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夫の浮気が発覚!話し合いで問題は解決できるの?

夫の浮気について話し合う夫婦

夫や妻の浮気は夫婦の信頼関係に大きな傷をつける出来事です。そのような事態に直面してしまった時、ショックのあまり問題と向き合うことを拒みたくなる気持ちは、誰にでもあるでしょう。しかし、浮気に気づいてしまった以上、何事もなかったかのように過ごすことはできません。なぜなら、夫の不貞は、放置すれば夫婦関係が壊れる恐れもあるのです。また、浮気の事実を知りながら、平穏な日常生活を送ることは心情的にも難しいでしょう。そのため、夫の浮気に気づいたら、その問題と向き合わざるを得ないのです。

問題を解決するには、夫婦の話し合いは避けて通れない道だと言えます。とは言え、そのような事態に直面した経験がなければ、話し合いに不安を覚える人も多いでしょう。そこで今回は、浮気の被害にあってしまった場合の対処法や、話し合いを円滑に進めるポイントについてご紹介します。

問題解決に向けた話し合いの段取りとは?

浮気解決の話し合いの段取りを考える妻

夫の浮気に気づいたとき、止めさせたいと思う人はいても、ただちに夫婦を止めたいと思う人は滅多にいません。浮気を理由に離婚する人もいますが、まずは夫に事実を確認し、夫の態度を見極めてから決断するのが一般的です。また、夫婦関係を継続する場合も、自分の意向だけで決めるのではなく、夫の真意を確かめてから信頼関係を修復しようと試みるのではないでしょうか? どちらを選択するにしても、夫婦である以上、夫との話し合いは欠かすことができません。

さらに、浮気を辞めさせる場合は、浮気相手の女性との話し合いも必要となってくるでしょう。ここでは、浮気をされた側が不利にならないよう、円滑に話し合いをする段取りについて解説します。

自分の意向を固めておく

話し合いを行うまえには、ある程度自分の意向を決めておく必要があります。一般的に、浮気をされた側の主張は「浮気を辞めさせる」もしくは「夫婦関係の解消」のどちらかでしょう。夫との婚姻関係を継続する場合は、浮気相手との関係解消を要求する必要がありますし、離婚を望む場合は、その意思を伝えることになります。また、慰謝料の請求も話し合いで伝える流れとなるでしょう。

ただし、それらの主張を相手側が素直に受け入れるとは限りません。相手が正反対の主張をする可能性も大いにあります。そのため、相手の意向がどうあれ、自分の意見は事前にまとめておきましょう。慰謝料や浮気相手との関係解消、また離婚を要求する権利は、浮気の被害者側にあることを忘れずに話し合いを進めることが大切です。

事前に証拠をそろえておく

妻が浮気の被害にあった場合、加害者である夫や浮気相手に対して、被害者側の権利を主張することができます。話し合いは、それらの要求を相手に伝える場となるわけですが、相手が素直に事実を認めるとは限りません。実際の話し合いでは、当事者が浮気を否定して言い逃れをするケースも珍しくないのです。そのため、話し合いの前には、言い逃れを防ぐ手段として「浮気の証拠」を確保しておくことが重要となります。それも、相手が反論できないような決定的な証拠を用意する必要があるでしょう。さらに、慰謝料や離婚の請求を視野に入れている場合は、法的に有効性の高い証拠が求められます。

婚姻関係にある男女が自由な意思でパートナー以外の異性と性的な関係を結ぶことを「不貞行為」といいます。これは、貞操義務違反行為として、慰謝料や離婚請求の事由となります。そのため「法的に有効な証拠」とは、当事者2人の肉体関係を示す画像や動画、証言となります。たとえば、ラブホテルに夫と浮気相手が一緒に入退する画像は法的な有効性の高い証拠と言えるでしょう。一方、夫と浮気相手のLINEなどで「愛してる」「好き」などと書かれたトーク画像は、個人の判断では浮気と断定できても性的な関係を示せない可能性があるため法的な効力はありません。したがって、話し合いの前には、法的な有効性の高い証拠を確保する必要があるのです。

