許せない!浮気した夫に仕返しする方法とは?
もしも夫が浮気をしていたら、あなたはそれを見過ごすことができますか? それとも仕返しを考えますか? 日本にはその昔、「浮気は男の甲斐性」という言葉がありました。現代ではモラルに欠ける文言ですが、その真意は「愛人が持てるほど生活能力の高い男性」を表しています。そのため、夫に浮気をされても裕福な生活ができるなら、妻は見過ごすことを求められていたのです。しかし、ここ30年も経済成長が停滞したままの日本において、もはやそんな言葉は通用しません。仮に経済力のある男性だったとしても、女性の社会進出が進んだ今となっては、既婚者の浮気など許されないことなのです。
したがって、夫の浮気が発覚した時は、適度な「仕返し」をして反省を促しましょう。それこそが時代に即した「浮気の対処法」なのですから。そこで今回は、夫に浮気をされた妻がとるべき対策について解説します。これを読めば、上手く仕返しをして夫を懲らしめる方法がわかるはずです。
浮気をされて仕返しをしたくなる心理とは?
世の中には、夫に浮気をされて仕返しをした経験を持つ既婚女性がたくさんいると言われています。夫の裏切りに対して怒りが込み上げるのは当然ですが、仕返しが必ず成功するとは限りませんよね。ともすれば、浮気で揺らいだ夫婦関係が完全に壊れてしまうこともあるでしょう。仕返しが夫婦の関係性に追い討ちをかけ、そのまま離婚へと向かってしまう可能性だってあります。にもかかわらず、彼女たちは何故そのような決断ができたのでしょうか。
そこには、浮気をされると仕返しをしたくなる心理が働くからなのです。ここでは、その心理について解説します。
理不尽なことへの怒り
永遠の愛を誓い合って夫婦になったはずの夫が、他の異性と恋人関係になるのは、妻にとって想定外の出来事だと言えます。結婚当初の約束を何の断りもなく反故にされたわけですから、理不尽な行為への怒りを抱くのは当然の結果ではないでしょうか? 自分に落ち度があれば、夫の行為に対する理解もできるかもしれません。
しかし、妻の方は誠実に夫を愛していた場合、その誠意を踏み躙られることになってしまいます。このような理不尽なことに対して、人は無力感を覚え、また不満を募らせるのが普通の反応です。その結果、怒りの感情を引き起こし、原因を作った夫へ報復したいと考えるのは無理もないでしょう。また、その矛先は、夫だけでなく浮気相手の女性にも同じように向けられるのが一般的です。
浮気は悪いことだと認識させるため
既婚者の浮気は、パートナーとの信頼関係を壊すほどの威力を持っています。これまで築き上げてきたパートナーシップを失ってしまうわけですから、浮気は決して許されることではありません。つまり、夫婦にとって信頼を喪失させる浮気は悪事に値するわけです。夫の悪事に対して、自覚を持ってほしいと考える妻の心情は理解できますよね。
そのため、浮気が悪いことだと認識させるために妻たちは仕返しを考えるのです。言うなれば、不正行為や違反行為に対して、罰則を設けるのと同じ感覚ではないでしょうか? たとえ単なる火遊びのつもりだったとしても、夫婦関係を揺るがす行為を見過ごすわけにはいきません。自らの過ちを自覚してもらうには仕返しも一つの手段というわけです。
裏切られる辛さを理解してほしい
信頼していた相手に浮気をされたとき、人は怒りだけでなく悲しみの感情を抱きます。さらに、その辛さを当事者である相手に理解してもらいたいと考えるのは被害者に共通する心情です。しかし、その感情を言葉にして相手に伝えたところで、理解を得られるかどうかは残念ながらわかりません。そもそも、相手の心情を思いやれる人なら浮気などしないでしょう。浮気をする人には、そのような想像力が欠如している傾向があります。
