夫が浮気？その後の修羅場を回避する方法とは

自宅で浮気相手と夫の密会に遭遇

Aさんは結婚5年目の専業主婦、夫との間には2人の子供がいます。小さな子供2人の育児は大変でしたが、結婚生活は安定し夫婦仲も良好で浮気とは無縁の家庭だと信じていました。

ある日、子供達を実家に預けて友人とアーティストのライブへ出かけました。その日はそのまま友人と会場近くのビジネスホテルに宿泊する予定だったのです。ところが、ライブ終わりに友人のスマホが鳴り、彼女の子供が熱を出したとの連絡が入りました。友人は急遽自宅へ戻ることになり、Aさんは1人でホテルへ宿泊することになったのです。そこでAさんは、安いホテルで1人寝るよりも、自宅に戻って夫と2人きりで過ごしたいと思いつきました。しかし、この思いつきが悲劇の始まりだったのです。

Aさんは、夫を驚かせようと帰宅を告げずコッソリと自宅へ戻りました。玄関ドアの鍵穴にそっと鍵を差し込み、回してみたところキーは外れたはずなのにドアが開きません。不思議に思ったAさんはドアチェーンがかかっていることに気づきます。そこで、ふと違和感を抱きました。普段はチェーンなんて掛けない不用心な夫が、なぜ今日に限って厳重に鍵をかけたのだろうと。その瞬間、Aさんの頭には浮気のふた文字が浮かび、激しく音を立ててドアハンドルを握りました。同時にドアホンを連打し、小さく開いたドアの隙間から玄関を覗くと女性物の靴が放り出されています。その後、ドアを開けた夫を押し退け、部屋の中へ入っていくと予想的中！　慌てて服を着た様子の見知らぬ女がリビングに突っ立っていました。

Aさんは女性に向かって唐突に「責任をとってもらう」と言い放ちます。すると、彼女は、悪びれた風でもなく迷惑そうに「巻き込まないでください」と答え、夫を睨みつけながら「だから言ったじゃないの」と怒鳴り、その場を去ろうとしたのだそうです。この態度にAさんの怒りは頂点に達し、気づけば浮気相手の顔を殴っていました。

もちろん、その場は修羅場へ化し、Aさんの行動が傷害罪になるところだったと言います。このケースでは自宅が浮気現場となった上に、浮気相手の態度が横柄ですから冷静でいられないのも無理はありません。しかし、浮気を予想した時点で覚悟を決め、冷静に対応していれば修羅場は回避できたのではないでしょうか？　少なくとも、傷害罪に問われるような行動は取らずに済んだはずです。

LINEから夫の浮気が発覚

結婚10年になるBさんは、夫と子供の3人家族で夫婦仲は悪くないはずだったと言います。ただ、夫婦間の性行為がないことから、夫が浮気をする可能性はゼロではないと感じていたそうです。さらに、夫は営業職で接待の関係上、帰宅が遅くなることも多かったと振り返ります。

ある日、夫からいつものように「今日も遅くなる」というLINEが届きました。返信をしようとトーク画面を開くと、続けざまに目を見張る内容のメッセージが入ります。「今日会えるよ」「早くしたいな」「◯◯の写真送って」その3つのメッセージで夫の浮気を確信したBさんは、震える手で通話をタップしたそうです。しかし夫はそれに応答しません。何度架け直してもつながらないことに苛立ちを覚え、とうとう夫の勤め先に連絡し、緊急の事態が発生したので連絡が欲しいと伝言を残しました。

すると途端にLINEの通話があり、激怒した様子の夫から「くだらないことで職場に連絡するな」と一方的に話しただけで切られたのです。この夫の少しも悪びれない対応に愕然としてしまったBさんは、スマホを握りしめたままリビングの床に泣き崩れてしまいました。母の異様な姿に驚いたBさんの子供は、近所に住む祖母に連絡をしてしまいます。全てを知ったBさんの実母は激昂し、夫の浮気はBさんの手には負えない騒動となってしまったのだそうです。

その後、両家の親を交えた話し合いが行われたものの、浮気の真相を暴くことはできませんでした。専業主婦のBさんが子供を連れて離婚をするのは現実的ではなく、今も夫とは離婚できずにいるそうです。夫からの誤送信に浮気を確信したとしても、その場の勢いで夫を問い詰めるのは混乱を招く恐れがあります。たとえ浮気が発覚しても、まずは落ち着いて冷静に考えることが修羅場を回避する方法だと言えるでしょう。

ご近所さんから夫の浮気を知らされる

Cさんは、結婚10年目で、夫とは仮面夫婦状態だと言います。最近まで、とあるマンションで夫と子供の3人で暮らしていました。夫婦仲は悪くありませんでしたが、性行為自体は面倒がってしていませんでした。