話し合いに適した場所を選ぶ

浮気問題に関わる当事者同士の話し合いは、時に感情があらわとなり激しい言い争いになるケースも珍しくありません。どちらかが感情的になると、一方が冷静に対応していても興奮は収まらず有意義な話し合いにはならないでしょう。さらに、家庭内で行う当事者だけの話し合いだと、感情的になるあまり、暴力に訴える人も多いです。

そのような混乱を避けるためには、できるだけ平常心を保てる環境で話し合いを行う必要があります。具体的には、カフェなど、ある程度賑やかで、第三者の視線が集まりやすい場所を選ぶと良いでしょう。周りに他人のいる環境であれば、感情的になったり、暴力沙汰に発展する可能性も低く安心です。

まずは夫婦だけで話し合う

浮気問題を話し合いで解決する場合、当事者である2人と対話をすることになると思います。夫との最大の争点は夫婦関係の継続について、浮気相手とは不倫関係解消や、慰謝料請求について話し合うのが一般的です。ここで気をつけるべき点は、最初から浮気相手を交えた3人での話し合いは避けることでしょう。なぜなら、夫婦関係を継続するつもりで話し合いを進める場合は、浮気が起きた経緯を夫から聞く必要があるからです。ここに浮気相手も加わると、事実が隠蔽される可能性があります。

さらに、浮気相手を同席しての話し合いは、余計な感情が入り混じり、話が複雑化する恐れもあるのです。まずは、浮気の経緯を確認し、今後の夫婦関係について夫婦2人の意向を固めてから浮気相手へ伝えた方が、混乱は避けられるでしょう。したがって、話し合いは夫と2人で今後の夫婦関係について相談するのが先決です。

話した内容はボイスレコーダーに記録

話し合いの前には会話の内容を記録するためのボイスレコーダを用意しておくと便利です。浮気問題に関する話し合いでは、その場で事実を認めて謝罪しても、あとから証言を覆されることは珍しくありません。そのようなケースでは、建設的な話し合いが行われたとは言えず、堂々巡りとなり問題解決への道が遠のいてしまいます。つまり、ボイスレコーダーは、その場で話し合った内容の証拠代わりになるのです。

また、会話の内容は、相手に無断で録音したものでも証拠として使用できます。ただし、内容によっては、強制的に証言させたと捉えられる可能性もあるので注意した方が良いでしょう。そのため、話し合いを行うときは、冷静な対話ができるよう気を配りながら話を進めていくと良いです。

誓約書を作成する

浮気問題に関して話し合い、当事者間で約束を交わした場合は、その結果を書面にまとめ誓約書として作成することをおすすめします。誓約書とは、当事者間で決定した事柄を書面に記録したもので証明書のようなものです。さらに、決定事項に対するペナルティを課すことで、相手が約束を守らなかったときは、その金額を請求することもできるでしょう。たとえば、浮気相手とは2度と会わないと約束し、再び会った場合には違約金の支払いを求めることができます。

とはいえ、あまり過大な違約金を設定しても無効となる可能性もあります。したがって、違約金を決めるときは、相応の金額を設定する必要があるでしょう。誓約書は、手書きでもパソコンで作成したものでも法的効力に違いはありません。

浮気について夫婦で話し合う内容とは?

浮気の話し合いの内容を考える妻

いざ、話し合いを進めようとなった時、考えがまとまらず何から話すべきか混乱してしまう人も少なくないです。すると、夫への怒りが収まらず、無闇に相手を責め立てる言葉ばかり口にしてしまう結果となりかねません。しかし、怒りに任せて相手を追い詰めても、問題解決への道は開けないでしょう。なぜ浮気をしてしまったのか、そして今後どうしていくべきなのか、答えを導き出すには冷静に話し合うことが重要です。そのため、対話の前には話し合う内容をしっかりとまとめておきましょう。

会議にはアジェンダが欠かせないように、夫婦の話し合いも準備を整えておくことでスムーズな対話が成り立つのです。それでは、浮気問題において、話し合うべき内容を確認してみましょう。