そのため、言葉で伝えても理解の及ばない相手には、行動で示すしかないと考えるのが仕返しの原点です。自分の負った傷と同等もしくは、それ以上の苦しみを相手に与えれば「裏切られることの辛さ」が理解できるのではないかと考えるのでしょう。
プライドが傷付けられるから
愛する人に浮気をされたとき、人は誰でも失望します。自分と同じように相手も自分を愛してくれていると信じていた場合、そのショックはさらに大きなものとなるでしょう。また、愛する人物からの愛情を失ってしまうと、自分の価値に疑問を持つ人もいます。そして、自分の外見や性質などを否定し始めることもあるのです。
そのため、人によっては相手の浮気によって自尊心を傷つけられたと感じることもあります。その結果、自己防衛本能として自分を傷つけた人物に仕返しをしたいという感情が芽生えてしまうこともあるのです。相手を懲らしめることで自尊心を取り戻すという算段でしょう。
妻の立場を知らしめるため
夫の浮気を受け、怒りや悲しみといった感情から仕返しを考える女性もいますが、中にはその後の夫婦関係を考慮して対応を決めるケースもあります。夫婦の関係性は家庭の状況によって変動するのが一般的です。そのため、夫の浮気という事態に直面した時、妻の対応次第では夫婦の関係性が下剋上することもあるでしょう。浮気をした夫を許すことで懐の深い妻として影で夫を操る女性もいれば、夫を懲らしめて妻の座を知らしめる女性もいます。
どちらにしても、その後の夫婦関係において夫は妻に頭の上がらない状態になることが予測できますよね。ただし、前者の場合は、夫が妻の懐の深さに甘えて浮気を繰り返す可能性もあります。そのため、後者を選び浮気の再発を防ごうと考える女性も多いです。また、仕返しという方法で妻の権利を駆使することは、浮気相手の女性に対する浮気再発の抑制にもつながります。
浮気の再発を防ぐため
浮気をした夫に対して仕返しをしたくなる心理は、感情論だけではありません。夫婦の間に起きた異性問題を、上手に解決するための手段として仕返しを検討する女性もいます。一般的に、一度浮気をした男性は同じことを繰り返す可能性が高いです。そのような事態を避けるためには、夫の反省を促すために仕返しが必要だと考えるケースもあります。夫の浮気を簡単に許してしまうと、教訓を得ることもないために浮気癖が治りません。
しかし、浮気を断罪しお灸をすえれば、同じ過ちを犯す可能性は低いでしょう。つまり、仕返しは夫の浮気癖を矯正するための手段に過ぎないというわけです。
既婚女性たちの仕返しエピソード
浮気をされた女性たちが、仕返しをしたくなる心理はいかがでしたか? 共感できる女性も多いのではないかと思います。信じていた相手に裏切られたのですから、そのような心情になるのも無理はありません。実際、浮気をした夫に仕返しをして、一定以上の効果を得られたケースも少なくないのだそうです。そこで、ここでは既婚女性たちが、浮気をした夫に対して行った仕返しの事例をいくつかご紹介します。
夫の裏切り行為を受け、彼女たちがとった行動はどのようなものだったのでしょうか? 今後の参考にするためにも、確認してみましょう。
浮気現場に出向いた ― Aさんのケース
夫の怪しげな様子に気づき、残業で遅くなると言われた日にスマホの位置情報を確認するとホテルにいることが判明。ショックと同時に激しい怒りが込み上げ、気づいた時にはタクシーを拾って浮気現場へ向かっていました。滞在する部屋までは解りませんでしたが、幸か不幸かラブホテルだったために出入口は一箇所のみ。宿泊することはないと分かっていたので、夫が出てくるまで出入り口を見張っていました。
