります。

したがって、怪しいLINEを見つけても決して夫を問い詰めてはいけません。まずは、そのLINEをカメラに収めて証拠資料にするだけで良いのです。焦って行動をすると、真相解明は難しくなる一方ですので、焦らずにじっくりと真相を暴いていきましょう。

夫の動向を探る

LINEの内容を撮影し、証拠として確保したら、不倫の事実が判明するまで、焦らずに夫の動向を探りましょう。LINEに女性との親しげなやり取りが見つかっただけでは、不倫の証拠にはなりません。その女性との間に肉体関係はなく、単に仲の良い友人同士という可能性もあります。そのため、まずは夫が実際に不倫をしているかどうかを確かめることが大切です。一般的には、男性が不倫をすると特徴的な変化が現れると言われています。

そこで、夫を観察し変わった様子がないか見極めてみましょう。たとえば、スマホを片時も話さず持ち歩くのは、浮気相手とのLINEを家族に見られないためだと考えられます。また、急に仕事が忙しいと言い出し、帰宅時間が遅くなるのは、浮気相手と会うためだと言えるでしょう。さらに、これまで外見に無頓着だった男性が、服装や髪型、体型を気にしだすのは、女性の視線を意識する行為だと考えられています。これらの特徴が当てはまれば不倫をしていると考えてもいいでしょう。

やってはいけない行為

夫の不倫が怪しいと感じたら、本人への怒りは当然ながら、相手の女性に対しても同様に怒りを感じてしまうものです。不倫という行為は一人では成り立ちませんから、浮気相手の女性にも責任はあります。そのことを考えれば、相手の女性を責めたくなる気持ちはわかります。しかし、感情的になって不適切な行動をとると逆に浮気相手の女性から訴えられる可能性もあり危険です。そこで、不倫が発覚しても相手の女性にしてはいけないことを確認してみましょう。

まず、相手に対して感情的に話をすると言葉が乱暴になり「脅迫罪」にあたる可能性があります。そのため、相手の家や職場に出向いたり、電話をかけたりするのは避けた方が良いでしょう。また、相手がモラルに反した行為をしたからといって、相手の職場に不倫の事実を伝えるのは「名誉毀損」にあたり損害賠償を請求される恐れがあります。さらに、相手が素直に不倫を認めなくても、相手の両親に慰謝料を請求することはできません。不倫の被害にあって精神的なショックを受けても、感情にまかせて行動すると、却って不利な立場に立たされる可能性がありますので注意が必要です。

スマホを常に持ち歩く

ここ数年は、LINEによる浮気発覚がきっかけとなり、離婚に至る夫婦が増加傾向にあると言われています。このことから、浮気をしている既婚男性の多くは、相手女性との連絡手段にLINEを利用していると考えて良いでしょう。したがって、夫の浮気を見破るには、LINEのトーク履歴を見るのが一番確実な方法だと言えます。しかし、いくら夫婦であっても、夫のスマホを無断で観るのは案外難しいものです。

そこで、スマホの中身を見なくても、浮気を見抜ける方法として、スマホの扱いに着目してみましょう。浮気をしている男性は、妻にLINEを見られないよう警戒し、常にスマホを持ち歩くようになるそうです。したがって、夫にスマホを手放さない様子があれば、浮気をしている可能性が高いと考えられます。
また、スマホを放置している時は、画面を伏せてテーブルに乗せ、妻の目にふれぬよう警戒しているようです。そのような仕草があれば、残念ですが浮気の可能性はかなり高いと言えるでしょう。

パスコードの設定

LINEにパスコードを設定するのは、浮気男の特徴の一つです。浮気相手との間で交わしたやり取りを、妻に見られないようにLINEに鍵をかけているのだと考えられます。もし、やましい内容がないのであれば、ロックをかける必要なんてありませんよね。つまり、ロックがかかっているということは、見られたくないトークが隠されているということです。そのようなトーク内容が妻の目に触れぬよう、彼らはこぞってLINEにパスコードを設定するわけです。夫のLINEにパスコードが設定されていないか確認してみましょう。もしもロックが掛かっていたら浮気をしている可能性が高いと言えます。