浮気の原因

浮気問題を解決し、今後の再発防止に繋げるためには浮気が起きた原因と関係を持った経緯について明らかにする必要があります。どちらから誘って、どちらが応じたのか、また浮気をした理由は何であったのかを夫に確認してみましょう。夫が浮気に至った経緯など、妻にとっては聞きたくない話に違いありません。内容によっては、さらに傷つくことも予想されます。しかし、もしも浮気のキッカケが夫側にあり、そのうえ浮気相手に対して既婚者であることを偽っていた場合は、夫の責任は重大です。そのようなケースでは、相手女性に非がないと判断され、相手に対する慰謝料請求は認められない可能性が高まります。また、浮気をしてしまった原因を確認することは、今後の再発を防ぐ手立てとなるでしょう。

今後の夫婦関係について

話し合いにおいて最も重要なのが、今後の夫婦関係をどうするべきかという点です。浮気をした夫を許せず、関係の解消を望むのか、それとも夫を許し再び夫婦の信頼関係を築いていくのか、自分の気持ちを伝えつつ相手の意向を確認しましょう。今後の関係について、夫婦の希望が一致していれば問題解決に向けた話し合いはまとまりやすいです。しかし、浮気問題における夫婦の話し合いは、意見が別れることも珍しいことではありません。全くの正反対になってしまうと、話し合いは難航するでしょう。とは言え、感情的になれば対話自体が破綻してしまうため、互いの争点を探り、意見を擦り合わせることも大切です。また、離婚を検討している場合は、今後の生活設計や子供がいる家庭であれば親権や養育費についての話し合いも必要となります。

浮気相手との関係について

浮気発覚後も夫婦関係を継続するのであれば、浮気相手との不倫関係を解消することは必須条件です。しかし、浮気をする男性は、離婚は拒むものの浮気相手との関係を断ち切る覚悟ができない人も多いのが実情でしょう。話し合いの時点では関係解消に合意しても、後から家族に隠れて再び連絡を取り合うケースは珍しくないです。そのような状態で夫婦の関係修復を試みても信頼は築けません。夫の不審な行動に苛立ち、夫婦の関係性はさらに悪化するでしょう。

離婚を望まない場合は、浮気相手との関係をしっかりと清算させるよう話し合いを進めます。また、浮気相手との復縁を防ぐためにも誓約書はきちんと作成しましょう。

浮気の再発防止について

夫婦関係の修復を試みるには、浮気相手との関係清算を条件にするだけでなく今後は異性問題を起こさないことも話し合う必要があるでしょう。一度浮気をした男性は、再び浮気を繰り返す可能性が高いと言われています。安定した家庭を持ちながら、無責任にも他の異性と恋愛をする楽しさに病みつきとなる男性は多いです。その快楽が忘れられずに、再び過ちをおかしてしまうのだとか。

浮気相手の女性と別れたとはいえ、それだけで安心することはできません。ほとぼりが冷めた頃に別な異性と浮気をしないとも限らないのですから。したがって、浮気の再発を防ぐためには、夫婦で話し合い、あらかじめ釘を刺しておくことも大切だと言えます。

話し合いに際した注意点

浮気の話し合いで感情的になる妻

夫に浮気をされたという事実について話し合うとき、冷静でいられる女性は少ないでしょう。たとえ証拠を掴み、話し合いに向けた事前の準備が整っていても、怒りが消えたわけではありません。そのため、夫婦の対話や浮気相手を交えた話し合いをしている間に、抑えきれない怒りが込み上げて相手を罵りたくなることもあるでしょう。しかし、相手を刺激してしまうと、話し合いから争いへと発展してしまうことも珍しくないのです。したがって、対話を行うまえには、冷静になれるよう心を落ち着かせる必要があります。

その上で、浮気問題に対する夫の話を聞き、さらには浮気相手の女性と話し合いに臨めば良いのです。ここでは、実際の話し合いで注意すべき項目についてまとめてあります。円滑にことを進めるために、確認してみましょう。