しばらくすると、女性を伴って浮かれた様子の夫が現れたので2人の前に立ちはだかるようにして進路を塞いだのです。あの時の驚愕した夫の様子が今も忘れられません。彼は驚きのあまり尻もちをついてその場にしゃがみ込み、そのまま私に土下座をしたのです。一緒にいた浮気相手の女性は、状況が飲み込めない様子でした。でも私が名前を告げたら慌てふためいて、その場を立ち去ろうとしたのです。もちろん、逃しはしませんでしたよ。現行犯ですから、2人には浮気を認めて関係を解消するよう求めました。私の目を盗んで浮気をした夫には、良い仕返しができたと思っています。
浮気相手と直接対決 ― Bさんのケース
ある日夫の携帯に表示されたポップアップから浮気が発覚しました。ただ、そのことに本人は気づいていなかったので、こっそり夫のLINEを開いて浮気相手とのトーク内容を確認したのです。すると、相手は夫の勤務先のアルバイトであることが判明。しかも2人の関係は1年も前から続いていたようでした。
そんなに長い間、夫に裏切られていたのかと思うと悲しさよりも怒りが上回るものですね。彼女も夫が既婚者であることは承知の上で関係を持っているようだったので、2人にはお灸を据えるため仕返しをしようと思いついたんです。幸い、結婚前は私も同じ職場にいたため、社内の様子はあらかたわかります。
当時の上司や同僚に会いに行く名目で職場に押しかけ、浮気相手の女性と対峙する計画を企てたのです。当日は、夫には知らせず、懐かしい面々と挨拶を交わしてから浮気相手の元へ向かいました。〇〇の家内です、と告げて夫とのトーク画面を写した画像を見せると彼女は真っ青になりながら浮気を認めたのです。その後、帰宅した夫は私に平謝り。あれに懲りて2度と浮気はしないのではないでしょうか。
ハニートラップを仕掛けた ― Cさんのケース
夫は結婚前から女性好きで、浮気の心配が尽きないタイプです。だから私は夫に内緒で定期的に彼のスマホをチェックしていました。ある日、スマホの中にマッチングアプリを発見したのです。アプリを開くと何人かの女性と会っていたことが判明し、しかもそのうちの2人は性行為までした形跡がありました。夫の性格的に、浮気はするだろうと予測していたものの、実際に発覚するとショックは大きかったです。あまりの衝撃に、これはお灸を据えないと不味いと感じた私は、夫にハニートラップを仕掛けることを思いつきました。
そこで、私も夫と同じアプリを入れて見知らぬ女性になりすまし、夫にコンタクトを取ったのです。案の定、夫は私に食いつき、デートに誘ってきました。そこで、私は信頼できる友人に頼んで夫と会ってもらうことにしたのです。何も知らない夫は、ノコノコと指定したバーまでやってきて、友人をホテルへ連れ出そうと口説き始めるではありませんか。頃合いをみて私もバーへ駆けつけ、夫の悪事を暴いたのです。女性の手を握りながら口説いている様子を妻に見られては、反論の余地もありません。あれ以来、夫は反省して心を入れ替えたようです。もちろん、一連の騒動が仕掛けられた物だったことは今も気づいていないでしょう。
自分も浮気をした ― Dさんのケース
ある日、夫のバッグに避妊具を発見し浮気が発覚しました。そのことを夫に問い詰めると浮気は認めたものの、反省している様子は全くありません。その上、浮気ぐらいで騒ぎすぎると逆に私を責め立ててきたのです。夫の言葉に傷ついた私は、家を飛び出し彼にも同じ屈辱を味合わせたいと考えました。
そして、独身時代に付き合っていた男性に連絡を取り、そのまま元カレの家へ向かったのです。元カレに事情を話し、その日は泊めてもらうことにして夫には帰らないという連絡だけをしました。翌日、朝帰りをした私に夫が「どこにいたのか」と尋ねてきたので、正直に元カレの家にいたことを話したのです。
夫は相当なショックを受けていましたが、当たり前です。浮気をされた悲しみが理解できたのではないでしょうか? 実際は、元カレとの間には何もなかったのですが、夫には良い薬になるので黙っておくことにしています。