ある日、ママ友から、Cさんの夫と女性が一緒にラブホテルへ出入りする姿を目撃したと知らされます。聞けば、ママ友はそのホテルに勤めているのだと分かりました。何かの間違いではないかと思いましたが、その夜、Cさんは夫の財布をこっそり探ってみたのです。すると、財布の中にはコンビニで買い物をしたレシートが入っていました。まさかと思いながらも、レシートに印字された場所を調べると、なんとそのコンビニの隣にはママ友の勤めるホテルがあったのです。

夫が浮気をしていると言う事実は当然許せませんが、それよりもCさんはママ友からその事実を聞かされたことがショックでした。こんな形で愛する夫の裏切りを知ることになるとは思いもしなかったのです。その衝撃があまりにも大きかったため、Cさんは寝ている夫を叩き起こして事実を問い詰めました。すると、夫は「人違いだ」と言ったのです。この時、Cさんは感情的になっていて冷静な判断ができなかったと言います。そして夜中であるにも関わらず、夫の嘘を暴こうと、事の発端となったママ友に連絡をしてしまったのです。もちろん、その場は修羅場となり、夫が浮気を認めることもありませんでした。

それだけでなく、この騒動が原因となりマンション中にCさん夫婦の浮気問題が知れ渡ってしまいました。その結果、Cさんは引っ越しを余儀なくされ、夫婦仲も悪化してしまったのだとか。夫の浮気を知った時、落ち着いて対応していれば、浮気を追求できたし引っ越しをする必要もなかったのではと今も後悔しているそうです。

夫の職場不倫が発覚

Dさんは40代の主婦で、同年代の夫との間に2人の子供がいます。ある日、夫が職場の女性と浮気をしていることが発覚しました。きっかけは夫のスマートフォンから浮気相手の性的な写真が見つかったことです。この時、夫が素直に浮気を認めたため、相手の女性に謝罪してもらおうと夫のスマホから浮気相手に連絡を入れました。

その女性は電話の主がDさんだと分かっても、一向に謝る気配がありません。その様子に業を煮やしたDさんは、浮気相手の話も聞かず、既婚者である夫との関係を非難しました。しかし、相手の女性は「自分は被害者だ」と反論します。聞けば、Dさんの夫は女性にとって上司にあたり、仕事の相談で飲みに行くうちに肉体関係を迫らせるようになったと言うのです。つまり、相手の言い分は、自分は嫌だったが上司からの誘いを断れず、結果的に不倫関係に至ってしまったとのことでした。

さらに、行為中、強引にスマホで写真を撮られたことが怖くなり、関係を断てなくなったと言います。また、不貞行為に対する謝罪や慰謝料を要求するのであれば、一連の出来事を会社に報告すると強気に出たのだそうです。

この女性の主張によって事態は急展開を迎えます。もしもこの事が会社に知られてしまえば、社内における夫の立場はどうなるのでしょう？　少なくとも今の役職は外され、最悪の場合は職を失う結果となるかもしれません。そうなれば、Dさんにとっても一大事です。2人の子供を抱えて離婚をしても、職なしの夫からは到底満足のいく養育費は受け取れないでしょう。

結局、Dさんは泣き寝入りするしかありませんでした。その後、Dさんの夫と相手女性の関係は解消したものの、その一件がトラウマとなり今でも思い出すと動悸がするほどの後遺症に悩まされているのだとか。もしもあの時、女性への電話をかけず慎重に事実を調査していたら、惨めな思いはせずに済んだかもしれないと後悔しているそうです。

妊娠中に夫の浮気が発覚

Eさんが夫の浮気を知ったのは、1人目の子供がお腹にいる妊娠中だったと言います。妊娠中期に体調を崩したEさんは、医者から安静を言い渡されたために里帰りをしていました。ある日、里帰り中のEさんを見舞いに、夫が実家へ訪ねてきた時のことです。娘婿の訪問を歓迎した両親は、豪華な食事とお酒で夫をもてなしました。それを豪快に平らげると、夫は疲れていたのかリビングのソファで寝てしまったそうです。しばらくすると、食卓の上に置かれた夫のスマホから着信音が響きます。

仕事の連絡だと思ったEさんは、夫のスマホを手にしました。しかし、その画面を見た瞬間にEさんの体は凍りつきます。そこには、「◯◯のエッチ笑」「今日も最高だったね」「来週はいつにする？」というポップアップが立て続けに並んでいたのです。このあからさまなメッセージから浮気を連想しない女性はいないでしょう。