感情的にならない

浮気問題に関する話し合いでは、互いの言い分がぶつかり合い、感情的になってしまうことも珍しくないでしょう。しかし、気持ちが昂った状態で話し合いを行っても冷静な判断はできません。また、感情的になるあまり、無駄に相手を傷つける言葉を口にしてしまう可能性もあります。すると、言われた相手はさらに激昂するため、話し合いどころか暴力行為に発展しかねないのです。

そのような事態に陥ってしまうと、問題は悪化し解決の糸口を見つけることも難しくなるでしょう。したがって、浮気問題の話し合いを出来る限り円滑に進めるには、冷静さを失わず感情的にならないよう臨むことが大切です。

相手に過度な詰問をしない

できる限り冷静に努めていても、話し合いの最中には事実を追い求めて相手を強く問い詰めてしまうことがあります。とくに、浮気の原因や経緯について尋ねるとき、その傾向は強くなるでしょう。しかし、過度な詰問は、相手の反感をかい却って逆効果です。あまり問い詰めると、攻められていると感じた相手が心を閉ざしてしまうこともあります。話し合いの目的は、なるべく希望通りの合意を得ることと、相手に反省を促すことです。その目的を達成するためには、相手の感情を刺激せず話しやすい雰囲気を作ることが求められます。

相手を非難せず、ときには感情に寄り添う姿勢を見せて起きたできごとを振り返るのです。すると、相手も心を開き、反省を促せるでしょう。とはいえ、浮気の被害にあった側が相手に配慮するのは嫌だと感じる人もいるのではないでしょうか? そう感じるのも無理はありません。ただし、相手の感情に寄り添うのはあくまでも話し合いを円滑に進めるための戦略です。相手に主導権を握られないよう、その場を仕切ることを最優先にしてください。

相手の主張を聞く

話し合いを円滑にすすめるポイントとして、相手の主張に耳を傾けることも大切です。起きた事実を全て聞き出すため、相手の話を遮らず、余計な問いかけをしないよう心がけましょう。相手の言い分に反論したい部分があっても、まずは話が終わるまで待つことが大切です。話の途中で問いかけや否定をしてしまうと、相手は非難されたと感じて防衛本能が働きます。その結果、どちらかが感情的になったり、意見が衝突してしまうと話し合いは上手くいきません。話し合いの成果を得るには、聞き手に徹する時間も欠かせないのです。

理路整然と主張を伝える

相手の主張に耳を傾け、ときには感情に寄り添いながら事実を聞き出し、反省を促すことができたら、ここからが本番です。浮気によって受けた精神的苦痛に対して、当事者にはその責任を負ってもらう必要があります。問題解決のために、自分が求める条件について、理路整然と相手に伝えましょう。道理に当てはまる主張であれば、相手に反論の余地はありません。また、主張を伝えるときは感情的にならないよう注意が必要です。

何を言われても怯まない

浮気問題の話し合いでは、感情的になった相手が声を荒げて怒鳴ったり、泣き出したりする可能性もあります。そのような状況では、こちらの感情も揺すぶられ戸惑ってしまうこともあるでしょう。しかし、出来る限り被害者側の要求を通すには、相手にアドバンテージを渡さないこともポイントの一つです。そのため、話し合いの際には、相手に何を言われても怯まない覚悟で臨みましょう。

拗れる場合は第三者を挟む

当事者だけで行う話し合いでは、一方が冷静かつ穏やかな態度で臨んでも相手が頑なに反発すれば話が拗れる場合もあります。そのようなケースでは、こちらの要望が通る見通しも低いため、話し合いを中止して第三者を挟むのもおすすめです。当事者の間に第三者が入ることで、相手も冷静さを取り戻すでしょう。無理に話し合いを進めると、相手の感情が高ぶり暴力的な行為を振るわれる可能性も否めません。そのような事態が起きれば、問題はさらに悪化するばかりです。したがって、冷静な話し合いが出来ない相手だとわかった時は、第三者の介入を検討しましょう。