共通の友人に浮気の事実をバラした ― Eさんのケース
私の夫は自分より遥かに年上の女性と浮気をしていました。私にとって、浮気の事実よりも女性が初老と言われる年齢だったことの方がショックだったのです。そんな年上の女性に負けたかと思うと悔しくて、女なら誰でも良いのでしょうか? 夫のことも情けないと思い許せなかったんです。その悔しさを誰かに聞いてもらいたくて、夫と共通の友人に浮気の事実を打ち明けました。
もちろん、その友人も浮気相手の年齢に驚いていました。夫は見栄っ張りな性格なので、自分が初老女性と関係を持った事実が友人に知れ渡り、相当参っていましたよ。それ以来、浮気はしなくなりましたが、夫は友人たちに「ババ専」と呼ばれているようです。でもそんなこと知りません、自業自得ですから。
ある日忽然と居なくなる― Fさんのケース
最初に夫の浮気が発覚した時、夫は事実を認めて反省しているようだったので私はすぐに許してしまったんです。ところが、それから1年も経たないうちに、同じ相手と再び浮気をしていることが判明しました。あの時の私に対する謝罪は何だったのかと腹が立ち、夫の反省が無意味であることに気づいた私は夫と向き合うことをあきらめたのです。そして、夫には黙ったまま、ある日忽然と家から姿を消しました。
夫は家のことなど何も分からないタイプですから、相当困ったんでしょうね。私の実家に泣きついて自ら浮気を白状し、私の居場所を聞いてきたんです。その後、夫には浮気相手との関係を解消させ、さらに3度目はないと誓約書を作りました。もしも約束を破った時は、破格の慰謝料をいただく算段になっているので、不安はありません。何なら浮気してくれても良いくらいです。
浮気旦那にロジカルに仕返しする上手な方法
仕返しというと、単純に「自分も浮気をする」というケースが浮いてしまいますが、実際は様々な手段がとられていましたね。やはり実行する女性の性格や、浮気の状況、また夫との関係性などによって、その方法も変わるのでしょうか。では、もしもあなたが浮気をした夫に「仕返し」をするとしたら、どんな手段を考えますか? ここで紹介した体験談をもとにドラマティックな方法を思いつく人もいるかもしれません。
しかし、あまり現実離れしたシナリオを描いても、上手く行くとは限りませんよね。そもそも仕返しの目的は、夫の反省を促すことと浮気の再発を防ぐことです。その目的を果たすためには、ロジカルな対策をとるのが得策だと考えられます。そこで、ここでは既婚女性にしかできない「上手な仕返し」の方法をご紹介しましょう。
お金の管理を徹底する
一般的に、経済的な余裕がある既婚男性は浮気する傾向が強いと言われています。なぜなら、浮気をするためには家族を養う経済力の他に、相手女性とのデート費用やプレゼント代などの余力が必要だからです。したがって、浮気をした夫にお灸を据えるには、経済制裁が効果的だと考えられます。夫の使えるお金を制限し、経済的な自由度を奪えば浮気相手とのデートも控えるほかないでしょう。よっぽど魅力的な男性でもない限り、お金のない既婚者と付き合いたい女性はいません。また、夫の使うお金を管理することは、浮気の再発にも効果的です。
別居で危機感を与える
浮気をする既婚男性の目的は、単なる性欲解消であることが多いです。その場合、妻との離婚を視野に入れてまで浮気を継続したいと思う人は少ないでしょう。そのため、浮気をした夫に仕返しをするのなら、別居で危機感を煽るのが効果的です。夫婦の間に子供がいる場合は、子供も一緒に連れて行くことで更なる精神的ダメージが加わります。ある日突然、家族が居なくなる状況に危機感を抱かない男性などいませんよね。軽い気持ちで家族を悲しませてしまったことに対し、深く反省するのではないでしょうか?