驚いたEさんは、寝ている夫の指を使ってスマホのロックを解除し、LINEを開きました。浮気相手と思しき女性からのメッセージは、どれも夫との肉体関係を思わせるものばかりです。Eさんは、これまでの経緯を辿るべくトーク画面を下にスワイプしました。驚くべきことに、その女性とのトークは、Eさんが里帰りした翌週から始まっていたのです。しかも、内容を見る限り、相手の女性は夫が既婚者であることも、その妻が妊娠中であることも知っているようでした。あまりに不謹慎な2人の行動に怒りが込み上げたEさんは、夫を叩き起こして女性との関係について問い詰めます。

夫はマッチングアプリで知り合った女性と浮気をしていることを白状したため、Eさんは怒りに任せて相手の女性に返信しました。メッセージには、自分は妻であること、浮気をした責任をとって欲しいと書いたそうです。しかし、トークは既読になったものの、相手からの返信はありません。何と、LINEの相手は夫をブロックしたのです。結局、浮気を認めて謝罪したのは夫だけで、浮気相手の女性は取り逃してしまったのだとか。夫と相手女性との出会いがアプリだったために、LINEをブロックされた以上、追跡はできません。もしもあの時、感情的にならず、慎重に対処していたら、浮気相手の人物を特定できたかもしれないと振り返ります。さらに、浮気をした夫は許せないが、産まれてくる子供から父親を奪うことは出来ず、離婚は諦めたのだそうです。

生活環境を変えずに済む

夫の浮気を許す一番のメリットは、今までの生活環境を維持できる点にあると言えるのではないでしょうか？　離婚をすれば、確実に収入は減少しますよね。もしも妻側が専業主婦だった場合、再就職しなければ生活が成り立ちません。さらに、夫婦の間に子供がいた場合、両親の離婚で住居や通学先の変更を余儀なくされる可能性があります。

何より、片親と離れて暮らすことになってしまう離婚は、子供にとって精神的な負担でしかありません。離婚によって著しく生活環境が変化してしまうことは誰にとっても避けたい現象ではないでしょうか？　これを回避するには、浮気を許し、夫婦関係を修復するのが得策だと言えます。

夫婦の関係性を修復できる

浮気は許し難い行為ですが、もしも夫への愛情が残っているのなら夫婦の関係性を見直すチャンスになるとも考えられます。家庭を顧みずに身勝手な行いをした夫は、謝罪を受け入れてくれた妻に感謝するはずです。その上で、これまでの夫婦関係を振り返り、不満に感じていることを打ち明ければ、歩み寄る努力は惜しまないでしょう。

もちろん、夫の言い分に耳を傾けることも大切です。互いに向き合い、今後の夫婦関係について話し合えば、少なからず関係は修復できるのではないでしょうか？　また、浮気を許す場合は、今後繰り返すことのないように、誓約書を作成するのもおすすめです。

一緒にいても安心できない

浮気を許すメリットに対して、デメリットは精神的な負担がかかることだと考えられます。たとえ浮気を許し、夫婦の関係性を修復する目標ができたとしても、夫が同じ過ちをしないという保証はありません。そのため、夫を信用できず疑心暗鬼に囚われてしまう可能性があります。そうなると、夫の何気ない振る舞いでも疑わしく感じてしまい安心することが出来なくなってしまうのです。その結果、生活環境を維持できる代わりに、精神的な疲労がつきまとうことになりかねません。

フラッシュバックに振り回される

夫の浮気を経験した女性の中には、信頼する相手から裏切られたというショックが原因でその後もフラッシュバックに悩まされる人が多いです。フラッシュバックは、ふとしたキッカケで始まり、過去の出来事を思い出して不安や悲しみなどの感情に支配されてしまうことを指します。一方の夫は許されたことに安心し、平穏な日常を取り戻すため妻の精神的な負担には気付きません。その結果、フラッシュバックが起こると感情的になり夫を責め立ててしまうため、夫婦喧嘩に発展しまう場合も多いといいます。

また許してくれると勘違いされる

浮気をする既婚男性の中には、同じ過ちを何度も繰り返す人がいます。そのような男性は、1度許されたことに安心し、再び浮気をしても妻なら許してくれると甘い考えを持つ可能性が高いです。この場合、高い確率で浮気が繰り返されるため、浮気を許す際には、同じことをしないと約束する誓約書を作成するのが最適な対処法だと言えるでしょう。

誰かに甘えたい

女性にはそもそも誰かに甘えたいという願望を持つ人が多いですよね。しかし、それは女性ばかりではありません。男性も時には誰かに癒されたいという心境になることもあるのです。たとえば、夫婦の会話がなく関係性が冷え切っていた場合、男性でも寂しいと感じます。また、育児中の家庭では、妻の意識が子供に集中するため、夫に無関心になりがちです。そのため、男性は寂しさを感じ他の異性に癒しを求めてしまうこともあると考えられています。