話し合いのメリットデメリット

浮気についての話し合いのメリットデメリット

ここまで、浮気問題に対する話し合いについて解説してきましたが、それでも話し合いを行う必要性が分からないと感じる人もいるでしょう。たしかに、浮気に気づいていても問題に向き合うことを恐れて話し合いを行わない夫婦もいます。しかし、起きた事実から目を背けると、やがては夫婦の関係性が終わってしまう可能性もあり危険です。

ここでは、浮気問題について夫婦で話し合うことのメリットとデメリットについて解説したいと思います。

話し合いで得られるメリット

浮気をした夫との話し合いで得られるメリットは、浮気の原因や相手女性と関係を持つまでの経緯がわかることです。昨今、夫の浮気発覚はは珍しいことではなくなりました。しかし、浮気に気づいただけでは問題は解決しません。なぜ浮気をしてしまったのか、また浮気相手との関係性はどのような状況なのか、その詳細を知るには浮気をした当事者である夫から話を聞かなければ分からないのです。また、浮気をした夫との関係性について悩んでいる場合は、夫の気持ちを知ることで決断が下せるのではないでしょうか? 

さらに、夫婦の関係性を修復したいと考えている場合は、浮気の原因を知ることが関係修復の鍵となることもあります。そして、相手の女性に慰謝料請求を検討している場合は、相手が夫を既婚者であると認識していたかどうかを確認することもできるのです。話し合いのメリットは、問題解決への糸口が見つかることだと言えるでしょう。

生じる可能性のあるデメリット

一方、浮気をした夫との話し合いで考えられるデメリットは、事態が悪化する可能性もあることです。たとえば、話し合いを行う中でお互いに感情的になってしまうと冷静な判断が下せなくなります。その結果、夫婦の意見が対立し修復不能な関係になってしまう恐れがあるのです。また、証拠をそろえずに話し合いを行うと、浮気を否定されて問題がうやむやとなってしまう可能性もあります。したがって、話し合いを行う時は、冷静な対応を心がけることと確実な証拠を事前に用意しておくことが肝心だと言えるでしょう。

浮気発覚後の対処法とは?

専門家に相談する女性

浮気の発覚直後は夫への怒りで話し合いなど到底できないと感じるかもしれません。しかし、問題を解決するにあたって、話し合いの必要性はご理解いただけたのではないでしょうか? ここからは、浮気に気づいた時の対処法についてご紹介しましょう。夫の浮気発覚という状況は、最も信頼する人物に裏切られたことを意味します。その衝撃は、想像するよりも大きく誰の心にも悲しみや混乱をもたらすでしょう。

でも、生きていくには絶望してばかりいられません。夫の裏切りにショックを受けても、問題を解決するためには先に進まなくてはならないのです。それでは、浮気問題に対する解決策を確認してみましょう。

まずは夫の行動を静観する

夫の浮気に気づいた時、事実を確かめようと本人を問い詰めてしまう女性もいます。確かに、起きた事象の真相は当事者である夫から話を聞くのが1番かもしれません。しかし、確実な証拠がない状態で夫に浮気の有無を問い正しても素直に認める確率は低いです。むしろ、証拠がないのを良いことに、浮気を否定する確率の方が高いでしょう。その場合、話をうやむやにされた上、夫の警戒心を高めてしまいます。

妻に秘密がバレていると知った夫は、浮気の痕跡を残さなくり、事実を確認する手立てを失う結果となりかねません。確実な証拠がない状態で浮気が発覚した時は、まずは夫の行動を静観することです。そして、おかしな点があれば、メモに記録しておくと良いでしょう。夫の行動記録は、のちの浮気調査に活用できます。

浮気の証拠を探す

浮気問題の解決にあたって、証拠は必要不可欠なものです。そのため、浮気が発覚したときは、速やかに証拠となりそうな物を探しましょう。身近な物では、夫が利用した飲食店やホテルのレシートなどは浮気の裏付けとなる可能性も高いです。ただし前述のとおり、法的に有効な証拠となると浮気相手との肉体関係を示すものに限られます。夫と浮気相手がラブホテルに入退店する写真があれば、明らかに浮気だと断定できるでしょう。