夫の親を味方につける
社会的な倫理観として浮気は好まれる行為ではありません。もしも倫理に反する行いをしてしまった場合、その事実を親に知られるのは誰にとっても不名誉なことです。そのため、浮気をした夫にお灸を据えるなら、義理の母に相談するのも一つの手だと考えられます。夫にとって実の親である義母を味方につければ、相手に与える精神的ダメージは大きなものとなるはずです。
ただし、相談するときは下手に出て義母からの同情を誘うようにしてください。肝心なのは、義母を味方につけること。あまり夫の悪口を言ってしまうと、悪妻の印象が付き逆効果となるので注意しましょう。
慰謝料請求をする
夫の浮気に対して社会的な手段で仕返しをするのなら、慰謝料請求が最適です。慰謝料は離婚とセットで請求するイメージを持たれていますが、そのようなケースばかりではありません。婚姻関係を継続する場合でも、慰謝料請求は行えますのでキツイお灸を据えたい人は、検討して見ましょう。
ただし、夫に対して請求する慰謝料は、家計から支払われることが多いので結果的に世帯の貯蓄が減る可能性も高いです。そのため、一般的には夫ではなく浮気相手の女性に対して慰謝料請求を行うケースが多いと言われています。しかしながら、相手の女性があなたの夫を既婚者だと知らずに交際していた場合は、その女性に落ち度はないので慰謝料請求の対象にはなりません。
誓約書を作成する
浮気発覚後の夫婦関係を見据えて穏やかな仕返しを検討している場合は、「誓約書」を作成するのがおすすめです。浮気を許し、夫婦の関係性を修復するのであれば、再発防止に向けて約束を交わします。
誓約書には浮気の事実を認める謝罪文、浮気相手との関係を解消する旨を記しましょう。また、もしも約束を破った場合は、罰則として慰謝料の支払いや離婚に応じることなどを盛り込みます。
このような罰則を設ければ、ことの重大さを理解して2度と浮気をしようなどとは思わないでしょう。したがって、誓約書は、浮気の抑止力として効力を発揮するのです。
離婚をする
夫の裏切り行為に対し、最もダメージを与える仕返しの手段といえば離婚の他にないでしょう。どうしても夫を許せず、一緒に過ごすことが精神的な負担になるのであれば婚姻関係を解消するのも最適な選択肢です。軽い気持ちで浮気をしたことが、家庭を失う結果になってしまうのですから、後悔しない男性はいません。ただし、夫婦の間に子供がいた場合、離婚が及ぼす影響も大きく苦渋の選択となることが予想されます。また、離婚をすると経済的に困窮する可能性もありますので注意が必要です。
浮気相手への仕返しNG例
さて、浮気には当事者が2人います。それは夫と浮気相手です。となると、浮気をした夫への怒りはもちろんのこと、浮気相手の女性に対しても許せないという感情は湧き上がるのではないでしょうか? 夫に家庭があることを知りながら、肉体関係を持ったのだとしたら、当然その女性も責任を取るべきですよね。そのため、浮気相手の女性へ仕返しするのは妻として当然の権利だと言えます。
とはいえ、たとえ相手の女性に浮気の責任があるからといって、何をしても許されるわけではありません。浮気相手のへの仕返しをするのであれば、正当な手段で制裁を行いましょう。ここでは、絶対にしてはいけない「仕返しNG例」をご紹介します。
嫌がらせや暴力行為
夫の浮気相手である女性に、怒りを覚えるのは当然です。しかし、相手女性に対して罵声を浴びせたり、暴力を振るったりしてしまうと脅迫罪や暴行罪に該当する可能性もあります。たとえ相手女性の態度が悪く、反省している様子がなかったとしても行き過ぎた仕返しは慎むべきです。浮気をされた被害者であるはずが、逆に罪に問われてしまうというケースは珍しいことではありません。浮気相手と対面すると感情的になってしまう恐れがあるので、仕返しは法的な手段を利用するのが一番です。
周囲に浮気をバラす
夫が既婚者であることを知りながら浮気をした女性は許されるべきではありません。しかし、相手の落ち度を利用して、浮気の事実を周囲の人間に言いふらすのは危険です。最近ではSNSで情報を拡散するのが人気ですが、それも言いふらしに該当するので避けてください。相手の社会的イメージを低下させるような書き込みは、名誉毀損やプライバシーの侵害にあたります。相手に訴えられると賠償金を支払う可能性もあるので注意しましょう。
浮気相手の家族に告げる