妻を欺くLINEの手口

浮気をしている既婚男性が使いがちなLINEの便利な機能をご紹介します。まずは、トークともだちの名前を自由に変更できる「名前変換機能」です。この機能が便利なのは、アイコン名を変えれば性別をごまかせる点にあります。たとえば、浮気相手のアイコン名を「タカシ」などの名称に変更すれば、あたかも男性同士で会話をしているように見えるわけです。万が一、妻にLINEを見られても、男同士のやり取りなら疑われずに済ますよね。まさに、妻の目を欺くのにうってつけの機能だと言えるでしょう。

また、特定の人物を「ともだち一覧」から外して見えないようにする「非表示機能」も、浮気男には人気です。この機能を使えば、「ともだち一覧」にはアイコンが表示されないため、誰が見ても浮気相手の存在には気づきません。したがって、妻に「ともだちリスト」を見られても、浮気相手を特定される心配がないわけです。さらに、浮気男がやりがちな手口のなかでも最も利用されるのが「トーク履歴の削除」でしょう。浮気の証拠隠滅をはかるため、浮気相手とのやり取りを全て消してしまう方法です。証拠となるトークがなければ、妻にLINEを見られても平然としていられますよね。このように、浮気男はLINEのさまざまな機能を駆使して妻を欺いているのです。

法的に有効な証拠を探す

現代では、LINEをきっかけにパートナーの不倫が発覚するケースは珍しくありません。むしろ、夫の秘めた事実を知るきっかけがLINEであれば、不倫の証拠を掴むチャンスが巡ってきたとも考えられるのではないでしょうか？　そこで、夫のLIINEから不倫が発覚したときは、証拠を隠滅されるまえに浮気相手とのトーク内容を画像に収めましょう。夫婦の間に起こる異性問題の解決にあたって、何よりも大切なのは事実を解明することです。さらに、明らかとなった事実を裁くためには「法的効力のある証拠」が欠かせません。したがって、異性問題における対処法の第一歩は、浮気調査だと言えるでしょう。LINEのトーク内容のなかに、性行為を連想させるキーワードはありませんか？　さらに、性行為を表す動画や画像があれば、法的効力はさらに高まります。まずは、そのような証拠を、夫に気づかれないよう探してみてください。

不倫相手について調べる

異性問題の解決に向けて行う浮気調査は、証拠探しの他に浮気相手の人物特定も忘れてはならない項目です。浮気をしていることが確定しても相手の人物が分からなければ手の打ちようもありません。そのため、夫の浮気相手がわからない場合は、相手が誰で、どのような人物なのか調べる必要があります。とはいえ、名前も知らない浮気相手について、自分で調べるのは限界があります。しかし、浮気発覚のきっかけがLINEであれば、相手の名前はアイコンやトークから判明するはずです。まずはLINEから相手の名前を調べてみましょう。

それでも分からないときは、夫の身近な人間関係を探ってみてください。たとえば、既婚者の不倫相手は、会社の同僚や部下など仕事関係の人物であるケースが多いと言われています。夫の勤務先に、怪しい人物がいないか確認してみましょう。浮気相手について、名前だけでも判明していれば、相手の住所や勤務先を調べるのは行政書士や弁護士に依頼する方法もあります。また、名前すら分からず、どんな人物か皆目検討もつかない場合は、探偵事務所に調査を依頼するのも得策です。

慰謝料請求を検討する

信頼する家族の不倫を知ったら、ショックや悲しみ、そして怒りなど、さまざまな感情で心が支配されてしまいます。その結果、誰もが心に深い傷を負い、ときには健康状態にまで悪影響をおよぼすこともあるのです。しかし、不倫を楽しむ当事者達に、その苦しみが伝わるかどうかは定かではありません。そのため、不倫の被害にあったときは、加害者（夫と浮気相手）に対して制裁の意味も込めて慰謝料請求を検討しましょう。不倫被害における慰謝料請求は、夫と浮気相手の両方に対しておこなうことができます。

なお、発覚後も夫婦として関係を継続する場合は、夫に対する慰謝料請求をする人は少ない傾向にあります。関係修復に向けて協力しあうには、慰謝料請求が障壁になると考えられているようです。となると、やはり慰謝料請求は浮気相手の女性にのみ行うのが妥当だと言えるでしょう。ただし、相手の女性が不倫を否認した場合は、法的に有効な証拠がなければ慰謝料請求は難しくなります。また、夫を既婚者と知らずに肉体関係を持っていた場合は、慰謝料請求の対象にはならないので注意が必要です。