浮気相手の人物特定をする

浮気の被害にあった側には、当事者である夫と浮気相手の2人に対して慰謝料の請求をする権利があります。請求は、どちらか一方だけでも構いません。しかし、夫婦の関係性を継続するのであれば、慰謝料請求は相手女性にのみ行うのが一般的です。その場合は、浮気相手の人物が特定できていないと請求もできません。また、不倫関係の解消を求める場合も、相手が誰だか分からなければ約束を取り付けることができなくなります。したがって、浮気がわかった時は、浮気相手の人物特定を必ず行いましょう。

慰謝料請求を行う

浮気相手の女性が夫を既婚者と知りながら関係を持っていた場合は、慰謝料請求を行うことが社会的制裁としても有効です。相手の女性に対して、慰謝料を請求する旨を伝えましょう。手段としては、直接相手に連絡する方法か、内容証明郵便を送る方法、また弁護士に依頼する方法などがあります。一般的には、直接連絡をして話し合う方法か、内容証明郵便を送付する方法が多く利用されているようです。

それでも解決に至らない場合は、弁護士に相談するのが良いでしょう。ただし、相手の女性も既婚者だった場合には、同じように慰謝料を請求されるので相殺となってしまいます。このため、既婚者同士のダブル不倫では慰謝料請求を行わないことが多いようです。

浮気相手に誓約書を書かせる

夫が浮気相手の女性と別れることを決断した場合、浮気相手の女性にも関係解消の証として誓約書を書かせます。また、再発防止のため2度と合わないことを約束させたうえで、違反した場合の罰則も設定しましょう。これで浮気問題の解決となります。

困った時に頼れる専門家

  1. 探偵事務所

    夫の浮気は、家庭内の問題ですが、他人の手を借りずに1人で解決するのは困難です。なかでも、夫と浮気相手の肉体関係を示す証拠を確保するのは最も難しいことだと言えるでしょう。不貞行為の証拠をつかむには、尾行や張り込みなどの専門的な調査が欠かせません。したがって、証拠の確保に困ったときは、探偵事務所に調査依頼するのもおすすめです。

    探偵事務所では、経験豊富な調査員が証拠の確保に励みます。また、浮気調査も多数取り扱っていることから、相談員による的確なアドバイスを受けることができるのです。証拠確保や浮気相手の人物特定に悩んだときは、調査の専門家に相談しましょう。

  2. 弁護士

    慰謝料請求や離婚請求は、相手が要求に応じず話が一向に進まないことも多いです。また、相手が狡猾な手口で攻めてきた場合は、浮気の被害にあった側が不利な立場に追いやられる可能性もあります。そのような事態となってしまったら、迷わずに弁護士に相談するのが得策です。慰謝料や離婚の請求は、相手が素直に話し合いに応じれば当事者間だけで問題解決する方が早期に決着がつくと言われています。話し合いが上手く行かない時は、浮気問題の専門家である弁護士に相談してみましょう。

  3. 夫婦カウンセラー

    夫の浮気発覚後も夫婦関係を継続していく場合は、関係を修復していく必要があるでしょう。しかし、互いに協力し合っても上手く関係改善が望めない場合には、夫婦問題のカウンセリングを専門としている夫婦カウンセラーに相談するのもおすすめです。夫婦カウンセラーは、あらゆる夫婦間の悩みに対応しているため、これまでの経験から的確なアドバイスを受けられるでしょう。

まとめ

夫婦にとって、浮気は最も深刻な問題であり家庭崩壊の恐れをなすできごとです。そのような事態を防ぐためには真摯に向き合うことが求められます。その方法の一つが夫婦の対話です。話し合いを通じて互いの感情を知れば、問題が起きてしまった要因を明らかにすることができるのですから。一度壊れてしまった信頼を取り戻すのは、簡単なことではありません。しかし、再発防止に努めながら夫婦で協力をし合えば、再び信頼関係は築けるでしょう。

話し合いを冷静にすすめられるかどうかは、証拠の有無が鍵を握ります。浮気調査によって確かな証拠を得たい場合は、当サイトの探偵事務所紹介サービスをご活用ください。