上にも書いたように、浮気相手の女性を憎むあまり、相手の家族に事実を公表するのは危険なのでやめましょう。たとえ家族であってもプライベートな内容は名誉毀損やプライバシーの侵害に該当する可能性が高いです。この場合も、相手の女性に訴えられると賠償金を支払う事態となってしまいますので注意しましょう。
仕返しをする前に必要なこと
ここまでで、浮気をした夫や相手女性に仕返しをする時は、社会的倫理に則った方法が良いという事をご理解いただけたと思います。感情のままに夫や相手女性を責め立てても、断罪することはできません。また、社会的な制裁を行うにあたって、忘れてはならないのが事前の準備です。たとえ夫の浮気を確信していても、やみくもな状態で責任追求をするのは難しいでしょう。客観的にみても、浮気をしていることが明らかでなければ、返って不利な状況に追い込まれる可能性があります。そのため、仕返しをする前には必ず以下のことを確認しましょう。
自分の気持ちを整理する
夫の浮気発覚によって動揺した状態では冷静な判断ができなくなってしまいます。そのため、まずは心を落ち着かせる意味でも、自分の気持ちを整理しましょう。夫の浮気を許すかどうか、相手の女性にどう対応するべきか、子供のことはどうするか、など順番に考えて思考をクリアにすることで冷静さは取り戻せます。自分1人では整理がつかない時は、信頼できる人物に相談して見ましょう。起きたことや自分の感情を人に話すだけでも、心の整理はつくものです。
浮気の証拠を確保する
夫や浮気相手の女性に対して慰謝料や離婚の請求を行う場合、最も重要なのが浮気の証拠です。たとえ浮気を確信していても、当事者がその事実を認めなければ慰謝料の支払いは命じられません。しかし、浮気を裏付ける確証があれば、当事者がそれを否定しても法的な見解として浮気が認められる可能性は高いです。したがって、浮気問題を解決するには「浮気の証拠」は欠かせないものだと言えます。ただし、法的な効力を持つ証拠とは、2人の間に「肉体関係」があると判断できるものに限られるのです。具体的には、2人が一緒にラブホテルへ入退店する写真などが挙げられます。
相手の人物を特定する
浮気相手の女性に慰謝料請求を行うのであれば、まず相手の人物特定ができていないことには始まりません。そのため、浮気が発覚した時は相手が誰なのか、確認するのが肝心です。相手が不明のままでは、訴えることもできませんので、人物特定は欠かせない項目だと言えます。
不利な立場にならないよう用心する
基本的に、浮気をした側(有責配偶者)が配偶者に対して離婚請求を行うことはできません。しかし、もしも夫婦の関係が既に破綻していた場合には、浮気をした側からの離婚請求が認められる可能性もあるのです。そのため、浮気をされた被害者が不利な立場とならないためには、夫婦の仲がある程度良好だったと証明する必要があります。
さらに、夫側の離婚請求を阻止するためには、夫が有責配偶者であることを立証するための証拠が欠かせません。そのため、不利な状況に陥らないためには「浮気の証拠」を確保することが重要だと言えるでしょう。
自分でできない時は専門家に相談する
夫婦の間に起こる異性問題は、離婚原因にもなるほど厄介な事柄です。問題をできるだけスムーズに解決するには早い段階で「浮気の証拠」を確保することが求められます。しかし、夫と浮気相手の間に肉体関係があると判断できる「不貞行為」の証拠を探すのは素人には難しい案件です。
夫の尾行や浮気現場での張り込みなど、煩わしい調査は「探偵事務所」にお任せしてはいかがでしょう? 探偵事務所は調査のプロですので、素人では暴けない「浮気の事実」を卓越した調査力で調べ上げます。もしも証拠の確保に困ったときは、調査の専門家である探偵事務所に相談するのがおすすめです。当サイトでは、実績豊富な探偵社を紹介していますのでぜひご活用ください。
まとめ
愛する夫に浮気をされたら、悲しみと同時に怒りが沸き立つのは無理もありません。そのため、どうにかして仕返しをしたいと考えるのは当然のことだと言えるでしょう。しかし、感情にまかせて行動すると、歯止めがきかずに違法行為へと発展してしまう可能性もあります。それでは、かえって大きな損害を受ける結果となってしまうでしょう。そのような事態を避けるには、冷静な判断力が必要です。浮気に対する仕返しは、確かな証拠を得て、社会的な制裁を与えることで対処しましょう。