性欲を満たしたい

日本は諸外国に比べてセックスレスの夫婦が多いと言われています。そのせいか、満たされぬ性欲を解消する目的で他の異性と関係を持つ既婚男性は多いです。特に、小さな子供のいる家庭では、妻が育児に疲れて性行為に消極的になるため、男性側の不満は募る一方となってしまいます。しかし、育児や家事で疲れている妻に性行為を強要することはできないので、他の異性との間で性欲を解消するのです。また、夫婦の間で行為があったとしても、特異な性癖を妻に打ち明けられず浮気に走る男性もいます。

ドキドキしたい

平穏な結婚生活に満足していても、時には刺激が欲しいと考えることは男女ともにあるものです。しかし、日常生活で刺激のあることとはそうそうあるものではありません。そのため、気軽なドキドキ感を味わうために浮気に走ってしまう人は多いです。しかし、刺激を求めて浮気をする男性は、飽きるのも早いため他の異性と関係を持っても長続きしないケースが多いと考えられています。

存在意義を確かめたい

夫婦の関係性があまり良くない家庭では、自分の存在意義を確かめるために浮気に走ってしまう男性も多いです。家庭内で褒められるなど、家族から愛されていると感じる男性は承認欲求が満たされます。しかし、家庭内でその欲求が満たされない場合は、他者に認めてもらうため他の異性と肉体関係を持ってしまうのです。

まずは落ち着きを取り戻す

夫の浮気が発覚したときは、誰でも心が動揺してしまうものです。しかし、混乱した状態で対策を考えても適切な判断はできません。特に怒りで感情的になっている場合は、必要以上に夫を責め立ててしまう可能性が高いです。そうなると、相手も逆上し冷静ではいられなくなってしまいます。そのため、浮気が発覚しても、まずは落ち着きを取り戻すことが肝心です。

また、浮気の確証がない状態で、相手に事実を問い詰めるのもお勧めできません。浮気を認めたくない夫が嘘をついて言い逃れをする恐れがあるからです。したがって、浮気がわかった場合は、証拠があるかどうかを確認し、慎重に行動しましょう。冷静な判断力こそが浮気問題を解決する鍵だと言えます。

浮気相手の人物特定をする

浮気相手の女性が独身だった場合、またその女性が夫を既婚者だと知っていた場合は、慰謝料請求が可能となります。そのため、まずは浮気相手の女性がどのような人物なのか特定することが重要です。たとえ内容証明を送ろうとしても、相手の女性がどこの誰なのか分からなければ、どうすることもできません。夫が素直に浮気を認めていれば相手の女性について聞いてみるのも良いでしょう。

浮気相手が分からない場合は、探偵事務所に相談して人物の特定を依頼する方法もあります。また、夫のスマホに浮気相手の連絡先があったとしても、無闇に連絡するのはやめた方が良いでしょう。身元が判明したとわかれば、相手がブロックをしてしまう可能性もあります。人物を特定したくても慌てて相手女性に連絡をするのは危険だということは覚えておきましょう。

証拠を集める

夫の浮気が発覚したら、必ず法的に有効な証拠を確保しましょう。浮気相手の女性に慰謝料を請求する際や、夫と離婚をする場合、第三者が見ても浮気をしていると判断できる証拠が必要です。具体的には、夫と浮気相手が肉体関係にあることを示すものになります。証拠として最も有効性が高いものは、不倫現場の動画や写真です。たとえば、夫と浮気相手が一緒にラブホテルへ入退店する画像は、決定的な証拠と言えるでしょう。

第三者に相談をする

浮気発覚後は、問題解決に向けて、やるべきことがたくさんあります。具体的には、証拠の確保や今後の夫婦関係に関する選択、また浮気相手への対応などです。しかし浮気の被害にあった直後は、ネガティブな思考になりやすく判断が鈍ることもあるでしょう。そのような場合には、信頼できる第三者に相談するのもお勧めです。

今後について、どうすべきか迷っていても他人に話をすることで整理がつく場合もあります。また、信頼できる相手なら悲しみに寄り添ってくれるため、心も落ち着くはずです。もしも精神的な疲労を感じたときは、1人で抱え込まず誰かに相談してみましょう。

浮気調査を依頼する

浮気の証拠確保や、浮気相手の人物特定で困ったときは、自分で対応するよりも調査のプロである探偵事務所に相談するのがお勧めです。浮気現場を押さえて写真を撮る、浮気相手の女性を追跡して住所を調べる、などの行為を素人が行うのはとても難しいからです。探偵事務所では、経験豊富な調査員が尾行や張り込みを駆使して浮気の事実を明らかにしていきます。法的に有力な証拠について、熟知している調査員が行う調査は、素人の調査結果とは格段の差です。また、調べた結果は、調査報告書にまとめてくれるため、そのまま証拠として活用できます。浮気の真相がわからず不安なときは、当サイトの紹介サービスを利用し、実績のある探偵社に相談してみてはいかがでしょうか。