夫に事実を追求する

夫と浮気相手の間に不貞行為があったことを示す証拠が確保できたら、夫に事実を確認してみましょう。浮気発覚後も夫婦関係を続ける場合は、浮気相手との関係を精算しなくてはなりません。そのためには、夫から真相を聞き、浮気が起きた原因を突き止めて再発防止に向けて話し合うのが良いでしょう。また、話した内容は、今後に備えて録音し、後日トラブルが発生しないよう努めましょう。

浮気発覚後の選択肢

浮気発覚後の選択肢は、相手を許して夫婦関係を修復するケースと、離婚を請求するケースの2つに分かれます。どちらの選択肢を選ぶかは、人によって異なりますし、正解はありません。しかし、夫婦関係の修復にしても離婚にしても、選んだことを後悔しないためには不倫問題に決着をつけることが肝心です。また、不倫の被害にあった側が、今後の選択肢について優先的な決定権を得るには不倫の証拠が欠かせません。不倫問題において証拠は重要な切り札になるので必ず確保しましょう。

探偵事務所

夫婦間における異性問題の解決とは、事実を明らかにしたうえで対策を決めることです。そして、その事実を解明するためには浮気調査が欠かせません。しかし、夫の浮気の可否について、また相手の人物について、その全てを素人が調べるのは限界があり現実的ではありません。したがって、事実を解明するのなら調査のプロである探偵事務所に調査を依頼するのが得策です。探偵事務所のおこなう浮気調査は、対象者の素行を調査するものです。具体的には、尾行や張り込み、また聞き込みなどをおこない調査対象者が「いつ・何処で・誰と・何をしていたか」を徹底的に調べます。さらに、調査結果は時系列の報告書にしてまとめますので、そのまま「不貞行為の証拠」として扱うことができるのです。

探偵事務所はふだん馴染みがないため、調査費用ばかり取られて肝心の結果が出ないというイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そのような不安を拭うため、多くの探偵事務所では無料相談をおこなっています。まずは担当のカウンセラーに異性問題で抱えている不安を打ち明けることで、解決の道が見えてくるかもしれません。迷ったときは一人で悩まず、専門家に調査を依頼しましょう。当サイトからも実績のある探偵事務所に問い合わせが可能です。

夫婦カウンセラー

浮気発覚後の夫婦関係について、方向性が纏まらない時は、夫婦カウンセラーに相談してみるのもオススメです。夫婦カウンセラーは、夫婦の間に起きた問題をスムーズに解決するためのサポートをおこなっています。カウンセリングを受けることで、悩んでいた問題が浮き彫りとなり、問題解決のいとぐちが見えてくる場合もあります。夫婦カウンセラーはまだあまり知られていないため、カウンセリングに効果があるのか疑問に思う人も多いでしょう。しかし、他人には話しづらく、また知られたくない夫婦の現状について、カウンセラーに相談するだけでも気持ちが軽くなるものです。

また、夫婦の抱える問題を第三者の視点で見極めると、自分たちだけでは分からなかった夫婦の方向性が見えてくることもあります。したがって、夫婦の関係性について迷ってしまったときは、夫婦カウンセリングを体験するのも良いでしょう。

弁護士

夫婦の異性問題には、離婚や慰謝料請求などの法的手続きが発生することも多いです。もちろん、それらの請求は弁護士を使わず自分でもおこなえますが、一人では面倒な作業も多くストレスの原因になりかねません。たとえば、浮気相手へ慰謝料請求をおこなっても、素直に支払いに応じる人ばかりではありせん。そのようなケースでは、最終的に裁判に進展する可能性もあり、決着までに長い期間を要することが多いです。その長期間を、自分一人で戦うとなると、精神的かつ肉体的な疲弊を伴い結果として慰謝料分以上の労力を奪われかねません。

やはり、せっかくつかんだ不貞行為の証拠を最大限に活かすには、法の専門家である弁護士に依頼をするのが一番です。とくに、離婚請求をする場合には、財産分与や親権の問題など、当事者だけで話し合えば感情的になり紛争が起こることも珍しくないのです。それらの重要な取り決めは、弁護士を通じて交渉した方が、円滑に進みストレスを抱えることも少ないでしょう。浮気問題で慰謝料請求や離婚請求を検討している人は、無料相談に対応している弁護士事務所もありますので、まずは問い合わせてみましょう。